ウヴァとは、特撮作品「仮面ライダーオーズ/OOO」に登場する幹部系の怪人である。
演:山田悠介
昆虫をモチーフとしており、使役する部下の怪人も昆虫モチーフ。
俺の概要だ。その欲望で知識を伸ばせ!
作品中の敵『グリード』では代表的な存在と言える。意識のコアはクワガア・コアの一つに宿っている。
右手だけに鉤爪がある以外に目立った武器はないが、角から電撃を発生させることができる。
爪の武器だけで戦闘能力を見ればカザリの劣化………ゲフンゲフン!
唯一メダガブリューのクリーンヒットに耐えるなど、完全復活した時の戦闘能力の高さは侮れないものがある。
人間体は、公式では優男風と言われているが、基本的にチンピラ系統に見えるキャラである。
実際、屋敷戦ではチンピラとしか思えないセリフを吐いたりしているが、この状態で子供に対して優しい言葉をかけるなど、一応公式設定通りの外見を生かした行動も見せる。
性格はどっちかというと短絡的で、詰めが甘い。怪人・人間ともにその性格から攻撃的な表情や行動を起こす。また、何かを叩いてリズムを取る癖があるが、どういった意味があるかは不明。
一方で妙に臆病なところがあり、その行動の割に度々怯えたような行動を取ることが多いのも特徴の一つ。
ガメルとメズールを復活させる前、力関係の逆転を恐れて二人のメダルからこっそり少し抜いて(しかも誰もいないのにキョロキョロと周囲を見渡す)みたり。完全態になるキッカケを得た時も、戦いの最中に建物の影でコソコソしたり…。
しかし策を弄するという展開も決して少なくない。闇金融を使い(通称ヤミー金融)セルメダルを収集し、地道に稼いだセルでパワーアップしてオーズをちょっと圧倒したこともあった。
ただ基本的には策を弄してもアンクやカザリに看破され、むしろその作戦を利用されてしまうこともよくある。
最初の四グリードの中ではただ一人、紫メダルの関連者によって直接的にコアを破壊されなかった。
が、メダルの器にされたことで暴走してしまい、あげく意思を失ったままタジャドルのギガスキャンによって生まれた空間の中に引き込まれ、消滅の感慨もないままにメダルを砕かれ消滅した。
つまり、アンクのタカメダル以外はみんな消えているため、暴走の苦しみと戦いながら誰とも知れない助けを求めて手を伸ばしたシーンが彼の最期のシーンになってしまった。
「ウヴァさん」と呼ばれていることを始め、視聴者からは「ビビリ」「ヘタレ」「小物」など……ネタ的な意味で人気を得ている感が否めないが、モチーフが昆虫という正統派モチーフということもあり、その姿はどことなくダークライダーなデザインを彷彿させることからデザイン的な人気も高いことを忘れてはいけない。
また、片や人間の身体を乗っ取ったが故に(人間と接してきた事もあるが)グリードでありながら人間臭くなったアンクと違い、純正なグリードでありながら人間の欲望の多様性に着目し、地道にセルメダルを稼ぐ現代社会への順応性の高さとメズールやガメルを復活させる際にメダルを抜き取っておく小物臭さや完全体による暴走を恐れる(身の丈以上の欲望を恐れて拒否する)余りに必要以上のメダルを求めないカザリ以上の慎重さ(臆病さ)など、アンクと背景・方向性は違えども、人間臭さを持ったグリードらしからぬグリードと言えるかもしれない。
事実、グリードと言えば常に満たされない欲望に執着する存在であるが、ウヴァが完全態になって以降、それに執着するような描写はなかった。(というか超急展開だったのでそういう場面を見せる余裕が…)
強いて言うなら上記を踏まえて考えると「生存欲」があげられる。が、それでいて戦わなくてもいいオーズやバースに積極的に攻撃を挑むなど、余計なことをやって結果として墓穴を掘ってしまう結末となった。
だが「その欲望、開放しろ」等の名言などにある通り、メダル集めに執着する姿を始め、基本的にはグリードの代表的なキャラであることに変わりはない。
両極端な個性を持つからこそ、 彼はこれほどにまで愛されたのかもしれない。
関連動画を貼って、動画が消されたら困るからな…少し抜いておくか
俺の関連静画を勝手に使うな!
やめてくれ……か、関連項目、助けてくれ…!
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