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ようこそ ビジター！
このような僻地まで
来てくださるとは… 感激だ
オーネスト・ブルートゥとは、ゲーム『アーマード・コアVI ファイアーズ・オブ・ルビコン』に登場するキャラクターである。
概要
元々ブルートゥはRaDに拾われた構成員であり
そのドーザーらしからぬ柔和な人当たりと話しぶりを
面白がったカーラに目をかけられていた彼が重度の虚言癖を備えた人格破綻者であることが
発覚したとき RaDの資金と技術は無視できないレベルで
持ち逃げされていたという
惑星ルビコン3の不法居留者「ドーザー」の一派にして最大勢力「ジャンカー・コヨーテス」の頭目。男性。オールマインドアリーナでは29名中8位（Bランクトップ）。
元はドーザー勢力「RaD」の一員だったが出奔し、本編から少し前にコヨーテスの頭目に収まった。
本作一番の狂人。
人物
ACシリーズの伝統として、アリーナプロフィール以外、一切の個人設定は不明。RaDの面々を描いたと思われる画像アーカイブ「STVの画稿（2）」では、背の高いいい体をしたジャーヘッド風の男性が描かれている。
直訳すると「正直者のブルートゥ」「誠実なブルートゥ」という名前だが……。
プロフィールで語られている通り、その実態はどうしようもない危険人物。口から出てくる言葉自体は優しいが、裏では金やデータを盗ったりしている。なんなら「表」でも優しく紳士的な言葉をかけながら殺そうとしてくる。
その言動は「虚言癖持ち」というよりは「倫理観がぶっ飛んだ人物」の様にも思えるが、自分が何をしているのかは理解している＝明確に悪意を持って行動に及んでいることは確か。
また、大半のドーザーは血気盛んな向こう見ずだが、ブルートゥは冷静かつ利的な判断が出来る数少ない人物であり、ルビコン星系を管理する惑星封鎖機構が不法居留者の武力鎮圧に乗り出した際には、真っ先に彼らに尻尾を振る犬となった。
背信行為の被害者にして、今もなおコヨーテスから営業妨害＋武力攻撃を受けているRaDにとっては不倶戴天の敵であり、RaD頭目のシンダー・カーラからは常に死を願われている。
「素敵な」ブルートゥ
ゲーム中ではそのまんまな名前のミッション『オーネスト・ブルートゥ排除』にて交戦する。主人公・C4-621はカーラから「ブルートゥの抹殺」「持ち逃げされたレールキャノンの奪還」を依頼され、コヨーテスの拠点「グリッド012」へ乗り込む。そこで621を待ち受けるのは、支離滅裂としか言いようのないブルートゥの「歓待の言葉」と、それと共に襲い掛かってくるMT（大半はRaDからの盗品）部隊である。
文面だけではわからないが、慇懃無礼に嘲る口調ではなく、優しく紳士的な声色である。そう言いながら殺人兵器を差し向けてくるので何の説得力もないのだが。
カーラは早々に相手を諦め、日ごろは相手を罵倒しないエアも突っ込みを入れ始める。
お待ちしていますよ ご友人
私は貴方と上手に踊れるでしょうか？
心配だ… けれどそれより
ずっと楽しみですスロー スロー
クイック クイック スロー
スロー スロー
クイック クイック スロー
待ち遠しいですね ミルクトゥース様子のおかしい人です
ミルクトゥースも…
レールキャノンも啼いている…
親元を離れ…
カーラを恋しがっていたのでしょう
不憫だ……かける言葉もないよ
その内、唐突に社交ダンスのステップを刻み始めたり、自分が連れ去ったくせに盗品の感情を思いやり始めるなど、ここら辺から「いよいよおかしいぞコイツ」ということが明らかになってくる。質が悪いのは、この言葉は嘘なのに行動は正直なのか、言葉は本心なのに行動が違うのか、全部ひっくるめて嘘なのかが、全く分からないところにある。
友人ならば もてなしたい
喜んでもらえたなら…
素敵だ…
搭乗AC：ミルクトゥース / MILK TOOTH
Radが開発した土建AC向け重量級フレーム「C-3000 WRECKER」統一機。アーキテクト（アセンブル担当者）もRaD。
「ミルクトゥース」とは「乳歯」。エンブレムには腕を組んだミイラが描かれているが、そのミイラの口には乳歯が生えており、更にその裏には鋭い永久歯が生えている。
本作唯一のフルWRECKER構成だが、結果として防御力以外に特に見るべき点のない機体に仕上がっている。インナーパーツも大豊製のジェネレータはともかく、ファーロン・ダイナミクスのポンコツ第1世代FCSと、上昇燃費以外に取り柄のないRaDブースタを採用するという、頭を抱えたくなるようなチョイス。搭載武装も各適正項目をほとんど無視している。中々に扱いづらい機体である。
とはいえ、RaDの面々がただの欠陥機を作るわけもない。ミルクトゥースのアセンブルの真髄は、高低差が激しく障害物も多い「グリッド内での戦闘」に特化した点にある。
重量級でも容易く浮かせるブースタで地の利を取り、右腕のRaD謹製火炎放射器と、左肩のベイラム製拡散バズーカを撃ち下ろす。この2種は壊滅的な腕部射撃武器適正の影響をほぼ受けず、当たり判定が大きい。何より火炎がこちらの視界を塞ぎ、回避行動がとりづらくなるのも嫌らしい。右肩の2連分裂ミサイルも時間差で着弾してくることが多く、地味に厄介。
壊滅的な近接武器適正のために大幅に弱体化している左腕のチェーンソーも、スタッガー中に押し付けられと一気に死が見える。
『オーネスト・ブルートゥ排除』前に挑戦できるオールマインドアリーナでは楽勝だったのに、いざ実戦となると、開戦直後の奇襲火炎でACS異常を起こされ、防御力頼みのごり押しを受け、そのまま削り殺された……というプレイヤーも少なくはないだろう。
余談
- ゲームソフトには本編未使用音声のデータも収録されている[1]。詳細は省くが、開発段階ではもう少しシナリオの本筋に関係する（あるいはするように見せかけた）意味深なキャラ造形も検討されていたようだ。
- 安元氏はC4-621を補助するACコンピュータ音声も兼役している。ぶっちゃけニーア・オートマタのアレ
- 「ACの最新作に出てくる」「CV:安元洋貴で」「様子がおかしい狂人で」「巨大レールキャノンを奪った」、まで限定したところで該当するキャラがもう一名いる。空のAC7（のDLC）に登場することから、安元氏は「空と陸のAC」で狂人を演じた唯一の人物となった。
- その声と演技はエア役・ファイルーズあいのお気に入りらしい。
- ACシリーズではこれまでにないタイプの敵役ということで、ブルートゥの人気は高い。取り合えず敬語で文章を書いた後に「素敵だ…」と付け加えればブルートゥ語録となるため、なりきりネタの難易度が低いのもポイント。冷静に考えればブルートゥは「本当に素敵」とは微塵も思っていないだろうが
関連動画
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関連リンク
関連項目
脚注
- *どのゲーム開発現場でもそうだが、完成バージョンでは未使用になる「没データ」は、バグの原因にならない限りそのままの状態で出荷される。「没データを取り除いたために別のバグが発生する」二度手間を防ぐためである。
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