それは‥‥
太古の昔より‥‥
はるかなる未来まで!
平和なる時も‥‥
混乱の世にも!
あらゆる場所!
あらゆる時代に!!
戦いの火ダネとなるものッ!!
それは人間が存在する限り
永遠に続く『感情』なのだ‥‥
その感情の名を‥‥
『憎しみ』あるいは‥‥
『オディオ』というッ!!
概要
ライブ・ア・ライブのシナリオ全編に共通する要素で、シナリオの鍵。意味は上述の通りであり、シナリオ全編に「オディオ」は登場している。
(原始編のみ台詞が皆無の為推測が混じるが)オディオは人間が生み出したものであり、それまでRPGでありがちだった、どこからともなく現れた悪の魔王といった存在とは一線を画している。
なお、オディオ=憎しみとオディオ本人が説明している為ちょっと混乱しがちだが、全てのオディオが他の存在を憎んでいるわけではなく、オディワン・リーやオディ・オブライトのような「憎しみを生み出す人間」としてのオディオや、OD-10のように「憎しみによって争う人間を抹殺しようとするモノ」など、様々なタイプが存在すると考えるとわかりやすい。……恐竜だけちょっと場違いだが、お~でぃお~に対する生贄信仰(をしていた原始人部族)が原始編の原因となっているのは確かである。
その中で魔王オディオは「(不可抗力の結果)他者の憎しみを生み出し」「人間の憎しみによって生み出され」「人間を憎み、絶望し」「憎しみを生み出す人間を抹殺しようとする」全ての要素を兼ね備えたオディオ中のオディオ(ピュア・オディオ)である、と言える。本人は単に親友の逆恨みに気が付いてなかった(+物凄く不運だった)だけなのに、それを乗り越えられなかった心の弱さから、そんな大事に発展させてしまうあたりが、人間の業の深さと言える。
最終編ボスとしてのオディオ
中世編ラストの舞台となった魔王山頂上で、中世編に登場した魔王の姿で出現する。
この際、戦わず帰ろうとする事も出来、この行動が隠しボスとの戦闘条件になっている。
話しかける事で戦闘に突入。目の形をしたオディオアイ×2、口の形のオディオマウスが顔をかたどっており、額にあたる部分に卵状態のオディオモールが存在すると言う、異様な様相をした形態分割ボス。なお、このパーツは個別に移動、向きの変更が可能なので、戦闘し続けると顔の形が崩れ、さながら福笑いのようだと揶揄される事がある。
オディオアイとオディオマウスを全て撃破することで、オディオモールがピュアオディオに変化し、2回戦に突入する形態変化ボスとしての一面も持っている。なお、オディオモールは極めて防御力が高いものの、ダメージ固定技であるサモの「ほいこ~ろ~」や、サンダウンの「ハリケンショット」のような攻撃回数の多い技を使って(極めて防御力の高い相手を攻撃しても、最低1×攻撃回数分ダメージは入るため)無理やり倒す事も可能なのは有名。この際、ピュアオディオ戦をスキップする事が出来る。
状態異常を多用してくる為、対策を講じないと地獄絵図になる。特筆していやらしいのは石化効果のある「セントアリシア」で、代表的な技として知名度が高い。
ただ、直接的な戦闘能力はそんなに高いわけではない為、ちゃんと対策をすればそこまで強敵と言うわけではなく、最終編の各ダンジョンをちゃんと回っていればそんなに苦戦はしない。むしろレベルを上げすぎたプレイヤーは(こっちのレベルにあわせて強くなる)雑魚モンスターの方が強敵になっているだろう。
これらのオディオを倒した後の選択により、エンディングに到るまでの分岐が発生する。
また、ピュアオディオ戦で全滅した場合も特別なエンディングが流れる。(ピュアオディオ登場前に全滅すると、単にゲームオーバーになる)
ピュアオディオ戦では、それまでのボス戦のBGMである「MEGALOMANIA」ではなく、専用BGMである「PURE ODIO」が流れ、戦いを盛り上げる。……のだが、サントラに収録されたPURE ODIOには曲の終わりにセントアリシアの悲鳴が含まれていると言う下村陽子の(かどうかは不明だが)非道なトラウマトラップが仕掛けられている為、視聴の際はご注意。こんな事をやる公式が病気である。
関連動画
のちに、スクウェア・エニックスで製作された『半熟英雄対3D』にて、エピソード0にてボスキャラクター「オディオ」が登場した。
台詞も実にライブ・ア・ライブのパロディなのだが、ヒャハハ笑いしたり、主人公の父の王国に戦争を仕掛けた理由が思いをはせた王妃が先代を選んだからというバリバリ私怨だったりと、なんだかストレイボウ成分が混入してしまったようである。
また、オディオの居城はルクレチア城である。
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関連項目
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