オラオラとは、『ジョジョの奇妙な冒険』のラッシュの掛け声の一つである。
概要
ジョジョのラッシュ攻撃の掛け声の定番とも言えるセリフでもある。
最初に使ったのは第三部スターダストクルセイダースの主人公、空条承太郎である。そもそも第三部のときから新しい概念として「スタンド」が登場したため読者からのインパクトも非常に強い。
第三部では承太郎が戦った際の〆として、最強とも言われる破壊力を振り回しながら「オラオラオラオラオラオラ」と止めを刺すシーンが多い。おそらく第三部にて一番インパクトのあるオラオラシーンは敵のスタンド使いの一人「鋼入りのダン」の止めであろう。ダンに対して迂闊に攻撃ができないのをいいことに承太郎をさんざんコケのように扱い、いったん不利になったと悟ってからでも卑怯な手を使って(悪い意味で)しぶとくしている様を見て承太郎が「正真正銘の史上最低な男」と評し、それまでにやらされてきた屈辱のお返しとして3ページの間ずっと殴り続けたのであった。
鉄格子さえもいとも簡単に捻じ曲げる破壊力を持ったスタープラチナの3ページにわたるラッシュであったが、とりあえずはダンの肉体は原形をとどめており、「うげっぐあ~っ!」と叫ぶほどの余裕はあった。承太郎が本気で頭にきて、いたぶり苦しめるためにワザとパワーを弱めて殴っていたのかは定かではない。ちなみにこの前に承太郎は「千発そのつらへ叩き込むぜ」と言っていた。このことを守るためだったのかもしれない。
アニメでは小野大輔氏の熱演によりしっかり再現されている。この時小野大輔氏は66回オラと言っている(うち一発は原作通りオラオ!と言っている)地味に原作漫画の52回より多い。(金では払えねーぜッ!のコマ割り再現のシーンでオラオラ言っているのでその分増えたのだと思われる)
そして第三部の最終決戦では因縁DIOとの直接対決も実現。DIOの使うラッシュの掛け声が「無駄無駄」であり、
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラvs無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
と互いが互いを殴り争うシーンもあり、読者を喜ばせた。
時代は変わり第四部では仗助が主人公であるがサポート役として承太郎も出てくるため、スタープラチナのオラオララッシュもしばしばシーンがある(ちなみに仗助のラッシュの掛け声はドラララである)。
ちなみに上記の鋼入りのダンのラッシュでは60回ほど「オラオラ」と言っていたのだが、この第四部のときの戦いの一つ「シアーハートアタック」では時を止めてこれと同じくらいの回数のオラオラのラッシュをぶちかましたのだが、シアーハートアタックはそれでも何事もないかのようにぴんぴんしていた。いかにシアーハートアタックが頑丈であるかが思い知れただろう。
さらに第六部では承太郎の娘である空条徐倫も彼女のスタンド「ストーン・フリー」のラッシュの際にオラオラと言う。親子でオラオラのラッシュを同時にぶちかますシーンももしかしたら出るかもしれないと言われていたがそんなことはなかった。
別の次元の話である第七部では主人公ジョニィ・ジョースターが使っている。と言っても実際にオラオラと言ったのはほとんどタスクAct4別名:絶対殺すマンの際であり、それ以前ではそもそも掛け声自体なかった(というよりスタンド像自体の出番がそれほどなかった)。そのためこのAct4がオラオラオラオラオラオラと言い殴るシーンでは多くの読者がびっくりしたのであった。
むしろジャイロの方が、鉄球を投げる際に「オラアッ!」と叫んでいる。
その後の第八部では主人公東方定助が彼のスタンド「ソフト・アンド・ウエット」でオラオララッシュを披露している。当初はオラオラにアが混じり、「オラオラアラオラ」と言い放っていた。
余談だがアニメ『ふたりはプリキュアSplash☆Star』第43話では、幹部のキントレスキーが霧生薫・霧生満に対して「オラオラオラオラ…!」と叫びながらパンチを連打しているが、キントレスキーを演じたのはOVA版第三部で承太郎を演じた小杉十郎太氏であり、これはそのパロディであろう。
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関連項目
- ジョジョの奇妙な冒険
- 空条承太郎
- 空条徐倫
- ジョニィ・ジョースター
- 東方定助
- 無駄無駄 (同じくジョジョで使われるラッシュの掛け声、DIOとジョルノが使う)
- アリーヴェデルチ (同じくジョジョで使われるラッシュの掛け声、ブローノ・ブチャラティが使う)
- もしかしてオラオラですかーッ!?
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- ジョジョの奇妙な冒険 関連項目一覧
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