創聖の魔力を統べる大いなる王!
魔法都市エンディミオンに眠る力を解放せよ!!
エンディミオン(遊戯王OCG)とは、遊戯王OCGに登場するテーマ・カード群である。
概要
2008年12月13日発売の「ストラクチャーデッキ -ロード・オブ・マジシャン-」で属するカードが登場していたが、実際にカテゴリ化されたのは2019年3月9日発売の「ストラクチャーデッキR -ロード・オブ・マジシャン-」で、カテゴリ化まで10年以上経過している。
カテゴリ化された際に、魔力カウンターを利用するテーマであることを引き継ぎ、ペンデュラムモンスターを中心としたテーマに変更された。また、ペンデュラムモンスターたちの総テキスト量の平均は384文字で非常に長い。故にこの記事も凄まじいことになっているわけだが。
デッキの構成
デッキとしてはエンディミオン単体で動くよりも混成型のデッキのがメジャーで、環境を見据えるならデッキの事故率やモンスター自体の制圧力等の要因により手札誘発等の類のカードを一切必要としないのも特徴。
エンディミオンと同じ陣営に属する「魔導獣(マジック・ビースト)」とのシナジー性についてだが、互いに魔力カウンターを扱うためリソースを共有出来、「魔導獣」の公式紹介にあった「P召喚をしないPモンスター」という特徴を崩すことが出来る。(ただし、レベル1のジャッカルやレベル8のマスターケルベロスのみP召喚での特殊召喚は不可能な上、それぞれ2つのテーマの管理をしなければならないためプレイ難易度が上がる。)
また、魔導獣よりもP召喚しやすいとは言え、エンディミオンもP召喚を特別多用するテーマではないため、魔力カウンターを貯めて利用する動きを主に使いたい。
敵対勢力である「魔導書」を用いて、魔力カウンターにブーストをかけたり、無関係のペンデュラムテーマを用いてペンデュラム召喚に軸を寄せるのも手。
その他の「エンディミオン」カードについて
新しくリメイクされ、ペンデュラムテーマ化したため非ペンデュラムモンスターである過去のカードや《ローグ・オブ・エンディミオン》は採用から外されやすい。
この記事ではPテーマとしての「エンディミオン」についての記述が中心になるため、ここに記載されていないカードについては「魔力カウンター」の記事を参照したい。
カード紹介
以下、遊戯王カードWikiから
ペンデュラムモンスター
基本的にはP効果で、魔力カウンターを置く効果と魔力カウンターを3つ取り除くことでPゾーンにある自身とそれぞれ違った条件の魔力カウンターの置けるモンスターを相方として共に特殊召喚する効果を持っている。また、自身と同じ名前のカードは1ターンに1度しか特殊召喚が出来ない制限を持っている。
サーヴァント・オブ・エンディミオン/Sarvant of Endymion
ペンデュラム・効果モンスター/星3/風属性/魔法使い族/攻 900/守1500
【Pスケール:青2/赤2】
(1):自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
(2):このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
デッキの魔力カウンターを置く事ができる攻撃力1000以上のモンスター1体とPゾーンのこのカードを特殊召喚し、
その2体に魔力カウンターを1つずつ置く。
【モンスター効果】
自分は「サーヴァント・オブ・エンディミオン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):魔力カウンターが置かれているこのカードは直接攻撃できる。
(2):相手ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
このカード及び自分フィールドの魔力カウンターを置く事ができるカード全てに魔力カウンターを1つずつ置く。
(3):モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。
その後、このカードに置かれていた数だけ魔力カウンターをこのカードに置く。
P効果で特殊召喚出来る相方は、攻撃力1000以上のデッキのモンスター。意図的にこのモンスターは900に設定されており、自身と同名が実質対象外となる。他の「エンディミオン」Pモンスターや、「魔導獣」Pモンスターのほとんどは条件を満たしている。
モンスター効果は(1)の効果で直接攻撃が出来るが打点の低さで過信は出来ない。(2)効果で爆発的に魔力カウンターの総数を稼ぐことが出来るが、相手ターン限定なため、タイミングが限られている。他のカードで相手の展開を抑えながら利用したい。(3)効果で破壊されても魔力カウンターの数を保持したままPゾーンに移動できる。
マギステル・オブ・エンディミオン/Magister of Endymion
ペンデュラム・効果モンスター/星3/地属性/魔法使い族/攻1500/守 900
【Pスケール:青8/赤8】
(1):自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
(2):このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
自分のEXデッキの表側表示の魔力カウンターを置く事ができるモンスター1体とPゾーンのこのカードを特殊召喚し、
その2体に魔力カウンターを1つずつ置く。
【モンスター効果】
自分は「マギステル・オブ・エンディミオン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードの攻撃宣言時に発動できる。
このカードに魔力カウンターを1つ置く。
(2):相手ターンに1度、自分フィールドの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
魔力カウンターを置く事ができるモンスター1体をデッキから特殊召喚する。
(3):モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。
その後、このカードに置かれていた数だけ魔力カウンターをこのカードに置く。
P効果で特殊召喚出来る相方は、エクストラデッキの表側表示のモンスター。「エンディミオン」や「魔導獣」であれば容易に満たせる。
モンスター効果は(1)の効果で攻撃すれば魔力カウンターを置ける。(3)の効果をも利用して自爆特攻で最低1個は魔力カウンターを置ける。(2)効果で魔力カウンターを3つ取り除けば、リクルート効果を発動出来る。ただし、自身の魔力カウンターの置ける数は他に比べて乏しいため肩代わりできる他のカードと併用したい。
エンプレス・オブ・エンディミオン/Reflection of Endymion
ペンデュラム・効果モンスター/星7/光属性/魔法使い族/攻1850/守2700
【Pスケール:青2/赤2】
(1):自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
(2):このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
手札の魔力カウンターを置く事ができるモンスター1体とPゾーンのこのカードを特殊召喚し、
その2体に魔力カウンターを1つずつ置く。
【モンスター効果】
自分は「エンプレス・オブ・エンディミオン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、
自分フィールドの他の魔力カウンターが置かれているカード1枚と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
その自分及び相手のカードを持ち主の手札に戻す。
その後、自分フィールドから手札に戻したカードに置かれていた数だけ魔力カウンターをこのカードに置く。
(2):魔力カウンターが置かれたこのカードが戦闘で破壊された時に発動できる。
デッキから「エンディミオン」カード1枚を手札に加える。
P効果で特殊召喚出来る相方は、手札のモンスターで手札にいることが必要になるため、サーチやサルベージを上手く活用して手札に持っていきたいところ。
モンスター効果は(1)効果で特殊召喚したら他に魔力カウンターを持っているカードがあれば一緒にバウンス出来る。そのカードが持っていた魔力カウンターを自身に引き継ぐことが出来るため、魔力カウンターの総数は変化しない。そして、(2)効果で同カテゴリのサーチも備えている。
創聖魔導王 エンディミオン/Endymion, the Mighty Master of Epic
ペンデュラム・効果モンスター/星7/闇属性/魔法使い族/攻2800/守1700
【Pスケール:青8/赤8】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの魔力カウンターを6つ取り除いて発動できる。
Pゾーンのこのカードを特殊召喚する。
その後、自分フィールドの魔力カウンターを置く事ができるカードの数まで、
フィールドのカードを選んで破壊し、破壊した数だけこのカードに魔力カウンターを置く。
【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、魔法・罠カードの効果が発動した時に発動できる。
自分フィールドの魔力カウンターが置かれているカード1枚を選んで持ち主の手札に戻し、
その発動を無効にし破壊する。
その後、手札に戻したそのカードに置かれていた数だけ魔力カウンターをこのカードに置く事ができる。
(2):魔力カウンターが置かれているこのカードは
相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
(3):魔力カウンターが置かれたこのカードが戦闘で破壊された時に発動できる。
デッキから通常魔法カード1枚を手札に加える。
P効果は他のPモンスターと違って単純な魔力カウンターを置く効果がなく、魔力カウンターが事前に6個溜まっていれば自身を特殊召喚ついでに相手のカードを破壊して、魔力カウンターを補充する効果を持っている。
また、他のPモンスターと異なり1ターンに1度の特殊召喚制限はついていない。モンスター効果は(1)効果で相手の魔法・罠を魔力カウンターが置かれているカード何かしらあればそれをバウンスすることで無効にして破壊できる。また、《エンプレス・オブ・エンディミオン》と同様、魔力カウンターの総数に変化はない。また、「このカードに魔力カウンターを置かれていれば」(2)効果で魔力カウンターを対象耐性・破壊耐性を得ることが出来、(3)効果で戦闘破壊されたら通常魔法を手札に加えることが出来る。
魔法カード
魔力統轄/Spell Power Mastery
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「エンディミオン」カード1枚を手札に加える。
その後、自分フィールドの魔力カウンターを置く事ができるカードに、
自分のフィールド・墓地の「魔力統轄」「魔力掌握」の数まで可能な限り魔力カウンターを置く事ができる。
単純なサーチカードであるが、サーチ後に同名カードと「魔力掌握」の数まで魔力カウンターを魔力カウンターの置ける自分フィールドのカード全てに置くことが出来る。効果を使用した後に別の効果が作用したり、デッキの圧縮につながる点も「魔力掌握」と共通している。
魔力掌握/Spell Power Grasp
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):フィールドの魔力カウンターを置く事ができるカード1枚を対象として発動できる。
そのカードに魔力カウンターを1つ置く。
その後、デッキから「魔力掌握」1枚を手札に加える事ができる。
リメイク前から登場している通常魔法。魔力カウンターを置けるカード1枚に1つ置いた後に同名カードを加える。
魔法都市の実験施設/Endymion's Lab
永続魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードは魔法&罠ゾーンに存在する限り、カード名を「魔法都市エンディミオン」として扱う。
(2):自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
(3):1ターンに1度、自分の魔法使い族モンスターが戦闘で破壊されたダメージ計算後に、
自分フィールドの魔力カウンターを6つ取り除いて発動できる。
手札・デッキからレベル7以上の魔法使い族モンスター1体を特殊召喚する。
「エンディミオン・ラボ」と読む。自身を《魔法都市エンディミオン》として扱う効果も持ち、(2)効果で魔力カウンターを置くことが出来る。(3)効果で戦闘で破壊されたら魔力カウンター6つあればそれを取り除くことで手札・デッキからレベル7以上の魔法使い族を特殊召喚出来る。
魔法都市エンディミオン/Magical Citadel of Endymion
フィールド魔法
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
(2):魔力カウンターが置かれているカードが破壊された場合に
そのカードに置かれていた魔力カウンターの数だけ、このカードに魔力カウンターを置く。
(3):1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドの魔力カウンターを取り除く場合、
代わりにこのカードから取り除く事ができる。
(4):このカードが破壊される場合、代わりにこのカードの魔力カウンターを1つ取り除く事ができる。
リメイク前から登場しているフィールド魔法で、魔力カウンター系のデッキの例に漏れず、重要となるカード。Pモンスターたちの効果も利用すると、魔力カウンターを多く増やすことが出来、魔力カウンターの総数が凄まじいことになる。手札に2枚以上来ると極端に弱くなるカードでもあるためこのカードの枚数は構成によって差が出ることも。
リンクモンスター
神聖魔皇后セレーネ/Selene, Queen of the Master Magicians
◤ ▲ ◥ ◀ ロ ▶ ◣ ▼ ◢
リンク・効果モンスター
リンク3/光属性/魔法使い族/攻1850
【リンクマーカー:左下/下/右下】
魔法使い族モンスターを含むモンスター2体以上
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動する。
お互いのフィールド・墓地の魔法カードの数だけこのカードに魔力カウンターを置く。
(2):フィールドに「エンディミオン」カードが存在する限り、
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
(3):1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに、
自分フィールドの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
自分の手札・墓地から魔法使い族モンスター1体を選び、
このカードのリンク先となる自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。
「エンディミオン」に関連したリンクモンスターで、「エンディミオン」カードがあれば攻撃対象にならない効果を持ち、リンクマーカーを維持できる。(3)の効果を用いるためだけなら「エンディミオン」以外にも用いることが十分に可能で、墓地にある《エフェクト・ヴェーラー》を蘇生し、《アクセスコード・トーカー》に繋げると言った場面が多くみられる。
魔力カウンターが置かれる効果を持ち、素材制限も非常に緩く魔法使い族1体含んでいればいいため、「《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》+魔法使い族」という組み合わせでもリンク召喚出来る。また、魔力カウンターを置く(1)の効果はターン制限はない。
(3)の効果が墓地に対応している面が一見相性良くなく見えるが、混ざりやすい《マジシャンズ・ソウルズ》が《創聖魔導王 エンディミオン》や《魔導獣 マスターケルベロス》等のカードを墓地に送ることが出来たり、レベル7が全体に多くエクシーズ召喚をすることも考えられる。また、《マジシャンズ・ソウルズ》を見据えて《魔導輝士 デイブレイカー》を使うのも手か。
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関連項目
- 遊戯王OCG
- 遊戯王OCGカードリスト
- 魔力カウンター
- 魔導(遊戯王)-(敵対勢力)
- ウィッチクラフト(遊戯王OCG)-(依頼の発注先)
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