オジロプレーリードッグとは、リス科プレーリードッグ属のプレーリードッグの仲間である。オグロプレーリードッグではなく、オジロプレーリードッグである。
概要
アメリカのコロラド州やワイオミング、ユタ州、モンタナ州に生息する、名前の通り尻尾が白いプレーリードッグの仲間である。オグロプレーリードッグよりも標高が高いところに生息しており、標高1500mから3000mの地帯に生息している。体長はおよそ30cmほど、体重は650~1200gほど。オグロプレーリードッグよりも小さい集団で生活している。
オグロプレーリードッグや他のプレーリードッグ同様、イネ科の植物やサボテンなどを食べ、水分は基本的に食べ物から摂取する。種子も食べるが、あまりにもカロリーが高いためか食べ過ぎると健康上良くないのであるが、嗜好性を持ってしまう。繊維質の多い植物の葉をよく食べる。
オグロプレーリードッグと違い、冬には冬眠を行う。
他のジリス、プレーリードッグを殺すことが知られており、競争相手となるジリスを殺してしまう。なお、オジロプレーリードッグは草食性のため、殺したジリスは放置する。プレーリードッグ自体、他のプレーリードッグを生き埋めにするなどして殺すことはあるが、他のプレーリードッグだけでなくプレーリードッグではないジリスまでも殺す。これは、エサの競争相手となるジリスを殺すことで自身の子どもたちの生存確率を高めるのである。まさに、「殺すために殺す」ということである。草食性の哺乳類であっても、競争相手を殺してしまうことはあるのだが、たとえばカバにしても殺した後は殺したカバを食べることもある。しかし、オジロプレーリードッグについては、脳天をかじり、殺したとしても食べることは全くない。
日本においては、一応ペットとして飼育することも可能な動物である。しかし、冬眠をする際はたくさんの栄養を蓄えておく必要があるので、下手に冬眠をさせてしまうとペットとして飼育しているときの栄養状態では十分に冬を越せるくらいの栄養を蓄えることができないため衰弱死してしまう危険性が高い。飼育下では室温を20℃以上に保ち、冬眠をさせないようにしなければいけないのである。
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関連項目
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