オルディン地方とは、ゲーム『ゼルダの伝説』シリーズに登場する地方である。
当記事では『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(以下『BotW』)及びその続編『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(以下『TotK』)におけるオルディン地方について記述する。
シリーズ全般を通してのオルディン地方については記事オルディン地方を参照。
概要
ハイラル北東部に位置する地方。
西で中央ハイラル、南でラネール地方、東でアッカレ地方と接する。
「オルディン」という地名の初出は『トワイライトプリンセス』であり、『時のオカリナ』で初登場した力の女神ディンに由来すると思われる。
ハイラル最大の火山であるデスマウンテンを中心とした山岳地帯となっており、デスマウンテン一合目から上は赤茶けた大地が広がっている。『BotW』では二合目から上は服やアイテムが燃えるほど「熱い」死の山であり、溶岩の滝や湖が形成されている。『TotK』では厄災ガノンが封印されたことにより火山活動が弱まっており地上は熱さ対策なしで探索できるが、洞窟内や地底は依然として溶岩で溢れており対策が必要である。
各所にリモコンバクダンやゾナウギアで利用することができるゴロン製の大砲やトロッコレールが設置されている。
主な地名・名所
※:『BotW』でのみ存在
*:『TotK』でのみ存在
オルディン渓谷
『TotK』では北西にマスターソードの地上絵が、南にプルアパッドの地上絵が描かれている。
- デスマウンテン登山口
- デスマウンテンの南、一合目に位置する「山麓の馬宿口」の登山口で、アーチ状の巨岩が立っている。付近には温泉湖であるキュサツ湖・ユフィン湖・ゲーロ湖がある。
- 山麓の馬宿
- デスマウンテン登山口にある馬宿。『BotW』では従業員の一人ケートがデスマウンテンの熱さを防ぐ薬である燃えず薬を販売している。『TotK』では半裸の男たちがたむろしている。
- オルディンの塔※
- デスマウンテン二合目に建つシーカータワーで、オルディン地方全体の地図が手に入る。特に仕掛けの施されていない低い塔だが、周囲が非常に熱い上にガーディアンや炎を操る魔物が闊歩している危険な土地に建っている。
- バルダスのレストラン*
- デスマウンテンの南西に新たに開発された新道「森の馬宿口」の中ほどにあるレストラン。ロース岩とケモノ肉を調理し販売している。北には二つの坑道があり、ロース岩などの採掘が行われている。
- ゲーム開始時点では謎の食用岩「おいし岩」に汚染されておりレストラン・坑道共に機能していない。そのためレストランの噂を聞いて駆け付けた美食家のイートンが立ち往生しており、埋め合わせに完熟火打ち石の買取りを行っている。金策に便利。
- オルディン渓谷 鳥望台*
- レストランの南に建設された鳥望台で、オルディン地方の地図が手に入る。ゲーム開始時点では故障している。
- 南採掘場
- デスマウンテンの南西、三合目にある「採掘会社ゴロン組」の鉱石採掘場。中央に大きなツルハシのオブジェが建っている。
- 『TotK』では採掘を終了しており跡地にレジャー施設トロッコランドが建設されている。
- ゴロンシティ
- デスマウンテンの西、五合目に位置するゴロン族の集落。およそ「シティ」の名に相応しくない小規模な集落である。
- 溶岩の池の周りを鉄の橋や岩の建物が取り囲む武骨な作りで、北西には山を切り出して作られた英傑ダルケルを始めとするゴロンの偉人たちの巨像が建っている。
- 真上にはデスマウンテン山頂方面に架かるオルディン地方最長の橋ゴロン橋が架けられている。
- 『TotK』では溶岩池だったものが温泉に変わっておりハイリア人にも人気の観光地となったが、ゲーム開始時点では謎の食用岩「おいし岩」に汚染されており治安が著しく悪化している。
- 北の廃坑
- ゴロンシティの北、デスマウンテン六合目に位置する廃坑。
- 『BotW』では神獣ヴァ・ルーダニアが暴走し始めて以降溶岩湖であるダルニア湖に侵食された上に魔物が増加したため封鎖され、多数の大砲が設置されている。
- 『TotK』ではゴロン組から置き換わる形で設立された鉱山開発会社「ユン組」の本部となっている。
- ゴロン温泉
- デスマウンテンの西、七合目にある温泉。疲労回復の効能があるとされる。
- マルゴ坑道
- ゴロン温泉の南東にある坑道。100年前に英傑ダルケルがロース岩の採掘のために拓いたと伝わる。
- 『BotW』では最深部にハイラルで最も安直な謎解きの祠であるケハ・ラマの祠『欲望の坂』が埋まっている。
- ド根性ガケ
- デスマウンテンの北にある巨岩の塔。『BotW』ではド根性三兄弟が崖登りトレーニングをしており、頂上に建つグ・アチトーの祠『グ・アチトーの祝福』に入るには長兄バケットの要求に従いトレーニングをクリアする必要がある。
- シャトー集落跡
- デスマウンテンの東にある集落跡で、大厄災によって滅んだ。登山道から離れた位置にあり、なぜこのような場所に集落があったのかは不明である。
デスマウンテン
オルディン地方東部に位置する巨大火山。八合目から上は一際熱くゴロン族以外の立ち入りが禁止されており、リンクが入る際もしっかりとした装備が推奨される。
山頂には『BotW』では神獣ヴァ・ルーダニアが、『TotK』ではイルバジアが鎮座しており戦闘の場となる。
火口は『TotK』ではデスマウンテンの深穴となっており常に瘴気が吹き出ている。
- オルディン橋
- デスマウンテン八合目、デスカルデラに架かる橋。
- デスマウンテン西作業場*
- デスマウンテンの西、冷えて固まったデスカルデラの上にあるユン組の作業場。ゾナウギアの発掘作業が行われている。
- 炎の神殿 忘れられた ゴロンティア*
- ダルニア湖の地底に位置するゴロン族の神話時代の都市遺跡。中にはトロッコレールが複雑に張り巡らされておりフロア間の移動に苦労させられる。最深部では神殿のボスである魔物ボルドゴーマが待ち構えている。
関連動画
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 0
- 0pt