そうか、それは賢明だな
オズマ(イース)とは、日本ファルコム制作のARPG『イース セルセタの樹海』の登場人物である。
イース4の原案にはいなかった人物の一人である。
概要
性別:男
攻撃属性、武器:射撃、槍
職業:大河の村・セルレイの長、聖獣スパーダの世話
水上集落セルレイの長の子供で、そのリーダーを若いながらも務める青年。誠実さと熱さ、真面目さなど「良い人」としての要素を多く持ち、集落の人々から慕われている。
特筆事項として、武器の重さに因らずカーナに次ぐ移動スピードを持つキャラであり、溜め攻撃が2hitするためにSPゲージが時間差で倍回復するトンデモ仕様の持ち主。水と関わりの深い集落の育ちであるためか、他キャラの動きが悪くなる水中でただ一人、発生が早く判定も強い薙ぎ攻撃(溜め限定)を有している。
その代わり、武器がやはり重いのか通常技の使い勝手(特に三段目)は最悪の一言に尽きるが。
以下、物語のネタバレ
スパーダは聖獣としの名前を持ちながら、怒りや興奮をすると毒を吐く性質を持つ生き物。そのことを、ゲーム序盤のダンジョン・聖獣の住処にて、ぶっ殺してやるおじさん『獣使い』のガディスに『詐欺』と指摘され、冷静さを保てず敗北。
その後、アドルと同行する際に「なぜスパーダは聖獣として、秘密の存在にしなければならないのか」を知りたい旨を明かす。アドル達はもちろん、喜んで同行を許可する。
そして終盤、エルドゥークのトルメス湖上遺跡にてスパーダが聖獣として呼ばれる所以が明かされる。
トルメス湖はセルセタの水源なのだが、その水は異臭を放つほど汚れており、とても生き物が住める環境ではないし、それが川へと流れているとは思えない場所だった。
が、スパーダが吐く『毒』と思われていたそれは、強い浄化の作用を持ち、一瞬にして水源の水をきれいにしてしまうのだった。毒となるのは『浄化作用が強すぎる』のが原因で、聖獣と呼ばれるにふさわしい彼らの姿が、そこにはあった。
……それを、セルレイの先祖は集落間の紛争に利用しようとした。
結果として、自身の村が『毒』で滅びかけることになり、かといってスパーダの秘密を、存在する理由を知られる事――それにより他集落が自身と同じ過ちを繰り返す事を恐れた長は、反省を兼ねてスパーダのしつけと所以を一族の秘密とした。
そして、そこで真実を目にしたガディスとの決戦。彼の期待通り「ムカつく野郎」になったオズマは、アドルらと協力し、ガディスを討つ。月の仮面はついでです。
勝ったオズマは、果たしてセルレイとスパーダの在り方をどう変えて行くのか――――――――
スキル一覧
クラッグスピア(消費SP10)、初期スキル
地面に槍を突き刺した後、直線状にいる敵を大地の隆起で突き上げる。レベル上昇で、発生短縮と攻撃範囲が拡大される。
単体エリアルにも移行できるが、上記の通り、通常技の三段目の性能がお察しであるため、あまりお薦めしない。
地竜壁(消費SP10)、初期スキル
自身の周囲にDEFを強化する陣を展開する。効果はレベル1~3×15秒持続する。
通常ガードでの被ダメージを大幅に減らせるため、フラッシュガード慣れしない頃やナイトメアでの連続ガードが必要な時に頼っておきたい。
虎閃衝(消費SP20)、閃きレベル11
力を溜めて、前方に強烈な一撃を放つ。レベル2で発生短縮、レベル3で2hit化。
レベル1の使い勝手の悪さはどうしようもないが、レベル2は下のクラッグバーストとほぼ同じ発生になるため、使い勝手は比較的上がる。貫通・吹き飛ばし性能・威力・射程も、消費40スキルに匹敵するほど高い。
クラッグバースト(消費SP40)、閃きレベル13
跳びあがった後、地面を広範囲隆起させて攻撃。レベルが上がると範囲・射程・威力など全てが強化。飛びあがり直前(11/30F)まで無敵があるため、スカシとしても使用できる。
ジャンプという発生のラグはあれど、こちらも発生後の様々な効果がすさまじい技。前方に上手く敵を集合させて発動すれば、すさまじい数をスキルフィニッシュできる。
風車輪(消費SP10)、閃きレベル18
オズマの前方で槍を回転して攻撃。レベルが上がると、攻撃範囲やヒット数が増える。発生も速く硬直も少ない、オズマにとっての貴重な技
……だが、ぶっちゃけるとこのスキル、いわゆる死に技。最大レベルになっても「密着しないと当たらない」ため、彼の基本戦法である「逃げ性能で距離を取りつつ、溜め攻撃とスキルで中距離からダメージを与え続ける」ものと、相性が最悪。これが2Dアクションなら、地対空なり画面端コンボパーツなりで使えたのだろうが……
アクアプレッシャー(消費SP10)、閃きレベル25
少し溜めてから、相手を過重状態にする槍で突く。レベルアップで射程と過重確率がアップ。
風車輪同様、密着された時の切り返しに使いたい技。耐性がなければ過重に出来るため、オズマ本人のスピードも含めて離脱も容易くなる。
蒼獄波(消費SP20)、閃きレベル26
ゆっくり進む水の球体を放ち、多段ヒットする設置系スキル。レベルが上がると、ヒット数や威力、持続時間が延びる。
見た目より判定が強く長時間場に残り、さらにある程度追尾判定もあるため、雑魚をこの技一つで全員狩ったり一部ボスが使う設置系の技を潰したりしやすい(スキルフィニッシュ扱いされるため、体力回復にも使える)。
ヒット数の多さから状態異常にもしやすく、覚える中盤以降の活躍は目を見張るものがある。
鷹爪撃(消費SP20)、閃きレベル32
宙に浮いた後、地面に槍を突き刺し、その衝撃で攻撃する。レベル上昇で、飛び込みまでの時間短縮。
基本は、攻撃回避を兼ねた技として使われる。滝登りと連携して使えるようになると、さらに強力。
豪槍烈破(消費SP40)、閃きレベル40
突き→クラッグスピア→虎閃衝という乱舞をする技。レベルアップで乱舞速度上昇、最後の虎閃衝が2hit化など。
武器補正も含めれば全キャラ中でも屈指の大ダメージを与えられるスキルなのだが、攻撃時間が真・撃滅乱舞より短いとはいえとても長い+一発一発キー入力に補正がかかる(一つの方向に押しっぱなしにしないと明後日の方向へと撃ってしまう)ために、正直一部ボスを除いて封印安定。
逆に、下記の不動の玉帯を装備させて、消費SP40スキルの仕様であるダメージ95%カットを狙うのもありだが。
滝登り(消費SP20)、閃きレベル48
槍を構えて突進した後、ムーンサルトキックで水柱とともに敵を打ち上げる。レベルアップで突進距離と水柱強化。
鷹爪撃との連携が可能な技だが、突進を含めた連携がなかなか難しい。また、アドルのダブルライジング同様、他のスキルをジャンプ直後に発動してつなぐことも可能。なかなか笑える変態挙動をするため、一度試す事をおススメする。
EXスキル、加えて仕様
オズマのEXスキルは初段が遅すぎる(同じく本命までの時間が長いフリーダの奥義・氷獄舞踏は、初段でダメージのない攻撃判定がある)ためか、フラッシュガード後の発動でもクリティカル化しない仕様がある。
一応、武器強化によるクリティカル化は可能なので、バグとはまた違うのだろう。
通常版・金剛震天衝
一歩下がって、力を溜めてから突進。同心円範囲に5回瞬間移動と突進を繰り返した後、攻撃対象を中心にクラッグバースト。
発生まで方向転換が可能なのだが、突進直前までキー入力を受け付けているため、一定方向に入力し続けないとなかなか思った方向に移動してくれない。このため、喰らい判定の小さいボスには特に失敗しやすいスキルでもあり、オズマ操作においては、このEXスキルに慣れる必要がある。使わなければいい話と言ってはいけない。
強化版・奉神演舞槍
飛び上がって力を溜めてから、地面に飛び込む。その際、重量の軽い魔獣を吸い込む渦潮を発生(飛び込んだ後は本命までキー操作による微調整が可能)。自身の周囲で多段ヒットさせた後、スパーダの力と共に上昇して締める。
軽い雑魚を多く相手にするフィールド向けの技。上方への判定も強いため、特殊な判定を持つ大型のボス相手に使っても良いが、通常版と違い、密着しないとなかなか最終段までヒットしてくれない。
おすすめアイテム
霊樹のリング
EXスキル回収率が高めに設定されている+上記のSPゲージ回収率も合わさり、SP回収系アイテムは(武器のSPを強化してしまえば)正直不要。
他キャラに回すにしろ自分で当てられるようにするにしろ、EXスキル用のゲージを大量に集めるこれはまさに最適ともいえる。多段ヒットする蒼獄波とも相性が良い。
不動の玉帯
発生の遅さを逆利用した装備。特に攻撃時間の長さが欠点である豪槍烈破などを利用しやすくするため、オズマにはほぼ必需品と言っていい。
スキルリングⅣ
こちらも、デュレンとは逆の理由ながらもおススメ。特に、蒼獄波と滝登りを多く使えるメリットを生かさない手はない。
関連動画
関連項目
- ファルコム
- イース
- イース4
- イース セルセタの樹海
- セルセタの樹海
- 浪川大輔
- アドル・クリスティン
- デュレン(イース)
- カーナ(イース)
- カンリリカ
- フリーダ(イース)
- ガイウス・ウォーゼル ←はす向かいの後輩
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