エピックミッキー〜ミッキーマウスと魔法の筆〜とは、2011年8月4日に発売されたWiiのアクションゲームである。
アメリカや欧州などの外国では2010年の11月25日頃より発売が開始されている。
概要
ミッキーマウスが、忘れ去られた者達(過去のディズニーキャラクター)の世界を救うという物語。
魔法の筆を使い、物に色を付ける(生み出す)ペイントや、邪魔な障害物や敵を消しさってしまうイレイサーを駆使して、ミッションなどを攻略していく。
ワールド間の移動には蒸気船ウィリーなど短編モチーフの横スクロールステージが楽しめる。知ってる人はあまりの懐かしさに涙してしまうくらい再現度が高いのでファンは是非買うべき。
任天堂が販売元なだけあってゲーム性は抜群で、ディズニーファンのためのキャラゲー以上のクオリティを誇る。
まずゲームの自由度の高さは本作の特徴の一つ。
ゲームの進め方次第によってミッキーが世界的に知られている通りのヒーロー然とした活躍で終わることも出来る。
かたや選択次第では黒白時代のちょっとやんちゃで一歩間違えれば残酷と捉えかねられないような活躍をさせることも出来る。
さらに、80年以上振りに「しあわせうさぎのオズワルド」が新作に参戦という形で登場する。
(数年前にディズニーが版権を取り返したため実現)
自分が得るはずだった人気を奪ったミッキーを敵視するという、ちょっとブラックな内容も備わっている。
日本版は任天堂がゲームをさらに監修し、ゲームの操作性やカメラワークが改善されているなど、ただの輸入作品ではなくアップデート版のようになっているのもミソ。
しかしゲームの中の音声は元の原語版とほとんど同じで、OPムービーではイェン・シッドの独白が日本語オリジナルとして独自の吹き替えがされている。 ただその他、ちょっと乱暴過ぎる表現などはカットされてしまっており、ただアップデート版として万全体制が敷かれているわけではない。おのれCERO……
ちなみにミッキーのデザインは黒目時代のクラシックスタイルが採用されている。しかし物語的には長い年月を経てスターとしての長い道のりを突き進んだ後という時代設定になっている。
ミッションなどをクリアすることでデザインワークスや、かつての短編アニメーション(6~8分のもの)を見られるというファンへのおまけも付いている。
登場キャラクター
- ミッキーマウス
本作の主人公。悪く言えば諸悪の根源。イェン・シッドの魔法の筆で遊んでしまったばっかりにウェイストランドを荒廃させてしまう。シャドーブロットによってウェイストランドに引きこまれ、元の世界に戻るため奮闘する。 - しあわせウサギのオズワルド
本作におけるミッキーマウスのライバルで、ミッキーマウスが誕生するキッカケとなったキャラ。自分が得るはずだった人気を奪ったミッキーマウスを敵視する。一方で忘れられたキャラクター達には優しく、慕われている。 - グレムリン・ガス
ディズニーが過去に刊行した絵本キャラクター。近年リメイクされたりしている。ウェイストランドのガイド役としてミッキーマウスに付き添う。 - ビッグ・バッド・ピート
ミッキーマウスが珍しく忘れていない、というか忘れもしないライバルキャラクター。公式ではブラック・ピートがフルネームと言われているが、本作ではこういう名前になっている。 - マッド・ドクター
「ミッキーのお化け屋敷」に登場する、良い子のみんなをトラウマのドン底にたたき落としたマッドサイエンティスト。 - クララベル・カウ
ハウス・オブ・マウスでも登場していたのにミッキーからすっかり忘れられてしまった哀れな牛。過去の短編作品では名脇役中の名脇役だった。本当に忘れ去られたクララ・クラックがこれではうかばれない。 - ホーレス・ホースカラー
ハウス・オブ・マウスどころかキングダムハーツBbSなど最新寄りの作品に出ているのにミッキーからすっかり忘れられてしまった哀れな馬。探偵役として登場しているがうだつが上がらない様子。 - イェン・シッド
日本語版では彼のナレーションが付属する。どうせならみんな吹き替えてくれればと思わずにはいられない。今回は、やんちゃなトラブルを起こしたミッキーの被害者的な存在としてOPで登場。
エピックミッキー2~二つの力~
原題はDisney Epic Mickey The Power of Two。
エピックミッキーの続編、オズワルドが冒険にも参加するようになり、2P協力プレイも可能になった。
プラットフォームとしてXBOX360、プレイステーション3などが増え、WiiU・Wiiでも展開されている。
今後はプレイステーションVitaでも発売される予定。
しかし日本での発売予定はなく、おそらく今後も可能性は少ないとささやかれていたが、2013年9月26日にWii・WiiU版が同時発売という大盤振る舞いな様相で展開される。
前作はまともな台詞はなく、キャラクターのリアクションボイスに字幕を付けているだけだったが、今回は全員フルボイスで会話する展開となっている。
しかも日本版が完全日本語吹き替えに対応することが決定。
つまり、オズワルドやオルテンシアに初めて日本版の吹替キャストが当てられることとなる。
ちなみにグレムリン・ガスやマッド・ドクターなども同様である。
エピックミッキー~ミッキーの不思議な冒険~
原題はDisney Epic Mickey Power of Illusion。
ニンテンドー3DSで発売された作品で、上記の二つの力と同時発売。グラフィックは古典的な2Dアクションとなっているのが特徴。日本でも二つの力と同じ発売日で展開されることが決定した。
ディズニーのキャラがたくさん出演し、いわばスクエニキャラのいないキングダムハーツのような様相を呈する。
関連動画
関連商品
ミッキーマウスと魔法の筆
二つの力
ミッキーのふしぎな冒険
関連項目
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