エクシーガ(EXIGA)とは、富士重工業(スバル)が製造・販売する乗用車である。
概要
スバルにおける多人数乗り車はかつてドミンゴ、トラヴィックが存在したが、ドミンゴはサンバーの排気量拡大版、トラヴィックは初代オペル・ザフィーラのOEMであり、現在は共に販売中止となっている。
そこで、新たに自社開発されたのがエクシーガである。
いわゆるミニバンに分類されるが、4代目(BP型)レガシィにどことなく似た外観に加え、広告等においては一貫して「多人数乗り車」と表現している。他にも、全グレード四輪独立懸架を採用するほか、最上位グレードとして伝家の宝刀EJ20ターボエンジンを搭載した「GT」を設定するなど、スバルの”走り”に対するこだわりが垣間見える。
「7シーターパノラマツーリング」をコンセプトに、フロントシートからサードシートまでの着座位置を徐々に高くすることですべての席での見晴らしを良くした「シアターシートレイアウト」を採用。また、セカンドシート頭上までを覆う開口部を確保することですべての席で開放感を味わえるようにした「パノラミック・ガラスルーフ」が設定された。
しかし、スバルのやる気に反して販売面では苦戦。世間一般のミニバン購入層からは、スバルが拘った走行性能よりも、「スライドドアじゃない」「3列目が狭い」といったネガティブ面による低評価の影響が大きかった。水平対向エンジンを積むが故のフロントオーバーハングの長さや、縦置きエンジンによるボンネット長も、ミニバンユーザーとは相いれなかった。
その影響を受け、2015年のマイナーチェンジにて、「エクシーガ クロスオーバー7」とミニバンからクロスオーバーSUVへと転身。
スバル自身がレガシィグランドワゴン(後のアウトバック)やフォレスターで切り拓いてきたクロスオーバー車種として、再起を図ることとなった。
名称は、スバルが提案する多人数乗り車の特徴である”EXCITING(心躍る)”と”ACTIVE(活動的な)”の意味を込めた造語である。
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関連項目
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