オメガマンとは、漫画『キン肉マン』に登場するキャラクターである。正式には定冠詞を付けてジ・オメガマン。
後に設定された本名はオメガマン・ディクシア。
超人強度8600万パワーは作中で屈指の高さを誇る。
概要
口癖
出身地
我こそは 遠く1万6千光年の宇宙のかなた
オメガ・ケンタウルス星団から
目的1
フェニックスさまの命を受け
おまえたちキン肉マン・チームを皆殺しにするためやってきたオメガマンだーっ!!
名の由来
またオメガマンのΩ(オメガ)とはギリシャ語の最終文字で
最後と言う意味もある……
立場
まさに わたしはフェニックス・チーム最後の戦士として
キン肉マン・チームよ おまえたちの前に立ちふさがったのだーっ!!
目的2
そしてわたしにはおまえたちキン肉マン・チームを倒し
フェニックスさまをキン肉星の王の座に就かせる任務のほかに
もうひとつ大切な目的があってやってきた……
さすがに長くなりすぎたので中断
まあ それについてはおまえたちをひとりずつ血祭りにあげながら
おいおい説明してやるぜ フォフォフォ
説明
以上の物凄く長い自己紹介で登場したスーパー・フェニックスチーム中堅。その名が示すとおり、王位争奪編までの物語中で最後に登場したキャラクターである。
地球から1万6千光年離れたオメガ・ケンタウルス星団の星に住む「オメガの民」の一員で、当主アリステラの弟。
はるばる地球にやってきて完璧超人となり、また犯罪超人をハントする超人ハンター業に就いていたが、同時に地球の情報を母星に送る諜報活動を行っていた模様。アリステラは妙に地球の情報に詳しいが、それはだいたいこいつのせいという事になりそうである。
完璧超人始祖編で大きく設定が変更される前から超人閻魔と接点を持っていた完璧超人だが、設定変更の影響を受けて、彼の立ち位置もまた変化することになった。
以前は超人墓場と完璧超人が同一団体だとされていなかったため、彼は「超人閻魔に金で雇われた外部の超人ハンター」という関係だったが、「完璧・無量大数軍入りを目指すため超人閻魔の指令を受けてネプチューンマンの命を狙う……と見せかけて超人閻魔に近づこうとしたオメガの民のスパイ」という設定になった。ネプチューンマンは必ずキン肉マンたちの援護に現れると考え、フェニックスに(表面上)忠誠を誓い知性チームの一員となり、キン肉星王位継承サバイバル・マッチに出場する。
兄アリステラとの風貌の違い
- マスクに開いた穴がアリステラの方が鋭角で長い。
- オメガハンドがディクシアは右手、アリステラは左手。
- オメガハンドの下部(手首?)のスカート状になっている部分がディクシアのは前面まで覆っていて腰布のようになっている。アリステラのは左右に分かれていて、ベルトを着用しているのが確認できる。
- 膝当てがアリステラの方が鋭角。
プロフィール
作中の活躍
王位争奪編
王位争奪編開始当初からミステリアス・パートナーとしてキン肉マンスーパー・フェニックスに同行。1回戦、準決勝は戦う機会が無いままチームが勝ち進み、決勝戦でいよいよその姿を現す。
とてつもない長口上(しかも話題が全部終わっていない)で自己紹介を述べ、中堅としてキン肉マン・チームの副将・ジェロニモと石垣リングで戦う。試合開始直後にΩカタストロフ・ドロップで瞬殺。しかしネプチューンマンの放ったキン肉アタルの遺灰によって防がれており、立ち上がったジェロニモにネプチューンマンやキン肉マン・チーム抹殺の指令を受けてきたことを解説しながら優勢に戦いを進める。
ジェロニモも奮闘したものの、背中の巨大指に宿した亡霊超人たちの防御によって防ぎきり、二度目のΩカタストロフ・ドロップによって勝利した。
続けて、フェニックス、マンモスマンとともに3vs3のイリミネーション・ルーレットマッチに出場。マンモスマンとロビンマスクが消滅すると、ザ・サムライと名乗って姿を変えていたネプチューンマンと対決。変身能力Ωメタモルフォーゼによってキン肉マン、ネプチューンマンの二人を同時に圧倒する。しかしキン肉マンのマジック・スクウェアによってΩメタモルフォーゼを封じられてしまい、巌流島コンビ(キン肉マン&ネプチューンマン)のコンビネーションによってフェニックスと共に窮地に追い込まれる。
フェニックスの指示でキン肉マンの師匠プリンス・カメハメに変身することで再び優位に立つが、カメハメは実戦稽古によってキン肉マンに52の関節技を伝授。さらに敵が強大になってしまう。
キン肉マンに敗れたカメハメから元に戻った隙にキン肉マンを捉えてΩカタストロフ・ドロップを繰り出すものの、ネプチューンマンが割って入ったために、技はネプチューンマンに炸裂する。ネプチューンマンは予言書が燃え尽き消滅する。
その後、キン肉マンとフェニックスがビビンバを取り合うイベントの後、あらためてキン肉マンの前に立ちはだかるが、カメハメとの戦いで成長したキン肉マンには「もはや相手では無い」と一蹴され、完璧マッスル・スパークで倒された。
死後、遺体はリングから降ろされていたはずだが、いつの間にかリングに戻されていてフェニックスの攻撃に活用される。さらに仮面に記録されていたマッスル・スパークのイメージを分析したフェニックスが、マッスル・スパークを破るきっかけにもなった。
最後は予言書を燃やされ、死体のまま消滅する。その手はいつのまにか祈るように組んだ形になっており、さらに消滅の際には手袋がキン肉マンの手を取り、何かを托すような形でキン肉マンの手に残っていた。
王位争奪編の後に復活・再登場は無く、完璧超人との戦いを描いた完璧超人始祖編でも言及されることは無かった。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編
故郷オメガ・ケンタウルス星団から兄であるオメガマン・アリステラ率いる軍団「オメガ・ケンタウリの六鎗客」が登場。彼らに向けてマグネット・パワーや友情パワーについて情報を伝えていたことが明らかになった。
アリステラが語る回想シーンで、超人墓場に潜入した姿が描かれた。
ミラージュマンの試験を乗り越えて完璧超人入りを果たし、超人墓場の中で名声を得るべく奮闘、アモイマンを撃破して墓守鬼たちに激賞される。そして完璧・無量大数軍に取り立てられる機会を得て、そのための課題としてネプチューンマン抹殺を命じられる。
ネプチューンマンはキン肉マン・チームの援護のため姿を現すと読んだオメガマンは、キン肉マン・チームと対戦する強豪である知性チームに入りこんだのだった。
前述の死亡から消滅にかけてのシーンでは、実はマッスル・スパークでは死んでおらず、フェニックスが超人予言書のページを燃やしてしまったのが死因という事になった。
だが、該当のシーンを読み返してみるとその場にいた全員が「オメガマンはもう死んでる」と認識して行動しているのだが、実は言葉も出せないほどの重傷の状態で「頼む消滅だけはやめてくれ、仲間のところに戻らないと」と手を組んで祈っていたり、キン肉マンに「オメガの民の未来を頼む」と願う形で両手を取っていたのかも知れない。
またパイレートマンの語るところによれば、マッスル・スパークで敗れたオメガマンもまた火事場のクソ力にオメガの未来を見出し、希望を托す意味で手袋がキン肉マンの手に残ったのだろうと推測されている。
その時キン肉マンの火事場のクソ力は封印されていてその影響は無かったはずとパイレートマンに教えてはいけないぞ!
戦績
- ○ジェロニモ(Ωカタストロフ・ドロップ)
キン肉星王位争奪サバイバルマッチ決勝 / 大阪城2F / 石垣リング - ✕キン肉マン&ロビンマスク&ネプチューンマン(7000万パワーマッスル・スパーク)
※パートナー:キン肉マンスーパー・フェニックス&マンモスマン
キン肉星王位争奪サバイバルマッチ決勝 / 大阪城3F→大阪城パノラマ競技場 / イリミネーション・ルーレットマッチ
必殺技
- Ωカタストロフ・ドロップ
- ツームストン・ドライバーの態勢に加えて相手の両手両足を封じ、さらにその上から巨大指で全身を包み込んで完全に逃げられなくして叩き付ける。外部からの救援なくして独力で脱出できた者はおらず、まともに直撃すればKOできなかった者はいない完璧な必殺技。
ジェロニモやネプチューンマンを倒した他、完璧超人アモイマンを木っ端微塵に破壊している。
技のほとんどがギミック頼みのオメガマンにとってほぼ唯一のまともな大技であり、これの完成度の高さが彼のポジションを「ギミック頼みだけではない、実力でも強豪」というものにしている。 - Ω血煙牙
- 超人墓場から脱走しようとした超人たちを(銃撃で)ハントし、その頭部を背中の巨大指に宿しており、噛み付き攻撃で牙を相手の体に埋め込ませる。その準備段階の後、相手の体に残した牙を特殊な音波で操り、さらに傷口を抉り出す。
また、巨大指にはハントした超人たちの他にネプチューン・キングも現れた。やっぱり脱走しようとしたところをハントしていたのか、ネプチューンマンを超人墓場に呼ぶために現れた協力態勢だったのかは謎。 - Ωメタモルフォーゼ
- 変身機能を持った仮面から光線を放ち、対象の物体/生物/相手が考えたイメージなどに姿を変える特殊能力。非常に応用性が高く、キン肉マン・チームをおおいに苦戦させた。
もしもキン肉マンがカメハメでなく悪魔将軍をイメージしていたら確実に勝っただろう。
関連動画
関連静画
関連項目
- キン肉マン
- キン肉マンの登場人物一覧
- 完璧超人
- 知性チーム
- サタンクロス
- プリズマン
- オメガマン ※当記事
- マンモスマン
- キン肉マンスーパー・フェニックス
- オメガマン・アリステラ
- オメガ・ケンタウリの六鎗客
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