エリカとはShadowverseの登場人物である。担当声優は石上静香。
概要
アレスター王国の姫のメイド。ミニスカートのメイド服を着て髪型はショートカット、日本刀らしき曲刀を持っている。姫への忠義心は厚い。城に虚の影が現れたことから戦いが始まった。
作中での活躍
災いの樹編
古城で封印から解けたヴァンパイアのユリアスに倒され、王都に戻る途中でローウェンから「ユリアスと戦ってバルタザールの居場所を聞かれた」、イリスから「封印のためにはこの時代の姫の命が必要」という情報を得る。幸い王都に残る姫は無事だったが、姫の命が必要だったという情報は真実だった。
姫の命を守るべく、イリスの助言で災いの樹へ向かう。前回とは違い災いの樹にいたユリアスと互角の戦いを見せるが、災いの樹からネクサスが現れ終焉の扉が開き光に吸い込まれていく。
目が覚めると城に戻って姫がそばにいたが、エリカはすぐに偽物だと気が付いた。現れたイリスは「夢の世界で救いを待つべき」だとしたが耳を貸さなかった。消えたイリスを探し回っているうちに、現れた姫から話していない自身の過去を受け入れる言動を聞く。
エリカはかつて別の国で暗殺者をしており、反逆軍を命じられるまま殺し続けていたが、それらがいなくなると今度は国から自分たちの命が狙われた。イリスからは「自身の過去を隠しているのは姫との関係が壊れるのを恐れていたから。姫への忠義で過去の贖罪をしようとしているから」と指摘する。「救いの時が来ればすべて救われる」という言葉にエリカは抵抗することをやめるが、それが世界の消滅だと知ると立ち直り、姫を守るためこの世界を出る決意をする。
夢の世界から抜け出した7人で再び災いの樹を目指すが、自身の行動が原因で目的以外団結する理由がないこともあってバラバラに行動し始めることとなる。最終的には再び結集し、ユアンとも合流しネクサスを倒すが、静止の力で世界を眠らせたまま逃げられてしまいユアンの次元移動の力でネクサスを追う。
ギルド争乱編
イズニア国の暗殺ギルド「無暁」のリーダー、リオードと出会う。お互い過去の境遇も似て、相手に過去を見るリオードと共にブレイドライツ騎士団を倒すことを決意する。その途中でこの世界に来た仲間と接触するが、相手を拒絶する。
エリカはリオードと共にメイシアを倒そうとするが、エリカを狙ったメイシアに盾になってリオードが倒れる。さらに駆けつけたセタスも倒れた。リオードの死で過去と未来を失ったと話すエリカだったが、争いを止めるために前に進むように言われて立ち直る。
自然鎮魂編
森の姫ミストリナに出会う。姫なのに護衛もなく出歩くのに疑問を持つエリカだったがミストリナは「上のものとして率先して行動するのが役目」と言う。自身のことを語ろうとしないエリカに対してミストリナは剣を交えて確かめ助言を与えた。
母なる君の咆哮後、スコルと戦いを止めるために勢力に関係なく加勢。ベイリオンやローウェン、イリスの援護で母なる君の下にたどり着き、アリサとの絆の力で母なる君を正気に戻した。
天地侵略編
母なる君から得たマナの力でアリサと協力して森中の触手を焼き払うが、新たに機械歩兵が現れ苦戦を強いられる。そこに次元移動をしてきたユアンが駆けつけてきて加勢する。
ベルフォメットを倒した後、戦いの中アリサが自分のことを仲間だと言ってもらえたのには嬉しかった。しかし、ラティカ・ミストリナとのお別れのハグは断った。
関連人物
姫
アレスター王国の姫。エリカの仕える金髪の女性。かつてユリアスの封印のために当時の姫の命が必要になり、表向けには病死ということで姫の命で封印したということを話した。
外部出演
アニメ「シャドウバース」
第41話で登場。カズキがイザベルの脱獄に協力して外に出てきたところで登場。イザベルの転移魔法でカズキは逃げたのだが、何の説明もなくカズキの転移先に追いつき、逃げ出すカズキに対して正面に回り込んで退路を防ぎバトルを仕掛ける。なおこの場面では屋敷上空からの視点で逃げ出すカズキに対し、異様なほどヌルヌルした動きで回り込むエリカが非常に印象的なシーンとなっている。
使用デッキは潜伏ロイヤル。潜伏を持つフォロワーで確実に次のターンにフォロワーが攻撃できるようにし、シークレットスキルで潜伏の再付与を行うことで盤面を維持。次にカズキがプレイしたフォロワーを破壊する効果で動きづらい状況を作った。
終盤、条件を満たしたグレートアサシンのファンファーレでリーダーが受けるダメージを0にし、グレートアサシンが潜伏を持っているためターン開始時に残っていたカズキのフォロワーで倒して解除することができない。さらに潜伏状態のフォロワー3体がいる状態でシークレットスキルをプレイしたため、効果が強化されてフォロワーをプレイすればカズキのフォロワーすべてが破壊されるようになった。
エリカの残りリーダー体力を削るまとまったダメージを出すのが困難な状況に追い込んだが、カズキが勝ち筋のために温存していたファルコンランサーの相手フォロワーのランダム破壊効果、自身の攻撃力上昇効果を強く使わせることに利用されて敗北した。
関連カード
信念の剣閃
カード名 | 信念の剣閃 |
クラス/レアリティ/タイプ | ロイヤル/ゴールド |
コスト | 3 |
効果 | ・エリカの戦技 ・ミストリナの刃 ・ベイリオンの号令 このコストと同じだけ自分のPPを消費して、チョイス したカードとしてプレイする。 エンハンス 6; チョイス ではなく、クイックブレーダー2体を出す。ランダムな相手のフォロワー1体に5ダメージ。自分のフォロワーすべてを+1/+1する。 |
エリカの戦技 ※トークンカード
カード名 | エリカの戦技 |
クラス/レアリティ/タイプ | ロイヤル/ゴールド |
コスト | 0 |
効果 | クイックブレーダー2体を出す。 |
クイックブレーダー
カード名 | クイックブレーダー |
クラス/レアリティ/タイプ | ロイヤル/ブロンズ/兵士 |
コスト 攻撃力/体力 | 1 進化前:1/1 進化後:3/3 |
効果 | (進化前) 疾走 (進化後) 疾走 |
ミストリナの刃 ※トークンカード
カード名 | ミストリナの刃 |
クラス/レアリティ/タイプ | ロイヤル/ゴールド |
コスト | 0 |
効果 | ランダムな相手のフォロワー1体に5ダメージ。 |
ベイリオンの号令 ※トークンカード
カード名 | ベイリオンの号令 |
クラス/レアリティ/タイプ | ロイヤル/ゴールド |
コスト | 0 |
効果 | 自分のフォロワーすべてを+1/+1する。 |
第14弾カードパック「ナテラ崩壊」に登場したメインストーリーの登場人物が書かれたカード。共通点として「ゴールドレア」「チョイス」「機械反乱編から自然鎮魂編に出てきた登場人物の名前から始まるトークンカードが出てくる」「条件を満たすとすべての効果が発動する」ということ。
エリカの戦技はクイックブレーダー2体を場に出す。1コストフォロワー2体を3コスト払って出すのは明らかに割に合わず、この効果目当てではあまり使いたくはない。ミストリナの刃はランダム1体に5ダメージ。対象ランダムは良い点悪い点あるが、3コスト5点は性能として悪くない。ベイリオンの号令はクラシックカードパックの激励の舞と同等の効果。最初期のカードパワーの低さを考慮すればコスト相応か。
6コスト使えばすべての効果が発動する。2コスト分の性能でしかないエリカの戦技を考慮すると8コストを6コストで使えるのでお得だが、このカード単独で使えば「相手のランダムなフォロワー1体に5ダメージを与えながら2/2になったクイックブレーダーでリーダーへ4ダメージを与える」ということに6コスト支払う価値はあるのかという問題がある。もっと簡単に書けば6コストリーダーへ4ダメージである。どうせ使うならある程度自分のフォロワーが並んだ状態で使いたいところである。
忠義の剣士・エリカ
カード名 | 忠義の剣士・エリカ |
クラス/レアリティ/タイプ | ロイヤル/レジェンド/兵士 |
コスト 攻撃力/体力 | 3 進化前:2/1 進化後:4/3 |
効果 | (進化前) 疾走 自分の場に他のカードが出るたび、自分のターン終了まで+1/+0する。 ファンファーレ 連携 7; シークレットスキル1枚を手札に加える。 (進化後) 疾走 自分の場に他のカードが出るたび、自分のターン終了まで+1/+0する。 進化時 連携 15; エリカの戦技1枚を手札に加える。 |
シークレットスキル ※トークンカード
カード名 | シークレットスキル |
クラス/レアリティ/タイプ | ロイヤル/レジェンド |
コスト(アニメ版) | 4 |
コスト(アプリ版) | 0 |
効果(アニメ版) | ファンファーレ 自分の場のフォロワーすべては潜伏を持つ。 相手がフォロワーをプレイしたとき、自分の場に潜伏状態のフォロワーがいるなら、それと、これを破壊する。 自分の場に潜伏状態のフォロワーが3体以上いるなら、プレイしたフォロワーだけでなく相手のフォロワーをすべて破壊する。 |
効果(アプリ版) | 相手がフォロワーをプレイしたとき、それと、これを破壊する。 |
※アニメ版効果は劇中描写からの推定です。
第21弾カードパック「リナセント・クロニクル」のアディショナルカードで実装。同弾のアディショナルカードではアニメ「シャドウバース」で登場したリーダーだけでなく、使われたカードが効果で手に入るトークンカードとして実装されている。
効果はすぐにリーダーを攻撃できる疾走を持ち、場にカードが出るたびにターンが終わるまで攻撃力が1ずつ上がる。盤面は5体までしか並べられないので普通に考えれば+4が限界だが、出したフォロワーが突進や疾走などがあれば適当なフォロワーに当てて更に場を空けることができる。
アニメ版ではそのまま使えたシークレットスキルは潜伏の再付与はなくなって0コストのトークンカードとなった。エリカを出した時点でこのゲーム中にフォロワーが計7体以上出ていればシークレットスキル、進化した時点で15体出ていればエリカの剣技が手に入る。エリカの剣技は使うまでに3コストかかるのにクイックブレイダー2体という寂しい性能だったが、エリカの効果が絡むことで2体展開で攻撃力+2、クイックブレイダー2体の攻撃で2ダメージが入るので、0コストで4ダメージを与える非常に強力なカードとなった。
十禍闘争の期間限定フォーマットのクロスオーバーでShadowverse史上初のデッキ投入不可能の禁止カードとなった。クロスオーバーでメインをネクロマンサー、サブをロイヤルにしたデッキでエリカを出してから大量展開するコンボで簡単に火力が跳ね上がるのが原因と思われる。
大量展開といってもカードを使うにもコストがかかるのだからある程度限界があるように思えるのだが、葬送で場に出て墓場に行くカードに対しても、エリカの「自分の場に他のカードが出るたび」を満たすため場に残るカードのわりにやたら打点を稼げてしまうのである。
適当に例を挙げれば、アンデッドパレードは1コスト手札2枚消費3体展開2体残り、ソウルコンダクターは2コスト手札2枚消費3体展開2体残り1枚ドローと、どちらも低コストでエリカの攻撃力を3上げ、絶叫の沈黙・ルルナイから手に入る絶叫の拡散は準備さえ整えれば、エリカ以外の空きスペース4枠を1コストで埋め尽くせる。
クロスオーバーで1枚入れられない制限カードとして開始時点で竜の託宣とクロノウィッチが指定されており、「いきなりエリカを禁止カード入りせずに制限カード送りすればいいのでは?」と言う意見も出そうだが、それでも無意味なのが見えているためにいきなりの禁止指定となった。なぜならタイプ:兵士のフォロワーをドローできる老練なる教鞭で確定サーチができてしまうので制限指定しても実質4枚投入できること、絶叫の沈黙・ルルナイをしつこく繰り出せるように用意されたリアニメイト3の効果があるカードでエリカを使いまわせることが原因と思われる。
その他
- 災いの樹編やギルド争乱編での基本的に自己中心的な行動が目立ったせいで、当初はあまりいいイメージは持たれていなかった。主に「仲間と協力しようとしない」「イリスのせいでアレスター王国がある世界が管理者に狙われたことに『多くの人間を不幸にした』と批判する一方、自分はかつての暗殺家業で多くの人を死に追いやったことを棚上げしている」「事情を知らなかったとはいえアリサに向かって剣を振るう」など。これら人間性の問題は自然鎮魂編でようやく改善された。
- メイドにもかかわらず姫にお茶を入れることはなく、いつも姫が自分でお茶を入れていたようである。メイドというよりも警備員の方が適切なのだが、ゲーム内で手に入るエリカの称号にはメイドが本業となっている。
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関連項目
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