「指揮官、抱っこして」
エルドリッジとは、STGアプリゲーム「アズールレーン」に登場する、第二次大戦時アメリカ海軍所属のキャノン級護衛駆逐艦〈USSエルドリッジ〉をモチーフにしたキャラクターである。
指揮官、見て見て、概要出せるよ
KAN-SEN名 | |
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エルドリッジ USS Eldridge,DE-173 |
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基本情報 | |
所属 | ユニオン |
艦種 | 駆逐艦 |
レアリティ | SSR |
CV | ささきのぞみ |
イラスト | 近所黒モモ |
艦歴 | |
国籍 | アメリカ |
出身地 | ニュージャージー州 ハドソン郡カーニー市 |
造船所 | 連邦造船&乾ドック社 |
艦級 | キャノン級護衛駆逐艦 |
進水日 | 1943年7月25日 |
就役 | 1943年-1946年(アメリカ軍) 1951年-1992年(ギリシャ軍) |
最期 | 1999年11月11日(解体) |
備考 | |
口数が少なく表情の変化も乏しいので謎めいた雰囲気をまとっている。しかし内面はとても甘えん坊で人懐っこく、指揮官のためなら嫌なことでも頑張れる。
戦艦サウスダコタと同じく、建造&ドロップでは入手することができない特殊なKAN-SEN。演習で得られる「戦果ポイント」を20,000点貯めて交換することでの入手となる。全凸(「限界突破」を第三段階まですることの通称)をするには同じ艦がさらに4隻必要となるが、エルドリッジ5隻(=戦果100,000点)を用意するくらいなら、金ブリで突破した方が手っ取り早い。
指揮官、腹減った。なんか食べたい(容姿・性格)
そんなエルドリッジは、いわゆる不思議ちゃん系キャラクターで、口調もやや幼い。
容姿は金髪ロングツインテールで、大きなアホ毛が一筋生えている。瞳の色は赤。未来的なデザインの白いボディスーツに身を包んでいる。胸部装甲はささやかながら膨らみが確認出来るほどはある。一方で下半身はわりとむっちり系。もっとも、彼女にうかつに手を出すとMPどころかアブダクションされかねないので、指揮官各位はおさわりもほどほどにお願いしたい。本人も電撃を発する(本人曰く「ビリビリ」)ので、うかつに嫌われると近寄ることさえ出来なくなる。なお流石に「しゅんかんいどう」は出来ない模様。ちなみに、中の人はとあるラノベの電磁能力者を演じている。ハーミーズの例を見ると、運営が確信犯でやったのかもしれない(余談だが、超電磁砲や打ち止めの中の人もアズレンでは他の艦の役で出てたりする)。
2017年12月にはクリスマス期間限定でサンタクロースコス「聖夜のだっこ」が実装されたにゃ。翌年のクリスマスも復刻されたけど現在は入手不可にゃ。
2018年3月27日のメンテナンス以降、ブレザー服コス「空き教室の不思議」が実装されているにゃ。
2018年12月27日のメンテナンスで、正月着せ替え「正月のおてて」が実装された。
翌年1月16日までの限定販売にゃ。
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https://twitter.com/azurlane_staff/status/1076313669481316352
2019年10月31日のメンテナンスで、アイドルイベント「激奏のポラリス」の一環として、アイドル風着せ替え「ニャンニャンアイドル?」が実装されているにゃ。Live2Dで可愛く変身するので、その可愛さにしびれた指揮官はショップに行くことにゃ。
好きじゃないけど、頑張る(性能)
性能は入手難易度にふさわしく、かなり尖っている。特筆すべきは脅威の200オーバーまで成長する装填速度。その装填速度を生かして「全弾発射」(砲撃10回につき1回発動する弾幕攻撃)をメインに戦うというのがエルドリッジの戦法になる。限界突破をすればするほど「全弾発射」の発射弾数が増えるため、運用するなら全凸が前提となる。画面に白い弾が乱れ飛んでなにがなんだかわからなくなる?そこは愛で補え。
弱点は足の遅さと装甲の薄さ。軽装甲は駆逐艦の宿命なので仕方ないが、速度が問題で、実はエルドリッジの速度は重巡並み(某wikiによると速度25で、これは一般的な重巡勢(速度26)よりわずかではあるが遅い。なお、駆逐艦は艦によって異なるが概ね速度40以上となっている)なのである。駆逐艦なのに?と首をかしげる指揮官もいるかもしれないが、これは史実のキャノン級駆逐艦の仕様によるものなので諦めよう。改良型缶やビーバーズエムブレムで少しでもカバーするか、他の足の速い艦を前衛で組ませて引っ張ってもらおう。
固有スキル「レインボー・プラン」は攻撃されることをトリガーとして発動(発動率は最大15%)し、前衛艦隊の全体を最大10秒間完全回避状態にする、という優秀な防御スキル。受ける攻撃の種類(砲撃・雷撃・爆撃)を問わないため、一発の威力が弱い駆逐艦の砲撃がばら撒かれるような海域では、非常に発動しやすい。また演習においても有用であり、空母の爆撃を前衛艦で吸い取ることで主力艦隊を保護できることから持久戦に向いている。ロイヤル艦隊にエルドリッジを組み込むテンプレ編成は演習で非常に猛威を奮っていた。しかし「戦闘開始20秒間はスキルが発動しない」という弱点を突ける「長門&赤城&加賀速攻編成」の登場により、今はだいぶ鳴りを潜めている。スキルの元ネタは後述するフィラデルフィア実験から。
「全弾発射-エルドリッジⅠ」(3段階目の限界突破でⅡになる)は、他の艦の「全弾発射」スキルと異なり、上下にブーメランの如く飛ぶエネルギー弾を発射するという独特なもの。エネルギー弾単体の威力はそこまでないが、他に見られないほどの広範囲攻撃は、雑魚散らしや相手の展開している三枚盾を剥がすには最適な攻撃といえる。
2018年6月14日のメンテナンスで潜水艦が実装され、駆逐艦と軽巡洋艦に『対潜』の項目が加えられた。(敵潜水艦への攻撃能力と思ってくれればいい)駆逐艦は概ねこの値が高く、その中でもエルドリッジはこの値が205と全キャラクター中1位を誇る。前述の装填速度と併せて敵潜水艦を片っ端から海の藻屑へと変えてやろう。
指揮官、見て見て、ビリビリ出せるよ
キャノン級護衛駆逐艦は、1943年からアメリカにて建造された。全72隻。(なに、フレッチャー級よりは少ないぞ)
護衛駆逐艦というのは、商船護衛のために建造された小型低速な駆逐艦のことである。商船の護衛という限定された任務のため、それほど速度も不要であった。ちなみにキャノン級は戦後、アメリカ軍から世界各国に供与されており、日本にも2隻が下げ渡され海上自衛隊で運用された。初代あさひ型駆逐艦の〈あさひ〉〈はつひ〉がそれである。
〈エルドリッジ〉はそんなキャノン級の1隻として、1943年2月22日に起工、1943年7月25日に進水、1943年8月27日に竣工した。艦名は1942年11月2日にソロモン諸島で戦死したジョン・エルドリッジJr.少佐にちなむ。
〈エルドリッジ〉の一大転機となったのは、1943年10月28日。ペンシルベニア州フィラデルフィア沖合で行われた、アメリカ軍の秘密実験「レインボー・プロジェクト」の実験艦として選ばれたのだ。これは、新型の秘密兵器テスラコイルを使い、強力な磁場によってレーダーから姿を見えなくする、今風に言えばステルス実験だった。
実験が開始され、強力な電磁波に包まれた〈エルドリッジ〉は、海上から湧き出した緑色の光に包まれ、そして消えた。レーダーから消えるのは想定通りだが、それどころか眼にも見えずどこにもいなくなってしまったのだ。その瞬間〈エルドリッジ〉は2,500キロ離れたノーフォーク基地の沖合に突如出現し、そして数分後に元のフィラデルフィアに戻っていた。
しかしその艦内はとんでもないことになっていた。ここで詳しく述べるのは避けるが、死者行方不明者16名、発狂者6名を出してしまったのだ。
その結果に恐れおののいたアメリカ軍は、この実験を世間から隠匿し闇に葬った。
……という都市伝説が、通称「フィラデルフィア実験」である。
実際には、〈エルドリッジ〉はフィラデルフィアに行ったことはなく、実験の行われたとされる日には商船の護衛任務中だった。この実験自体は消磁に関する実験(鋼鉄の塊である船体は地球の磁気のせいで若干だが磁気を帯びる。この磁気に反応するように作られたのが磁気機雷で、その対応策として艦の磁気を消す作業が消磁である)に尾ひれが付いたもの、とされている。(もちろん、疑い出せばきりがないわけだが)
終戦を無事に迎えた後も働き続けた駆逐艦〈エルドリッジ〉は、1951年にアメリカ軍を除籍された。しかしそれで終わりというわけではなく、その後はギリシャ海軍に払い下げられ、〈レオン〉と改名して1992年まで働いた後除籍、1999年に解体のために売却されたという。
このように、実際の〈エルドリッジ〉は他の艦のような戦果に彩られる日々を送ったわけではなく、また悲劇的なエピソードを持つわけでもなく、ただ実直に黙々と任務を果たした艦であった。
指揮艦、関連動画、食べれる?
関連静画、持ってきた。
聖夜のだっこ
指揮官、高いのー
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