エスニックジョークとは、ステロタイプな民族性を風刺したジョークである。
概要
エスニックジョークがどこからどこまでなのかを明言するのは難しいが、概ね民族性や国民性を扱っているものであればエスニックジョークの範疇であるとみなしていいと思われる。イギリス料理のまずさについての話もジョークが多分に含まれている。エスニックジョークという言葉が使われるようになったのは比較的最近のこと(一説によると1970年代頃)であるが、民族や地域の風習・民族性などをネタにしたジョークは洋の東西を問わず昔からある。
エスニックジョークはあくまでステロタイプな民族性を風刺したものであり、それが確実にその民族や国民を表しているとは言い難いし、なにより民族性と言う非常に繊細なものを扱う関係上TPOをわきまえなければ問題になることは多い。有り体に言えば喧嘩を売ってると取られてもおかしくないような内容を含む場合もある。よってエスニックジョークを用いる場合は誰かれ構わず喧嘩を売りたいのでもなければ、仲間内やそういったものが許容されるコミュニティ内でとどめておくほうが懸命であるといえる。こういった特徴からブラックジョークの範疇に収められることが多い。また、ステロタイプを用いているいわゆる「あるあるネタ」の一種でもあるのでステロタイプを共有していない相手には通じにくい。
エスニックジョークに登場する民族は交通の活発でなかった昔であれば、イギリス国内における「イングランド人とスコットランド人とアイルランド人」の類型のように国内の民族や近隣の国のような、比較的頻繁に交流できる範囲を対象にしていたが、近年ではインターネットや交通網の発達に伴い1つのジョークの中に著名な国や地域の名前がズラッと並ぶようなものも多くなっている。
エスニックジョークの皮を被った陰口
上手いジョークは対象となった民族も苦笑いできるようなものだが、エスニックジョークの皮を被った陰口は笑いの対象(というより嘲笑の対象)となった民族に不快感しか与えない。
日本語訳されてしまうのは、イングランド人がアイルランド人・スコットランド人・ウェールズ人をバカにした陰口、ロシア人がポーランド人をバカにした陰口が多いようである。
実際のエスニックジョーク
ここに記述するものはあくまで1つのパターンであり細部が違っていたりなど無数のパターンが有ることに留意。もっと数が知りたい場合は検索エンジンで各自検索してみるのを推奨。
- 沈没しそうな豪華客船
- 無人島ジョーク
エスニックジョークの皮を被った陰口の例
- 電球ジョーク
- パブのビール
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関連項目
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