エッセンシャルワーカー(Essential worker)とは、キーワーカー(英語: Key worker)、クリティカルワーカー (critical worker)とも呼ばれる社会インフラの維持に必要不可欠な労働者のことである。
概要
世界的な新型コロナウイルス感染症COVID-19のパンデミックへの対策としてイギリス政府が必要不可欠な職業の労働者をエッセンシャルワーカーとしてリストを示し、不要不急の職業の労働者と二分化した。
分野 | 職業 | 備考 |
健康・医療・介護 | 医師、看護師、助産師、救急救命士、薬剤師、ソーシャルワーカー、ケアワーカー介護士 | いわゆる医療従事者 |
教育と保育 | 教職員、保育士やそのスタッフ | 他のエッセンシャルワーカーを親に持つ子供の保育をする役割がある |
主要な公共サービス | 司法機関職員、放送局等プレス関係者、ボランティア | |
政府機関・地方自治体 | 行政機関の公務員や関連職員 | 保健所もここに含む |
食料品・その他日用品・衛生用品の関係者 | 生活必需品のサプライチェーン関係者であるメーカーやロジスティクス、小売業が含まれる | スーパーマーケットや日用品店およびコンビニエンスストアなど多岐にわたる。 |
公安および国家安全保障 | 警察官や警察職員、国境警備隊、海上保安庁、自衛隊や軍人および国防に関する公務員 | |
交通機関 | 公共交通機関や貨物運送に関連する鉄道事業者、航空会社、バス事業者、水運業、トランク運送、道路関連事業者 | 日常だけでなく遠距離通院を支えており、ワクチン流通も航空やトラックが利用される。 |
公益事業インフラ、通信インフラ、金融業 | 電力会社、ガス事業者、上下水道局。電話やインターネットなどの電気通信事業者や郵便など通信業。銀行など金融機関。 | 感染症拡大防止の為のオンライン化もインターネットインフラが基礎となる。 |
なお、アメリカ合衆国政府はCOVID-19のパンデミック以前から類似したリストを作成しており、従来から存在した概念である。また、日本でも上記職種がエッセンシャルワーカーとして報道で紹介されている。
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関連リンク
- 産経新聞-【経済#word】エッセンシャルワーカー ウィズコロナ,進む対応
- エッセンシャルワーカーを図説
関連項目
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