エスティニアンとは、FF14の登場人物である。
概要
拡張ディスク第一弾『蒼天のイシュガルド』のキーパーソンの一人。
プレイヤーからは「ニャン」の愛称で親しまれている。
イシュガルドで最も優れた竜騎士を示す称号「蒼の竜騎士」の当代。
建国の英雄にして初代蒼の竜騎士・征竜将ハルドラスの再来と称される腕前を誇り、『屠龍のエスティニアン』の異名を持つ。
フルネームは『エスティニアン・ヴァーリノ』。長らく謎のままだったが、『暁月のフィナーレ』冒頭にて判明した。
クルザスの一地方・ファーンデールに生まれ、羊飼いの両親のもと、弟アミニャンと共に成長する。
しかし彼が放牧の為に出かけた後、村が邪竜ニーズヘッグの襲撃を受け、両親と弟が死亡。ただ一人生き残ったエスティニアンは、異変を察知して駆けつけた先代「蒼の竜騎士」アルベリクにより保護され、後に弟子となった。
家族を理不尽に奪われた怒りと憎しみを胸に、復讐の為に槍を取った。神殿騎士団に所属してがむしゃらに腕を磨く中、同じ部隊に所属していたアイメリクと共にドラゴンを仕留め、以後友誼を結ぶ事となる。
初出は『新生エオルゼア』における竜騎士のジョブクエストに登場したNPCだった。
復活の兆しを見せる邪竜ニーズヘッグをおびき出す為、至宝『竜の眼』を教皇庁から持ち出し、追われる身となりながらもニーズヘッグをおびき寄せようとした。
エスティニアンの黒歴史である。あまり触れてあげないで欲しい。
『蒼天のイシュガルド』のシナリオを決める段階で、「イシュガルドで竜と人の戦いをするならメインで出さないわけにはいかないだろう」ということでメインキャラに昇格。
光の戦士、アルフィノ、エスティニアン、イゼルと、それぞれ立場も考えも異なる四人が、時に対立し、時に認識を改めながら辿った旅路は『蒼天のイシュガルド』の魅力の1つとなっている。
竜詩戦争を止める為の旅において、光の戦士の強さや人柄を認めて『相棒』と呼ぶようになる。
また理想を追うアルフィノに対し、厳しく現実を突きつける一方、今は亡き弟を思い出して放っておけないとして、その背を押して見守ったりと、兄貴分としての役割も担う。アルフィノからも強く尊敬されており、兄のように思われている。
イゼルとは立場や思想の違いから反発する事が多く、「氷女」呼ばわりするほどだった。しかし竜詩戦争の真実を知って一度は心折れたイゼルが再起した時にはその強さを認め、彼女が光の戦士一行を守り命を落とした時には「さらばだ、氷の巫女」と告げ、その最期を見送った。
後に「追憶行」としてクルザスを旅した光の戦士は、イゼルが命を落とした地に死者を悼むニメーヤリリーの花束が置かれているのを見て、誰がそれをしたのかを悟る。
竜騎士ということもあって、FF4カインのオマージュがかなり強く反映されているキャラクター。
ジョブクエを含めると作中でニーズヘッグに2回操られて裏切ったり、「大丈夫だ、俺は正気だ」と言ったり、リューサン竜騎士というジョブのミームを体現するような男。
『蒼天のイシュガルド』終盤で使命をやり遂げた安堵のスキを突かれ、「竜の眼」に宿るニーズヘッグの怨念に取り込まれてしまうが、光の戦士とアルフィノの献身によって救い出された。
その中でニーズヘッグの力をその身に宿すことになり、かの竜の血を浴びた槍に同じ名を与え、人知を越えた力を持つようになった。また愛する妹ラタトスクが自分の失言が原因で殺され、自責から狂うしかなかったニーズヘッグの心情を理解し、家族を殺された自分と同じだった事を悼む。
竜詩戦争以降は竜と人の架け橋の役割を担うことになり、「竜を狩る者」は「竜を駆る者」へと変わっていく。
そんな経歴もあってか、作中NPCでもゼノス・イェー・ガルヴァスと並び最強格である。
地形を変える威力のある大口径キャノン砲を一撃で破壊し、プロトタイプのウェポンを単身で撃破するなど、その強さの描写には枚挙に暇がない。
「紅蓮」以降NPC操作をする場面がたびたびあるが、その中でもエスティニアンだけが違うゲームのキャラかのように強さがバグっている。リキャ6sのスターダイバーとかヒカセンの竜騎士にもください。
「蒼天秘話」「紅蓮秘話」「漆黒秘話」では皆勤賞。しかし「黎明秘話」では惜しくも出番がなかった。
『暁月のフィナーレ』では、改めて「暁の血盟」に正式に雇われ、一行の旅に同道する。
アルフィノからは長らく敬意をこめて「エスティニアン殿」と呼ばれていたが、「どうにも距離を置かれている気がする」とした事で、呼び捨ておよび対等な立場となった。
暁のメンバーと共にIDを攻略できる「フェイス」のメンバーに新しく追加。久しぶりにその勇姿を披露することとなった。
皮肉屋で毒舌の現実主義者。歯に衣着せぬ物言いをする為、反感を買いやすい性格をしている。
だが決して悪人なわけではなく、三枚目なところもあるので憎めない。
パッチ5.5では初対面のアリゼーをアルフィノと見間違えた上に「随分とたくましい顔つきになったな」と言って頭をわしゃわしゃするという距離感ゼロ&女の子に対して失礼にも程があるやらかしフルコンボをかまし、多くのヒカセンの腹筋を崩壊させた。なおこれに対するアリゼーの反応は当たり前だが当たり前のものだった。
ほかにもアラグ文明の端末を「玉っころ」呼ばわりしてド正論で反論されて機械音痴認定を受け、クルルから「金銭感覚がだいぶアレなので一人で買い物に行かせないように」と覚書に書かれるほどガバガバ&チョロすぎで、そもそもそのクルルには、クガネで路銀を使い果たしたのでスルメをかじりながらバイトしていた所を見つかり、「超える力」で恥ずかしい過去をバラされたくなければ協力しろとお願い(脅迫)されてしぶしぶ承諾するなど、ちょいちょい面白い。
他にも公式のユニクロコラボでヒートテック愛用者である事が判明。『暁月のフィナーレ』でも「薄手でも温かい鎧下があるから寒さには強い」と語られている。
関連動画
関連項目
- 1
- 0pt