エキスポシャトルとは、JR東海と愛知環状鉄道が2005年に設定していた種別である。愛知万博開催期間中のダイヤで定期列車として設定されていた。
概要
愛知万博アクセスの列車として、輸送力がやや低い地下鉄東山線へのアクセス集中を緩和するために名古屋~万博八草(現在の八草)間を中央線・愛知環状線経由で運転していた列車である。万博八草駅でリニモやシャトルバスに接続していた。
全列車、愛知環状線内ノンストップ(ただし、運転停車はあった)。名古屋~高蔵寺間各駅停車の「エキスポシャトル」と大曽根~高蔵寺間ノンストップの「快速エキスポシャトル」の2種類が設定されていた。
なお、この列車運転のために愛知環状鉄道では万博八草駅改良と一部複線化、中央線直通化工事を実施した。
運転状況
混雑が予想されたため、全列車ロングシートの211系5000番台で運転(定期列車)。開催前後は7両、開催期間中は10両で約20分間隔(うち快速は朝の万博八草行全てと日中各方向1時間おきに設定)で運転されていた。
しかし、万博が大人気で予想以上の混雑(シャトル運転前の愛環線4両が首都圏通勤ラッシュ並の混雑になったほど)になったため、大型連休・夏休みを中心に急遽臨時エキスポシャトルを運転。中には113系10両で運転された便もあり、車両不足で静岡から貸し出された113系が使用されたこともあった。
万博終了後のダイヤ改正でエキスポシャトルは予定通り廃止されたが、これがきっかけで中央線~愛知環状線直通列車が日中1時間おきと平日朝夜に設定されるようになった。
関連動画
関連項目
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