オーストコリアとはオーストラリアの負の側面、特に反日的な部分について強調する際に用いられるスラングである。「オーストラリア」と「コリア」(韓国)の合成語。
当然、侮蔑を含んだ表現であるのであまり乱用するのは望ましくない。本稿ではそのあたりの事情をおもに扱うので、南半球にある自然豊かな国についての情報は「オーストラリア」の記事を参照されたい。
余談ではあるが、「オーストラリア」の語源はラテン語の「南の大地」である。よって、オーストコリアとは「南の朝鮮」という風に読めなくもない(かなりこじつけだが)。
批判される主な要因
日本との捕鯨をめぐる関係
反捕鯨団体「シーシェパード」にやたら協力的である点が非常に「反日的」であるととらえられ、反日繋がりで韓国とくっつけられてこの単語が誕生した。と言うかオーストラリアを批判する要因はこの一点においてのみである。犯罪者の末裔だの白豪主義だので批判する人はいないわけではないが、それらは先ず、捕鯨問題でオーストラリアと対立した時に出る発言であり、それらの要因だけで批判されることは基本的にない。
ニコニコ動画やYouTubeにはその手の動画が多数アップされている。オーストラリアは捕鯨反対に際しては一応「環境保護」を謳ってはいるが、基本的には自分達の都合を優先しているに過ぎない。「くじらさんかわいそう」と言う感情的な理由以外にオーストラリアが過剰な反捕鯨に走る理由としては、南極海域における海洋権益の確保、食肉(牛肉)の販路確保、環境活動団体(SS、緑豆など)の既得権益化などがあるのではないかと推測されている。
また悪質と見られているのが彼らの言動であり、日本人(役者が日系人かは不明だが、日本人を揶揄している内容に違いはない)を銛で串刺しにするコマーシャル、国営放送の教育番組で日本の駐在大使に「日本人を捕鯨と同じ目に合わせてもいいですか」と質問して激怒させるなど、外交問題レベルの中傷行為が公の場で堂々と行われていた。
ちなみにシーシェパードは捕鯨国はもれなく批判対象であり、日本の4倍以上のクジラを捕る韓国も例外ではなく「Sea Shepherd Korea」がFaceBook上に存在している。
実際の日豪関係
捕鯨以外での関係は良好で、2013年度の外務省調べでは日本の主要貿易相手国の4位がオーストラリアであり、オーストラリアの主要貿易相手国の2位が日本である。
また観光で日本を訪れるオーストラリア人、オーストラリアを訪れる日本人は年々増加傾向にある。
まとめ
こうした捕鯨における非常識な振る舞いを指して、好意的でない人々は「オーストコリア」と揶揄する。近年では、変態毎日新聞問題で騒動となった記事を書いていたライアン・コネルもそうしたオーストラリア人の一人として槍玉に挙げられる。「オーストコリア」でタグ検索すると不快な動画が複数ヒットするだろう。
かつては野蛮なことが行われていたオーストラリアであるが、さすがに20世紀の後半や21世紀になって表立ってそんなことをすれば世界中から非難を浴びるので今現在では大っぴらに先住民の虐殺や生態系の破壊をしているわけではない。しかしオーストラリアは南太平洋にあって英連邦の一部たるアングロサクソン国家であり、第二次世界大戦後しばらくまで公的にそう振舞ってきた(白豪主義)。そのため、表向きには「ポリティカル・コレクトネス」に従ってはいても、メンタリティの部分では人種感情が根強く残っている面がある。
産経新聞によれば、2008年現在でもオーストラリア人の10人に1人は人種差別を公に肯定しているという。インド系移民に対するカレー・バッシング事件や、中東系移民へのシドニー暴動など大規模な迫害行為も発生し続けている。
関連動画
関連項目
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