オレンジカードとは、JR各社が発行していたプリペイドカードである。略称は「オレカ」。
概要
近距離用の自動券売機に挿入して乗車券を購入したり、磁気券を用いて精算機に挿入し、運賃精算をするのに用いられる。
日本国有鉄道末期の1985年にサービスが開始されており、現在のところクレジットカードの「JRカード」と並び、貴重なJR共通のカードとなっている。
JRでは記念乗車券と同様、観光地の駅やイベント時はデザインを凝らした記念オレンジカードを発行することがある。カードがどこで用いられようと、発行会社には一定の収入が入るシステムになっているため、経営が厳しいJR北海道やJR四国は晩年まで積極的に販売を行っていた。
もっとも全国的には、イオカードやJスルーカードのような自動改札機に投入できる磁気SFカードを経て、SuicaやICOCAのような交通系電子マネーが広く普及したため、現在では都市圏ではほとんど利用されることはなくなっている。
以前はクレジットカードでの購入が可能であったが、2012年3月にJR西日本を最後に取り扱いが終了した。クレジットカードのショッピング枠現金化に用いられるケースが多かったからではないかと噂されている。
2013年3月31日、JRグループ全社でオレンジカードの発売が終了した。
ただし、すでに購入しているカードはそのまま使用可能である。
関連項目
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