Eins zwei drei g'suffa Prosit!
オクトーバーフェストとは、ドイツのビール祭りである。最近、日本でもドイツビールなどを主に野天で飲むイベントとして、各地で開かれたりしている。
概要
早い話が、ビールの醸造シーズンの幕開けを祝うドイツの「酒祭り」である。
ドイツでは古くからあちこちの地方で行われているが、有名なミュンヘンのオクトーバーフェストは1810年にミューゼ緑地において、バイエルン王国の王子の結婚式を機会に始まっている。このミューゼ緑地での大規模なオクトーバーフェストは、戦争などで中断したりしながらも今日に至るまで毎年開かれている。
期間はおおよそ16日間で、10月の第一日曜日まで行われる(年によっては、さらに数日先まで行われる場合もある) 。その間、醸造所がこの日のために大量のホップを使ったアルコール度数の高いビールを販売する。
ビールの他、食事も振る舞われ、期間中はステージイベントやパレードが開かれる。
日本では、ドイツ人学校などで小規模に開かれる程度であったが、1977年に大阪で一般の人を対象に開かれた。その後2003年に横浜で大規模なオクトーバーフェストが開かれ、その後各地で10月にかぎらず春から秋にかけて二週間前後の日程で、主にドイツビールを振る舞う「オクトーバーフェスト」が開かれるようになった。
日本におけるオクトーバーフェストの特徴
開催団体によって様々だが、大抵会場入場は無料。未成年はアルコールの購入や飲用は禁止だが、食事やジュースを飲む程度ならば問題ない。客層的には、大人のグループはもちろん、一人客や家族連れも多い。
販売されているビールは大抵大ジョッキ(500ml前後からある)で、一杯1500円くらい。他にビアカクテルやソフトドリンク、ワインやシードルなども売られている場合もある。グラスの破損や紛失などの保険のためにデポジット制をとっているイベントが多く、最初一杯目の際にビール代の他にグラスの保証金として1000円を払うことになっている。一度払えばあとはどのブースに行ってもグラスを交換してビールを注文して飲むことができ、帰りに返却ブースにグラスを返すことで1000円を返してもらうことができる。
食事は主にドイツにちなんで、ソーセージやチーズ、ドイツパンやプレッツェルなどが売られている。2000円から数々の一品を盛り合わせたプレートも販売されており、高アルコール度数のビールのつまにするには十分すぎるボリュームがある。
会場にはステージが有り、ドイツから呼んだバンドが歌やブラス演奏を披露する。定番としては会場の客に乾杯を促す「乾杯の歌」、簡単な振り付けで踊れる「チキンダンス(アヒルのダンス)」などがある。
会場のあちこちにはディアンドルを身にまとった女性スタッフなどがいて、他のスタッフともども場内を盛り上げたりしている。
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