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『オトメ＊ドメイン』とは、ぱれっとクオリアより発売されたPCアドベンチャーゲームである。18歳未満は購入及びプレイができない。
概要
有名ブランド「ぱれっと」の姉妹ブランド「ぱれっとクオリア」のデビュー作。価格帯はいわゆるミドルプライスでありながら、フルプライス並みのシナリオ分量を謳っている。
対応OSはWindows Vista, 7, 8, 10。またWindows用パッケージ版に加えAndroid対応のダウンロード版も同時に発売（Google Playではなく、DMMのアプリを経由して購入する）。標準価格6800円（税別）。2016年4月22日に体験版が公開された。
企画及びシナリオの担当は「ぱれっと」の作品に多く参加してきたNYAONが担当。原画は館川まこ、SD原画はこもわた遙華が手がける。
また、いわゆる「男の娘」が題材となっているという作品の性質上、主人公にもボイスがついている。
2016年6月24日に発売。萌えゲーアワード2016において、話題賞、6月月間賞を受賞した。
あらすじ
唯一の身寄りであった祖母を亡くし、天涯孤独の身となってしまった主人公の飛鳥湊。しかしそこに財閥のお嬢様である西園寺風莉が現れ、自らが理事長を務める学園への編入や、住処、学費の面倒を見ることを提案する。実はそれは西園寺家でメイドをしていた湊の祖母が、生前に風莉に託した願いでもあった。
しかし湊のかなり中性的な顔立ち、体つきが災いし（？）、彼は女子の制服を着て女学園「白鈴女子学園」に通うことになってしまう。さらに寮では風莉と同室になることに。
しかもこの風莉お嬢様、生活力のないかなり残念なお方だった。ほかにも小規模な寮にいる住人たちは変わり者ばかりで、湊はそれに振り回される羽目になる。
登場人物
主人公
- 飛鳥湊（あすか みなと） - CV:歩サラ
- 主人公の少年。女子制服に身を包んだ見た目も、そして声までも完全に可愛い女の子であるが、だが男である。
身寄りを亡くし、風莉に拾われる。女子校とかお嬢様とかいうものに、実態以上の幻想を持っているようである。料理ができ、食にはこだわりがある。また世話好きという一面も……実に女の子である。だが男だ。
可愛らしい外見に反して彼もエロゲーの主人公だけあり、アレのサイズはご立派でそこだけ実に漢らしい。 - 美少女ゲーム大賞2016キャラクター部門
において、男であるにもかかわらず、いくつものゲームのヒロインを差し置いて1位を取った。
ヒロイン
- 西園寺風莉（さいおんじ かざり） - CV:杏花
- 大財閥のお嬢様。学生の身でありながら「白鈴女子学園」の理事長を務めている。その一方でかなりだらしない生活を送っており、部屋は散らかってたんすの中はぐちゃぐちゃ、おまけに動きたくないがためにペットボトルにおしっこをするなど、残念なお嬢様である。（ちなみにそれは開始プロローグでいきなりやる始末）
- 貴船柚子（きふね ゆず） - CV:上田朱音
- 湊や風莉とはクラスメイトで寮も同じ。清楚なイメージの黒髪美人で、愛嬌もある名家のお嬢様である。
しかし彼女もまた家事が苦手であり、汚部屋の住人となっている。また趣味は料理であるが、この料理が壊滅的に下手である。新聞部の部長。 - 大垣ひなた（おおがき ひなた） - CV:姫川あいり
- 新興企業グループ、つまり成金一族の娘。だが成金っぽいいやらしさはなく、普通にいい子である。
行動様式が典型的な邪気眼系中二病であり、自らを東方将軍ツァラトゥストラなどと名乗る。設定はよくぶれるようで、世界を支配下に収めたり収めなかったりする。慌てると設定を忘れ、素に戻る。
サブキャラクター
- 皆見美結（みなみ みゆ） - CV:鶴屋春人
- 湊のクラスメイト。教室で隣の席になる。誰とでも仲良くなれる社交的な性格。お嬢様学校に通ってはいるものの実家は庶民の家で、両親はがさつな娘を少しでも礼儀正しくさせようと学園に入学させたらしい。
- 那波七海（ななみ ななみ） - CV:七ヶ瀬輪
- 湊たちのクラスの担任教師。とても面倒くさがりで、管理人でありながら寮の家事や風莉お嬢様の身の回りの世話を湊に丸投げする。名前について突っ込まれるのをとても嫌がる。
主題歌
オープニングテーマ
エンディングテーマ
視点変更パッチ
2016年11月18日から「視点変更パッチ」が配布されている。これは事前にユーザー投票で選んだ本作品のHシーンの一つを、プレイヤーの視点（通常は湊視点）を切り替えてヒロイン視点で見ることができるというもの。
Webラジオ
インターネットラジオステーション＜音泉＞にて、本作品の広報番組「オトメ＊ドメイン RADIO＊MAIDEN」が配信された。2015年12月24日より隔週木曜日配信、2020年12月24日まで配信された。
題にある「MAIDEN」とは英語で「処女」を意味し、パーソナリティやゲストは全員処女であるという設定でラジオ配信を行っていた。
また、かつて配信されていた「ほめられてのびるらじおZ」とは姉妹番組の関係にあり、コラボコーナー「オトメノ＊ベンチマーク」もあった。
第3回アニラジアワードにおいて、最優秀女性ラジオ賞（一般部門）を受賞した。
単一作品の広報番組でありながら、配信期間5年、配信回数128回という他に類を見ない長寿番組であった。
主なスタッフ
関連動画
関連項目
外部リンク
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