エクスカリバー(Excalibur)とはアーサー王伝説に登場する武器である。
概要
出典はイギリスの『アーサー王伝説』(アーサー王物語)。詳細はWikipediaとかの方が詳しい。
かつてブリテンに君臨した王、アーサーの所持した剣であり、伝説の武器として引用される中でも最も有名な武器の一つ。
片刃剣であるとも両刃剣であるとも、アーサー王の所持した剣は2種類あるとも云われる。もともと、アーサー王の所持した剣に関しては『ブリタニア列王史』にカリバーンという一本の剣が記されていた。この剣に、フランスの吟遊詩人たちの物語をはじめ、後世に様々な伝説が加えられた結果、エクスカリバーという、多くの逸話をもつ剣が伝承として伝えられることになった。
そのため、別々の人が考えた「岩に刺さった王者の剣を抜く」「使っていた剣が折れてしまう」という後付設定がひとつの物語として統合されたときに、「アーサー王の剣が2種類存在する」という混乱が生じている。
- 1つは「この剣を引き抜きしものは王たる資格を持つものなり」と銘された台座からアーサーが引き抜いて王となったというもの。こちらは単にアーサーの剣あるいは王者の剣と呼ばれ、エクスカリバーとは違う剣として区別されることがある。16歳のアーサー王はこれを引き抜き、ブリテン(後のイングランド)の王となった。もともとはアーサー王の父王ペンドラゴンの所持する剣であった。
- もう1つは上記の剣が折れたのち、魔法使いマーリンまたは湖の精霊によって与えられた新たな剣である。ケルト神話を根底に持つアーサー王の伝説や、それを基にした物語ではこちらがエクスカリバーとされることが多い。剣本体もさることながら、鞘に与えられた「あらゆる傷を癒し、災いを退ける力」が非常に強力であり、アーサー王の栄華を助けた。しかし、アーサー王が策謀によってこの鞘を失ってしまうことが、配下たる円卓の騎士の反乱とそれにつづくアーサー王の没落、そして死をもたらした。そのあとエクスカリバーは湖(あるいは王の墓所)に移され、予言されたアーサー王の復活を待ち続けているという。
ゲーム・漫画などサブカルチャーでの扱い
原典であるアーサー王伝説が世界の神話・伝承の中でも知名度が高いため、サブカルチャー関連ではしょっちゅう使われている。原典の設定をオマージュ・再現したものもあれば、原型を留めぬまでに改変されたものまでよりどりみどり。
・一文字違うだけのパチモノがある。
・後ろに何かついてる。「II」とか「MK4」とか。
・個性的な別名がある(例…「貪るもの」「約束された勝利の剣」)。
・刺さったまんま抜けないので鈍器として使う。
・なぜか睡眠属性持ち。
・子持ち。
・声が子安。
・手刀。
・風の魔法。
・レーザーぶっぱなす兵器。
・ロボットに可変する戦闘機。
・見せておくれよ、股間のエクスカリバーを!
・モンスターの名前。
・宇宙ニンジャが着る強化外骨格。
等。多分他にもまだある。なんとまあいろんなエクスカリバーがあるもんだ。
関連商品
関連項目
- 7
- 0pt