エクステンドTVとは、ノンストップ残機サバイバルRPG『ザンキゼロ』に登場するアニメ番組である。
概要
ゲームの舞台となるガレキ島や漂流廃墟の各所に複数置いてあるレトロなテレビ、そこから映し出される謎のアニメ番組であり、いわゆる「劇中劇」に入る。
人類が滅亡し文明も崩壊した本作において唯一の生き残りであるクローン人間・主人公達8人のサバイバル生活をサポートする内容なのだが、一体誰がどんな目的で製作したのかがわからない、テレビには電源すら繋がっていない。
どこかから電波を受信しているのか、はたまた別の方法なのか、その正体は一切不明である。
その上、番組はいつでも視聴ができるという物でもなく、毎回狙ったかのようなタイミングでテレビの画面上に番組が映し出されるので胡散臭さMAX。
主人公達に目標を提示するのはこのアニメ番組であり、冒険の舞台となる漂流廃墟では番組を見る事でシナリオも進んでいく。
番組名にある「エクステンド」も主人公達の死と再生を繰り返しながらするサバイバル生活にちなんだ物であると見られ、番組は作中の鍵ともなる重要な要素である。
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番組内容
基本的に番組アシスタントとMCであるアニメキャラクター2人による、クローン人間(主人公達8人)に対してのナビゲーションが行われる。
何故かレトロチックな作風であり、画面は白黒でブラウン管テレビ特有の走査線も合わさってかなり時代を感じさせる代物となっている。
ただし、かなりの低予算で製作されているのかキャラもほぼ動かない、アニメというよりほぼ電子紙芝居なのだが…。正直このアニメに匹敵するレベル。
番組の開始はアニメキャラクターによる「よいこのみんな!エクステンドTVの時間だよー!!」の掛け声によって必ず行われる。
番組の終了は「人類の明るいミライを照らしましょう!バイバーイ!」の掛け声によってほぼ行われる。(これに当てはまらないパターンもある)
原理は不明だがアニメキャラクターは主人公達8人の存在を認知している上に彼らを煽るような言動を繰り返すため、主人公達にとってかなり気味の悪い存在となっている………が、同時に下ネタやネットスラング含む細かすぎるパロネタ、普通(?)の日常会話からコロシアイといった、ただの漫才が繰り広げられるためプレイヤーは楽しめるはず…多分…。
なお、番組が映し出される場所によって内容が細かく変わるため、後述する。
ガレキ島では
クローン人間である主人公達8人の拠点となるガレキ島中央のガレージ、そこに配置されているテレビに映し出される番組内容は毎回細かく異なる。
主に「人類が滅亡し文明も崩壊した世界」の現状やそれを打破するための解説がアニメキャラクターによって行われ、それに伴った主人公達へのミッションを課すといった物。
(例:文明を持った人間として最低限の生活をするためにトイレを拠点に設置するetc…)
また、クローン人間再生のために造られたエクステンドマシン、その機能を拡張できるパーツを探すミッションを課す事がある。
なお、パーツはガレキ島周辺に何故か漂流してくる各廃墟の最深部まで行かないと手に入らない。
廃墟の探索を終え入手したパーツをエクステンドマシンに組み込む事で、新たな漂流廃墟が出現し、再び番組がそれに伴う新たなミッションを課す、という大まかな流れを繰り返す。真面目そうな内容に見えるがやってる事はただの漫才なのは変わらない。
漂流廃墟では
冒険の舞台となる漂流廃墟では各エリアにテレビが複数配置してあり、主人公達が近づく事で番組が始まる。上述した通り番組を順番に見る事でゲームのシナリオが進む。
番組の開始と終了はガレキ島の物とほぼ同じようにアニメキャラクターによる漫才が繰り広げられる事が多い。
相違点としては彼らが「頑張って発掘した」という設定で主人公達クローン人間の過去を映したビデオテープ映像(通称"攻略ビデオ")をパート分けし、一コーナーとして流す点がある。
(主人公の一人である日暮ハルトの場合、「"怠惰"の編集者」という肩書に合わせて「怠惰その1 初めての...」というタイトルが最初に付けられる)
攻略ビデオの映像は打って変わって白黒からカラーとなり、切り絵による劇メーションチックな映像が展開される。
映像内の物語は全て主人公達の過去の忌まわしき事実を再現した物で、いずれもトラウマを抉ったり、仲間同士の不信感を強めるような物ばかり。
しかし物語自体はその漂流廃墟最深部にいるボスの正体や攻略に繋がるヒントにもなっており、主人公達が過去の因縁とどう向き合い、如何にボスに立ち向かうかという部分にも繋がってくるため、それもこのゲームの見所である。バトルシステム的には知ってても知らなくても難易度は変わらないから攻略ビデオとして機能してるかは怪しいけど。
かなりエグい物語であると同時に主人公達の内面を深掘りする内容でもあるため、一見の価値あり。
主な登場キャラクター
攻略ビデオの登場キャラを含めるとキリがないので、エクステンドTVに登場するメインキャラのみ記載。
CVには、ベテラン声優である中尾隆聖&野沢雅子という『ドラゴンボール』を意識したかのような組み合わせが採用されており、低予算アニメなのに非常に豪華である。要するに同スタッフによる『ダンガンロンパシリーズ』のモノクマポジション。
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テラシマ ショウ
番組のアシスタントを務める小学生の少年。声とビジュアルのギャップが凄まじい。ていうかどこかで見たビジュアルだが関連性は不明。
アシスタントとは言うものの、ボケ役に徹しているのでほとんど活躍できていない。
さらに攻略ビデオをムフフなビデオと勘違いして勝手に舞い上がったり、下ネタトークを頻繁にするのでむしろ番組の進行を妨げている。ちなみに会話内容から主に熟女物が好みだと思われる、小…学生…?
ただし、番組内でたまに飛んでくるギロチンを分身して回避したりするので中の人繋がりで戦闘力は高いのかもしれない。なお、その能力を持ってミライを助ける事は別にない。
番組のキャッチコピーである「人類の明るいミライを"照らしましょう"」とかけた名前だと思われるが実は…?
ミライ
番組のMCを務めるマスコットの雌羊。「クローン」が重要な要素となる本作であるため、世界初の哺乳類の体細胞クローンが雌羊だという事実をモチーフにしたのだと思われる。ビデオテープの発掘や中の人と相方のモチーフ(キチアニメ)繋がりでコイツとの関連性も噂されているが推測の域を出ない。
相方と違い、番組の主旨に沿って丁寧に主人公達をサポートしてくれる。「だメェ~(駄目~)」が口癖。
ただし、ショウのボケに振り回されたり、ギロチンで毎回首を飛ばされるなどツッコミ役として苦労が絶えない。クローン人間である主人公達と同じようにペケ字キーを付けているようなので、死んでも一応復活はできるが…。
名前は番組のキャッチコピーである「人類の明るい"ミライ"を照らしましょう」から取られていると思われる。
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