エイリアとは、ロックマンXシリーズに登場する人物である。
概要
イレギュラーハンター本部に勤めるオペレーターであり、ステージ・ボスの情報を伝えることでエックス達の戦いをサポートしている。
元はレプリロイド工学の一研究員であったが、その能力を買われイレギュラーハンターに引き抜かれたという設定があり、その能力は不完全ながらもDr.ライト製のエックス専用パワーアップパーツを復元できる程。
エイリア自身に罪はないものの、スピード感のある戦闘が売りの本シリーズにおいて強制的にプレイが止められて解説を聴かされるというX5のシステムは評判が悪く、エイリアに対する評価は(X5時点では)あまり高くなかった。
しかしシリーズが進む中でオペレートのシステムが改善され、またエイリアのキャラが掘り下げられたことによって事実上のロックマンXシリーズ後期のヒロインポジションを確立した。
「ロックマンXシリーズのヒロインは?」と聞かれてマーティ、アイリス、エイリアのどれを答えるかによって世代が分かる…かもしれない。
ロックマンX5
デビュー作。
前述の通り、プレイを強制的に止めてオペレートが入るため正直鬱陶しい。ボイスも一切ない。
性格についても、シグナスから『相変わらず「夢」がないな・・・エイリア』と言われ、『夢・・・興味ないわ・・・レプリロイドがどうやって?』と返す等、ドライな一面も見られた。
非戦闘要員、ストーリー面でも特定のキャラクター間でも特にこれといった関わりがない、そもそも発言の機会もあまり多くないなど、(ゼロ選択時のみだか)前作ヒロインとして登場したアイリスに続く女性キャラでありながら非常に地味な存在だった。
ロックマンX6
(ムービー時限定だが)ボイスが付いた。
また、本作の敵であるゲイトが元同僚であることから、ストーリー面での出番が大幅に増えた。
彼女の過去が語られるなど、キャラの掘り下げも行われた。
本作の8大ボスの中には、上司の命令によって過去に彼女が処分したレプリロイドもいるため、エックスらの出撃に対して複雑な心境を抱く場面も見られる。
空気気味だったデビュー作から一転、エックスらとの関わりも増え、様々な表情の描写がなされたこの作品からヒロインのようなポジションになった。
ちなみに前作のオペレーターシステムが不評だったためか、今回はステージ攻略中にエイリアの通信を受けるかどうかは任意となっている。
また、 エンディングでブリザード・ヴォルファング、ブレイズ・ヒートニックスと組んでED曲「I.D.E.A. 〜僕は毎日、夢を見る〜」を歌っている。
ちなみに前作で初登場した仲間のうちライフセーバーがリストラされている。
ロックマンX7
本作のメインは新主人公「アクセル」にあるため、前作ほど登場機会は多くない。当然ながら出番は大幅に減った。
かと言ってX5ほど空気というわけでもない。一応、全エンディングにも出てくるし。
ちなみに、前作同様ステージ攻略中にエイリアからの通信を受け取るかどうかは任意なのだが、受け取らない場合「聞こえる?エックス?」というボイスが延々流される。受け取らずに同じ場所に留まり続けていると、人によっては非常に鬱陶しく感じることも。通信自体をオフに設定することもまだ出来ない。
ちなみに前前作で初登場した仲間のうちダグラスがリストラされている。
ロックマンX8
「アーマーが新調された」とのことでデザインが一新され、髪の毛がショートカットからセミロングに変更された他、スタイルも良くなり、より人間の女性に近い容姿になった。ちなみに、この変更はキャラクターデザインを行ったスタッフの趣味とのこと。けしからん、もっとやれ。
オペレーターも新たにレイヤー・パレットという全く違うタイプの2人が追加され、イベントも含めオペレーターの出番そのものが増えた。前作からのお子様キャラのアクセルに加えて後輩オペレーター2人が増えたためか、より「お姉さん」のような印象が増した。
また、出撃時にオペレーターを3人の中から選ぶ(オペレーター無しも可)システムに変更されており、完成度の高いシステムとして評価が高い。
しかし、なんといってもX8で特筆すべきは、エイリアが操作キャラとして使えるようになったことである。
「エイリアバスター」を購入することで使えるようになる隠しキャラであり、性能は劣化エックスといったところである。操作キャラとして使った際にはエイリアのはっちゃけた意外な一面を見ることができる。
ライドアーマーに乗った時の彼女の反応は、ファンなら必見。
ちなみに、オペレーターとして選択する時と操作キャラとして選択する時、それぞれエックス達と同様に3Dグラフィックで全身が表示されるようになった。しかも前者が座り姿で後者が立ち姿と、違うグラフィックが用意されている。
関連動画
関連静画
関連項目
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