モーパッサンはしばしば塔のレストランで昼食をとった。とはいえ彼は塔を好きではなかった。
ロラン・バルト『エッフェル塔』
エッフェル塔とは、着工1887年1月28日、完成1889年3月15日のフランスのパリにある電波塔兼展望タワーである。
高さ300m(先端は324m)。1889年から1930年の間、世界一高い建築物だった。それまでの世界一はワシントン記念塔の169m。
高さだけでなく鉄を編み込んだかのようなデザインでも当時の群衆の度肝を抜いた別名“鉄の貴婦人”。
概要
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恐らく世界一有名で美しいとされる塔。
エトワール凱旋門とともにパリの、というよりフランスの象徴となっている名所。
1889年の万国博覧会に合わせて建設された。2019年で建設130周年。
設計者はギュスターブ・エッフェルで名前もここからとっている。
1991年にこの塔を含むセーヌ川周辺は世界遺産に登録された。
今でこそフランスを代表する建築物として有名になっているものの建築当初は多くの芸術家から批判を浴びた。その中には作家のモーツァルトやオペラ座を設計した建築士のシャルル・ガルニエなどもいた。冒頭の文は創作だとされるがギ・ド・モーパッサンのエッフェル塔嫌いは本物であり1886年当時の新聞に『塔…気をつけろ』というタイトルの批評を寄稿しその中で「この怪物が悪夢のように視線を追い、精神に憑りつき、純朴な可哀想なものたちを脅かす」とこき下ろしている。果てには実際にエッフェル塔が嫌になってパリから抜け出している。
日本では東京タワーと比較されることも多い。東京タワーに特定のモデルは存在しないもののタレントのクリス松村は子供の頃、留学先のイギリスで凄まじい人種差別にあっており、見返すために「日本にはイギリスのどの塔よりも高い塔があるッ」と言って東京タワーの写真を見せたところ「これはエッフェル塔だ!」と言われ日本に高層建築物があることを信じてもらえなかったらしい。
2022年3月、頭頂部に新たなアンテナが設置されたことで330mになった。
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