オットセイ(膃肭臍、海狗、英:Fur seal)とは、鰭脚類アシカ科のうちキタオットセイ属とミナミオットセイ属の総称である。
概要
耳たぶを持ち、四脚で体を支えて陸上を移動し、前脚を翼のように羽ばたかせて遊泳するという、アシカ科特有の特徴を持つ。
アシカよりも若干小さく、ビロード状の体毛が密生しているのが特色。ヒゲは年齢を重ねるに伴い黒から白へと変化する。
鳴き声は刻み込むように「オウッ、オウッ、オウッ」と鳴く。同じように鳴くアシカよりも高めで若干だが鮮明。次長課長の河本準一の笑い声はよくオットセイに例えられる。
好物は魚やタコ、エビだが、住んでいる場所によってはペンギンを捕食するケースもある。
オスはまま海岸沿いにハーレムを形成するが、オスの8割近くは子孫を残せないとされる。ハーレム状態になれるのは選ばれた強いオスのみということだろう。オットセイの中の弱者男性は、おなじように負け組となったオットセイのオスたちと内陸の不便な場所にコミュニティを作り、リベンジする気概も見せないまま、そこで子を成すことなく一生を終えるのだとか。
毛皮は高価で取引される。また、ペニスや睾丸の成分は滋養強壮に効果があるとされ、男性機能回復を謳うサプリメントの材料になっていることも。かの徳川家康も子孫繁栄を目的にオットセイの睾丸で作られた漢方薬を飲んでいたらしい。
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