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肛門「何者だ！」
ウンコ「オナラです」
肛門「よし通れ！」
概要
肛門から屁を出そうとしたところ、誤って便を出してしまう状況を擬人化した文章。初出はおそらく、匿名掲示板の2ちゃんねる（現：5ちゃんねる）のニュース速報板である。2011年に作られたスレッド
の>>22に書き込まれている。肛門のザル警備っぷりに笑ってしまった人も多かったようだ。
この「屁と一緒に便を出す」現象には「ファイナルブラスト現象」という名前がついている。日本うんこ学会の石井洋介氏によって命名された。ファイナルフラッシュではない。
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https://twitter.com/unkogakkai/status/914869044674674690
原因
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おそらく、人によって原因が違うと思われる。医学的には「便失禁」の一種になる。便失禁経験者の約43%が「おならをした時」に便失禁が発生したと回答している[1]。
ファイナルブラスト現象がどの世代に多いかのデータはないが、便失禁のうち少量の便が漏れる「ちょいもれ便」の場合、男性にやや多く、世代を問わず発生している[2]。
ファイナルブラスト現象の原因
加齢[3]
ファイナルブラスト現象を命名した石井洋介氏によると、直腸にこびりついた便がうまく排出できないためであるとされる。その残った便が、おならを出そうとしたときに、一緒に出てきてしまうということである。これは加齢によって肛門括約筋の力が衰えることで発生しやすくなる。
赤ちゃんの場合[4]
かずえキッズクリニック院長の川上一恵氏によると、赤ちゃんの場合は屁と便が一緒に出るのはよくあることとされている。腸内のガスが増えたり、食べたものを消化しきれなくなったりすることで発生する。
便失禁の原因[5]
ファイナルブラスト現象の原因として書かれた資料は見つからないが、便失禁の原因についても参考までに掲載する。ファイナルブラスト現象とどの程度関係するかは現時点では不明なので注意。
過敏性腸症候群（IBS）
過敏性腸症候群とは、ストレスなどで下痢症状が続く病気のこと。若い人、特に女性に多いとされる。直腸の知覚過敏によって過剰な便意を催し、我慢できなくなってしまうことで便失禁が発生する。
手術・ケガ・出産
手術やケガ、自然分娩による出産などで肛門括約筋や脊髄・神経などが損傷すると、肛門括約筋が上手く機能しなくなり、便失禁が発生する。
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
肛門「ええい、騒ぐな！お館様は電車にご乗車中である！控え居ろう！」
うんこ「拙者とて直腸まで参って居るのだ！ご乗車中とあらばお降り願え！」
肛門「ううむ。…待っておれ！」
肛門「今は静かにしておりますが、どうやら押し通ることも辞さぬ構え。いかがいたしましょう？」
骨盤神経「ほーォ、うんこの奴がな…。ふん。お館様には伝えておく故、もうしばらく待たせておけ」
大脳「はて、何やら下の方が騒がしいようだが…？」
大脳「何、便意だと。扨て困ったことだ。あと二駅なのだが…降りる必要があるか？」
脊椎「いえ、それには及びますまい。そのような大事であるとは思えませぬ故」
大脳「そうか、うむ」
肛門「お館様への取次ぎは済んで居る。暫し待て」
肛門「何を……貴様、そのような事を言ったとて、ここを通す訳には行かぬ事くらい承知して居ろうが」
うんこ「ああ、そうだ。そうだな…」
うんこ「……！」
肛門「何者だ！」
肛門「よし、通れ！」
脚注
- *ユニ・チャーム「ユニ・チャーム、「便もれ」実態の調査を20,000人に実施 「ちょいもれ便」、5人に1人が経験 経験者の47％が何らかの対処で工夫している」（2017/05/22）
- *同上
- *和才雄一郎・石井洋介「オナラだと思って放出したら「ウンコが漏れている」のはなぜなのか？ 医師に聞いてみた」（ロケットニュース24、2018/05/28）
- *川上一恵「たにちゃん★『おならのたびにうんちが出る』への回答」（花王「メリーズ 赤ちゃんとママ・パパのための情報 赤ちゃん相談室 うんちの気がかり」
- *メドトロニック「おしりの健康 便失禁は年齢のせいと、あきらめていませんか？」
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