エティハド航空は、アラブ首長国連邦アブダビ首長国の航空会社。
概要
2003年に設立された国営企業。同国のフラッグキャリアである。
隣国のアラブ首長国連邦ドバイ首長国にある「エミレーツ航空」と共に、中東圏を代表する航空会社のひとつである。
ハブ空港はアブダビ国際空港。
貨物便運航専門の子会社「エティハドカーゴ」も存在する。
国際三大航空連合(スターアライアンス・スカイチーム・ワンワールド)には加盟していない。
なお、日本ではANAと提携しており、エティハド航空を利用すればANAのマイレージを貰うことは可能。
2014年にエアバスA380・ボーイング787を導入すると同時に、機体塗装デザインを黄色・茶色・灰色を用いた幾何学模様に変更した。
イスラム教国家の企業らしい装備として、エアバスA380全機・ボーイング787のうちファーストクラス設置機は祈祷スペースを持つほか、エティハド航空全機の座席モニターにはメッカへの方角・距離を出せるようになっている。
座席クラス
以下の4クラスが存在する。
- ザ・レジデンス
ファーストクラスの更にその上を行くサービスを提供する。エアバスA380にのみ存在。
1つの航空機にペアシート一組だけが存在し、なんと個室である。ザ・レジデンス利用者専用個室ベッドルーム・シャワールームが別途備えられているほか、専属機内食シェフ・コンシェルジュサービスも受けられる。
これぞ、産油国らしい贅を尽くした空間・サービスである。 - ファーストクラス
「ファースト・アパートメント」と「ファースト・スイート」の2種類が存在する。 - ビジネスクラス
エアバスA380・ボーイング787では「ビジネス・ステューディオ」というものになり、従来のビジネスクラスを凌駕する快適性・パーソナルスペースを提供している。 - エコノミークラス
日本への就航路線
- 成田国際空港 ⇔ アブダビ国際空港
- 中部国際空港 ⇔ 中国 北京首都国際空港 ⇔ アブダビ国際空港
※北京で1時間半程度待機あり。以前はセントレア~北京間のみの利用は出来なかったが現在は可能になっている。
保有機体
※2017年8月現在。潤沢な産油国マネーのおかげか、エアバスA380・ボーイング787等の最新鋭機の投入が相次いでいる。
△は一部の機体には存在しない場合あり。
機体形式 | ザ・レジデンス | ファースト | ビジネス | エコノミー |
エアバスA319-100 | ◯ | ◯ | ||
エアバスA320-200 | ◯ | ◯ | ||
エアバスA321-200 | ◯ | ◯ | ||
エアバスA330-200 | ◯ | ◯ | ||
エアバスA330-300 | ◯ | ◯ | ◯ | |
エアバスA340-500 | ◯ | ◯ | ◯ | |
エアバスA340-600 | ◯ | ◯ | ◯ | |
エアバスA380-800 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ボーイング777-200LR | ◯ | ◯ | ◯ | |
ボーイング777-300ER | △ | ◯ | ◯ | |
ボーイング787-9 | △ | ◯ | ◯ |
今後導入予定形式
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関連項目
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