オンラインクレーンゲーム単語

• 概要
• 主要サービス一覧
• オンラインクレーンゲームと一般的なクレーンゲームの違い
• 関連団体
• 関連リンク
• 関連項目
• 脚注
• 掲示板

オンラインクレーンゲームとは、Webサイトやアプリなど、ネットワーク接続で遠隔操作して遊ぶことのできるクレーンゲームである。

概要

クレーンゲームの概要については該当大百科記事参照。

オンラインクレーンゲームは、この記事を見ている機器によってクレーンゲームを遠隔操作し、景品を獲得するサービスである。獲得した景品は指定の手続きを行うこと（と必要ならば送料を支払うこと）で、自宅に届く仕組みとなっている。

後述する違いにより、獲得方法は一般的なものからゲームセンターであればあり得ないものまで様々である。

クレッチャ（ラウンドワン）のように、オンラインクレーンゲームで獲得した景品を一定の範囲内で実店舗交換可能なサービスも存在する。

主要サービス一覧

ゲームセンター運営会社はもちろん、クレーンゲーム開発元、異業種からの参入、このためだけに新規会社設立などいろんな会社が立ち上げている。

• モーリーオンライン（イオンファンタジー）
• ネットクレーンモール とるモ（バンダイナムコアミューズメント）
• GiGO ONLINE CRANE（GENDA GiGO Entertainment）/ LIFTる。（GENDA Games）
• タイトーオンラインクレーン（タイトー）
• クレッチャ（ラウンドワン）
  • 2023年7月31日サービス終了予定。
• カプコンネットキャッチャー カプとれ（カプコン）
• セガUFOキャッチャーオンライン（セガ）
  • ※旧セガキャッチャーオンラインである、GiGO ONLINE CRANEとはシステム含め無関係
• コナプラ（コナミアミューズメント）
  • ※毎月一定期間限定開放。期間は公式Twitterで告知
• トレバ（サイバーステップ）
• ネットキャッチャー ネッチ（ネッチ・ジャパン）
• クラウドキャッチャー（アンテポスト）

オンラインクレーンゲームと一般的なクレーンゲームの違い

オンラインクレーンゲームはゲームセンターではない。よって、ゲームセンター・クレーンゲームが受けている各種法律規制を受けることはない。

「営業時間原則午前6時～午後24時」「警察が見逃す^[1]景品の上限金額1,000円」「獲得景品の交換禁止^[2]」という規制すら、オンラインクレーンゲームには適用されないのである。ただし、後述する関連団体の自主規制を除く。

例えば「空箱を獲得し、それを店員に渡して実際の景品を受け取る」「ピンポン玉をたこ焼き器に落下させて、当たり穴に入ったら店員が景品を手渡す」というのは獲得景品の交換に当たる。これらはオンラインクレーンゲームでは一般的なプレイ方法（店員に渡す・店員が手渡す→スタッフが検知して別の景品を送る）であり、ゲームセンターの規制を受けないという良い例である。

旧GOTON!（現・GiGO ONLINE CRANE）にて、ユーザーが「アームが景品獲得口に落下してしまった」とTwitterで報告した際、GENDA GiGO Entertainment（社名変更後）が後日落下したアームを加工＋刻印付き台座を無償で送るという粋な計らいをしたが、これもゲームセンターで行えば違法である^[3]。

遠隔操作、かつスタッフ作業状況は隠そうと思えば隠せる状態であるため、ゲームセンター以上にやろうと思えば不正行為ができる状態である。そのため、プレイする際は運営会社をゲームセンターよりも信頼する他ない。信頼が揺らいだ最もたる例として、トレバにおける不正騒動が挙げられる（本記事は全体の記載に留めるため内容省略、リンク参照）。

関連団体

業界団体「日本オンラインクレーンゲーム事業者協会（JOCA）」が存在する。設立は2021年3月22日。「主要サービス一覧」に挙げたサービス運営会社では、LIFTる。・コナプラを除いて全てが加盟している。

業界団体で自主規制を設けており、「景品価格は1,000円以下」など概ねゲームセンターの業界団体自主規制と同等か、少し緩い程度の規制となっている。景品引換券については、デジタル景品を除いてそもそも明記していない。

関連リンク

• 日本オンラインクレーンゲーム事業者協会（JOCA）
• ※オンラインクレーンゲームへのリンクは主要サービス一覧項目を参照

関連項目

• クレーンゲーム
• UFOキャッチャー：この名前をサービス内で用いているのは、運営会社の名残であるGiGO ONLINE CRANEと、本家本元のセガUFOキャッチャーオンライン程度。

脚注

1. *そもそもゲームセンターの規制の根拠である「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」（風営法）は、第二十三条第二項にて、五号営業店舗（＝ゲームセンター）を名指しして景品提供を禁止している。しかし「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律等の解釈運用基準（リンク先PDF）」にて、小売価格が概ね1,000円以下であれば景品提供に当たらないものとする、とも記載している。要するに景品提供型クレーンゲームは本来ゲームセンター運用自体が違法なのだが、ガイドラインによって見逃されているのである。
2. *「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律等の解釈運用基準」でクレーンゲームは1,000円以下なら原則見逃すとしているが、対象は「クレーンで釣り上げるなどした物品」と記載している。これは警察によって「直接獲得に限る」と解釈される。
3. *ゲームセンターで同じことが起こったと仮定し、それで渡すのであれば一切加工せずに渡さなければならない。

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