- 1986年刊行のモデルグラフィックス別冊『PROJECT Ζ』に収録された「εガンダム」。2を基にしている。
- 小説版『機動戦士Ζガンダム』のイラストにおける永野護版ガンダムMk-Ⅱ。
- 富野由悠季の草案『エプシィガンダム』。
εガンダム
| EPSY GUNDAM エプシィガンダム |
|
| 型番 | 不明 |
| 頭頂高 | 22.0m / 32.30m(全高) |
| 重量 | 125.0t(本体) / 155.0t(全備) |
| 出力 推力 |
3,340kw 155,500kg |
| 搭乗者 | - |
| 装甲 | ガンダリウムγ(未完成) ガンダリウムε(完成機) |
| 備考 | 核融合パルス推進システム“ブラッサム” |
| 武器 | |
アナハイム社がγガンダムことリック・ディアスの次に開発した2番目のエゥーゴ機。
開発コードは「ε(エプシロン)ガンダム」。その通称を「エプシィガンダム」という。
エプシィはG計画の中でも特に高い理想を到達点としており推進システムのダウンサイジングとその採用を目標として開発されていた機種であった。
当時の技術力では開発期間は10年前後にも及ぶ長期的な展望の開発プランとなる事が予想されていた。
しかし当時としては即戦力を最優先にした開発が求められていたため、開発チームと設計データを「デルタガンダム」に移行・流用させた。
エプシィの開発が難航した理由は、背部の核融合パルス推進システム“ブラッサム”にあった。
これは背部に装備したグライバインダーの発展型に装備される物で、普通は木星ヘリウム採取船団(大型宇宙艦)の長期的航行やコロニーの移動等に使われる技術である。
エプシィにおいてそれを更にダウンサイジングさせ、MSの推進技術として採用する構想だったようだ。
本機の完成案は核パルス推進システムをMS用にダウンサイジングしたブラッサムシステムを搭載するものだが、ガンダリウムγではセイル基部のフレーム強度が足りなかったため、改良素材「ガンダリウムε」に変更された。しかし、あくまで公式にはガンダリウムεは開発中とされ、完成したという記述がないため完成したかどうかは不明。
開発はγガンダムの完成後から始まり、大まかな計算でU.C.0090~0095年の間に終えると思われていた。しかし詳細は不明だが、U.C.0087年の起動実験失敗を最後に、以降の開発記録が途絶えている。
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「核融合パルス推進システム“ブラッサム”」
レールガンで約5gのマイクロ水爆を高速で射出し、核融合の臨界点に達した所で背部高出力ビーム砲を使い点火。この時に生じる爆風をセイルから発生する磁場で受け止め、反作用で推進させる。以上のサイクルを秒間100回繰り返すことで莫大な機動力を得る。
セイルから発生する強烈な磁場はビーム偏向シールドとしても利用ができる。
エプシィガンダム(小説版・草案)
富野氏のゼータガンダム草案によると、元々ガンダムMk-Ⅱがデルタガンダムという名称であり、エプシィはそのガンダムMk-Ⅱの競作機であったようだ。
エプシィは新装甲「ガンダリウムε」を採用した機体という設定に変更され、マークツーとΖの中間機となった。しかしアニメ版では没になりポジション自体が百式に奪われることになる。
その後、永野護氏がエプシィのデザインを小説版mk-Ⅱとして採用した為、富野御大が筆を執った小説版表紙絵に描かれてもいる。G計画の「εガンダム」はこれを立体化するにあたり、様々な設定を追加した機体である。
百式やMk-Ⅱと似ているのも元々「中間の機体にして競合機」という複雑な事情があったからである。
プロトエプシィガンダム
初出は小林誠氏の俺ガンダム集オリジナル企画『ジ・エボリューション・オブ・ガンダム』。
この機体は「サイコガンダムMK-V」である。プロトエプシィからΖΖガンダム(サイコガンダムMk-V改)に繋がっていったという設定のため、エプシィの名はついても上記の機体群とは全く関係ない。
関連商品
関連項目
| AE社製ギリシア文字ガンダム一覧 |
| γガンダム - εガンダム - δガンダム - ζガンダム - ηガンダム - θガンダム - ιガンダム - σガンダム(κガンダム) - λガンダム - μガンダム - νガンダム - ξガンダム |
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