オオイヌノフグリとは、身近によく見られる春の野草の一種である。別名:瑠璃唐草、天人唐草。ヨーロッパ原産の帰化植物である。
概要
【分類】ゴマノハグサ目ゴマノハグサ科クワガタソウ属
【学名】Veronica persica
(学名の由来)Veronica→カトリック教会の聖人・ヴェロニカの名前にちなむ/persica→ペルシャの
春に小さな青い花を咲かせる雑草で、そこら中に生えているのできっと見覚えがあるだろう。名前のフグリとは陰嚢という意味である。つまりこの植物の名前は『おっきい犬のキン○マ』という意味である。
「フグリ」とは実際はイヌノフグリ(Veronica didyma var. lilacina)という近縁の種の果実を喩えたもので、この種の果実は細長くそれほどフグリに似ていない。しかし、そんなことはさして重要でないことは、わざわざこんな記事を見にきた有志の皆様ならおわかりだろう。ちなみに、イヌノフグリはオオイヌノフグリの繁殖力に押されて生育地が減少し、絶滅危惧種になってしまったので、本家本元のフグリを見るのは難しいだろう。
この草の名前の意味を知ったとき『なんでそんな名前にしようと思ったんだろう』と思った人も多いのではないだろうか。
どっかの学者が「こいつは犬のふぐりそっくりだからオオイヌノフグリだ!!」と名づけたと考えてもシュールだし、「あの草、犬のキン○マに似てるよな~」と村人同士で話してたらいつの間にか名前として定着したと考えてもそれもシュールである。
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