概要
オタクパウシの名はアイヌ語に由来しており、「o(そこに)+takuppa(谷地坊主)+us(多くある)+i(ところ)」が語源とされる[1]。谷地坊主は、スゲ属の植物が塊状になったもののこと。オタクは多分関係ない。
位置的には釧路町の東側の大字仙鳳趾村内、いわゆる難読地名ロードの北外れに位置し、当地を南北に縦断する林道の途中には難読地名ロード仕様の看板が立てられている。多くは山林地帯だがわずかに農家が点在し、2015年国勢調査によると定住人口は20人。その名に反してオタクが喜びそうなものはないが、周辺の道路にオタクパウシの地名が書かれた青看板が数か所あり、やたら印象に残る地名である。
なお、2023年7月末にはこの地域にあった放牧地で、近隣の町である標茶町や厚岸町で獣害を起こしていたクマの「OSO18」が、釧路町役場職員によって仕留められた。ただし当時はOSO18だと判明しておらず、8月下旬に冷凍保存された遺体のDNAからOSO18と判明した。
「オタクパウシ」は小字であり、大字は先述したようにこれまた珍しい地名である「仙鳳趾村」。つまり住所で書くと「北海道釧路郡釧路町仙鳳趾村オタクパウシ」となる。また、近隣の厚岸町内には、これまた謎地名として一部で有名なルークシュポールという地名がある。
関連動画
関連項目
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- なし
- 6
- 0pt