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オーバードウェポンとは、全てを焼き尽くす暴力であり、人の中の可能性の一つである。
概要
アーマード・コアⅤにおける、AC用パーツのカテゴリーの一つ。
元々「5」が発表された時点で、「劣勢を覆す新要素」として大々的に発表され、大きな目玉となっていた。
しかしその後全く新しい情報が出てこず、「Ⅴ」となってから数回行われた生放送においても全く音沙汰が無くユーザーは焦らされ続けた。
( ´鍋`)「周りからも"あれ無くなっちゃったんですよね?"って言われちゃって」
しかし、ついに2011年12月15日発売の週間ファミ通によって情報が開示された。
そのあまりのブッ飛んだ内容は、実に3年間待ち続けたファンを満足させて余りある代物だった。
その全貌は、「本来はAC用ではない規格外の兵器を無理矢理接続して使用する」というものである。
ACの最大の特徴はコアパーツを中心に様々なパーツを組み替えられる事であり、当然そのために統一された規格が用いられているのだが、オーバードウェポンはそれらの規格を無視するどころか、ブラックボックスであるACの制御システムに外部から無理やり介入し強制稼働するという文字通りの意味で「規格外」のパーツであるため、その扱い方は通常のACの武装とは全く異なる。
後に発表されたACVDのアーカイブの内容によると、「当時(ACVの時代)このような手法は実現不可能なはずであり、 戦いに追い詰められた人々が、まさにその全てを懸けて生みだした奇跡の産物であるといえる。」と記述されている。
どのオーバードウェポンにもほぼ共通する特徴は、
- AC自体を覆い隠すほどに巨大、よって非常に重い。
- 装備する場合、ハンガーに交換用の腕武器を搭載できない。
- 起動してから攻撃するまでにはチャージ時間を要する。
- 直撃して耐えられるACはいない程の超破壊力。
- 一回の出撃で起動できるのは一回限り、起動していられる時間は限られる。
- 使い終わってもパージすることができない。
- 起動終了後はエネルギーがゼロのまま回復もしない為、行動に支障をきたす。
というハイリスクハイリターン、まさに一撃必殺の切り札というべき代物。
アセンブルの段階では、背中に背負っているだけの状態であり、機体には接続されていない。
戦闘時に起動・接続すると、オーバードウェポンがACのシステムをハッキングし、ジェネレーターを限界まで稼動させることでエネルギーを確保する(エネルギーが減らない)。
規格外のパーツ故にACの側ではオーバードウェポンを装備として認識できないため、使用中、機体のシステムはエラーメッセージを発し続け、画面にもノイズが走る演出がある。まさにリミッター解除。
一部の頭部パーツにはオーバードウェポンを起動すると変形するギミックがある(なおムービー等で見られる主任ヘッドの変形は何故かプレイヤー側には無し)。
・・・が、ゲーム中を自機を後ろから見ているので自分ではまず見えない。
ちなみに、起動時に装備していた腕武器はオーバードウェポンに設けられたマウントに置かれ、オーバードウェポン使用後に再装備される。
(ただし、ハンガーに置けない武器はパージされてしまう)
( ´鍋`)「だって"(武器が)どこいったかっての(適当に見えなくしちゃったら)おかしい"じゃん」
一度展開したオーバードウェポンがパタパタと折り畳まれて再び背部に収納されるさまは物凄くシュール。
アーマード・コアⅤの続編にあたるアーマード・コア ヴァーディクトデイでも、オーバードウェポンはその数を1個増やして引き継がれている。ただ、そちらではオーバードウェポン使用後、EN出力が大幅低下し(大抵は出力がマイナスになり、ENが勝手に消費される。またENが0%になるとEN消費を必要とする行動やブースターのONが出来なくなる)、FCSも仕事しない等の致命的なデメリットが追加されている。
余談になるが、アーマード・コア ヴァーディクトデイでは腕部兵装としてシールドが復活している。
シールドは本体とは独自に高い防御値とAPを持ち、被弾時は本体の代わりにダメージを引き受けてくれるというものなのだが、その他の特徴としてシールドの残りAPを上回る攻撃を受けた際、シールド自身は破壊されながらもその攻撃によるダメージを全て打ち消して本体を守り切るという効果がある。
つまり、あらゆるACを一撃で粉砕するオーバードウェポンの攻撃も、シールドを使用することで一度だけならば防ぐことが可能になったのである。ありがとう、シールド。 ありがとう、タワー。
高橋D「ただ」
高橋D「死にます」
詳細
GRIND BLADE(グラインドブレード)
超大型6連チェーンソー。
「AC5」時点のPVでも登場していたもの。社内開発コードは「デロリアン」。
6基のチェーンソーが装着された超大型近接攻撃武器、起動するとブレードユニットを右腕に装着後に左腕をパージ、露出した左腕ジョイント部に制御・エネルギー供給用のアームを接続する。
6基のチェーンソーを右腕部を軸に円形に並べ、ドリルのように回転させつつ炎を撒き散らして突撃、相手は死ぬ。
ACが通ったあとに二筋の炎の軌跡が残り、背中のノズルから蒸気を噴出す姿はまさにデロリアンである。
使い終わっても当然パージした左腕はないままなので、後の戦闘には大きな支障を来す。オーバードウェポンの中でも特にハイリスクなものと言えるだろう。だがそれがいい。
ストーリーミッションで最初に対決するACが装備していることもあり、プレイヤーにとっても印象深い。
もっとも早く公開されていたオーバードウェポンであり、当初はオーバードウェポンの看板的存在であった。
とはいえ、左腕ごと片方の手持ち武器、並びに肩部兵装(左肩格納の場合。両肩では撃てるけど発射弾数が片方分のみで消費はそのまま。追加弾倉やアンプは影響なし)をパージするという特性上、VではOW使用後に戦闘を継続したいミグラントからいまいち評価が芳しくなく、マスブレードに押され気味だった。
しかし、VDでは原則オーバードウェポンは使用したらその後の戦闘がほぼ不可能となったため、相対的に価値が上がっているが、代わりに射程の狂ったヒュージブレードが出てしまった。別にマスブレの価値が下がった訳でもないし。フランパパとRDは泣いていい
正式名称は「対警備組織規格外六連超振動突撃剣」。レジスタンスの精鋭がリーダーのAC用に製作したという設定。
スペック上の攻撃力は91258で、見ての通り6本あるためダメージも6倍になるらしいのだが、当たり判定が小さいらしくクリーンヒットは困難。
HUGE CANNON(ヒュージキャノン)
超大口径レールキャノン。
右肩に折りたたまれた巨大な砲身、左肩にガスタービンジェネレータを搭載する。
起動するとOW中央のアームで両手通常武器を格納、ジェネレーター上部からターボファンがせり上がり駆動を開始し右腕に装着された砲身を展開後に二脚銃架と左腕で保持される。
移動は可能だが、射撃時は構え状態でエネルギーチャージを行ない敵を狙い撃つ。相手は死ぬ。
その砲身の展開ギミックたるや、超大口径砲の先輩である、社長砲こと有澤重工謹製グレネードキャノン「OIGAMI」がまだまともに見えるほどにウネウネと変形し、圧倒的な素敵性能を見せつける。
攻撃力は82348に加え爆風ダメージ。相手をロックしないため直撃させることが難しいが、爆風だけで十分すぎるほどのダメージを与えられる。
弾速はとてつもなく速く、スローモーションで確認しても撃った瞬間に着弾している。避けれない、外してくれるのを祈ろう。
ちなみに公式設定資料集により、その正体は21の薬室で核弾頭をぶっぱなす多薬室砲という事実が判明した。
エネルギー兵器と見紛うほどのエフェクトながら、その実態は実弾砲であった。まぁ、射つためにエネルギーを消費しているので、薬室内で爆発させているのが火薬とは限らないが。
射撃時は構え体勢になるが、これはキャノンにエネルギーのほとんどを持っていかれるために機体を動かすだけのエネルギーが残らないからという設定。
つまり構えてるのではなくただ動けないだけであり、盾やアンカーの展開がないのもそのためだと思われる。
ストーリーミッションに登場するキャラクターの一人である"主任"がこの武器を使用していることから、通称"主任砲"とも呼ばれる。複数のミグラントと特定の勢力とが共同で開発した代物であり、最初に製作した一丁を主任に盗まれたという設定。
なお、海外版では名称が「GIGA CANNON」に変更されている。
察しのいい諸兄ならば何となく見当がついてしまうかもしれないが、要するにHUGE CANNONだとドミナント♂の意になってしまうからである。
MULTIPLE PULSE(マルチプルパルス)
全方位攻撃用パルスキャノン。
装備時には、四角い棒を扇形に並べたものを5枚重ねたユニットを両肩に搭載する。その四角い棒の一つ一つが全てパルスキャノンであり、砲門の総数は130(13門×5枚×両肩)。破壊天使も真っ青である。
起動すると両肩のユニットを左右に展開し、周囲に130門のパルスキャノンを斉射、相手は死ぬ、味方も死ぬ。
そのインパクトたるや、「パルスキャノンではなくバルスキャノン」とまで言われるほど。
ただし駆動時間が短く、限界容量の少ないジェネレーターでは起動すらできない。
攻撃力は64823とOWの中では最低であるが、実際は130発同時発射するため「64823×130=8426990」と理論上は作中すべての武器の中で最高の火力を持っている。
ちなみに射撃が終了するまで3秒もかかるので、グライドブーストで高速移動しながら発射すると一面焼け野原が完成する。
特にタンクの天敵である。
(´鍋`)<これはあの~付いてる一個一個の棒があるじゃないですか?
HUGE MISSILE(ヒュージミサイル)
垂直発射式大型弾道ミサイル。
装備時には両肩に六角柱型の箱を背負う格好となる。
起動すると、右肩のユニットは展開してミサイルのカタパルトとなり、左肩のユニットからミサイルを取り出し発射体勢をとる。
ただし、ただミサイルを取り出すのではなく、弾頭と推進器を分離状態で取り出し、その場で組み立てる。
組み立て終わったら弾頭に込められている反応剤に超高電圧を加え、エネルギーを蓄えて発射する。その為ロケットやスペースシャトルのようにアイドリング噴射しながらチャージを待ち、発射、着弾、大爆発、相手は死ぬ。
攻撃力は102547+爆風ダメージで、おまけに鬼追捕性能と鬼ロックオン性能により、標的をサイトに入れた瞬間にブチ込んでも当たってくれるので相手は死ぬ。
OWの中でも特に強力なものといえるが、そのぶん入手条件は厳しく、ゲーム中に登場する全ての敵ACを撃破しなければならない……はずだったのだが、ACVDにおいてはストーリーミッション10をクリアすることによってオーバードウェポン一式が入手できるようになり、ACVで入手できなかった多くのプレイヤーの手にも渡ることとなる。
なお、OW中唯一ロックオンしての攻撃が可能だが、逆に言えばヒュージミサイルの射程にFCSとメイン武器を合わせなければならないため、 機体構成やOW使用時以外の立ち回りが大きく制限される点が弱点と言える。
ちなみに、このミサイルはエクストラミッションに登場する巨大兵器の一つである「戦艦セントエルモ」に搭載されているものと同じである。
(´爺`)<はい
(´爺`)<ああ、ふっといの、ミサイル・・・
(;´爺`)<使いたいです、先生使いたいです・・・
ちなみに唯一、実用範囲内で使用後のEN出力低下を抑えられる(ENが回復する)OWでもある。
MASS BLADE(マスブレード)
直訳すると(大)質量剣・・・なのだが大ざっぱ改造建築資材。いやマジで。
もう少しちゃんと説明すると、まんま鉄筋コンクリートの柱にロケットブースターとトゲを付けただけという、キワモノ揃いのオーバードウェポンの中でも一際異彩を放つ存在である。ちなみに武器のカテゴリーとしてはブレード、つまり剣であるが(´鍋`)も「殴る」と明言している。エクスカリボルグ
発動すると両手の武器を背中に預け、巨大な柱をグイッと右手に装備する。
チャージ中はド派手な炎を巻き上げ、そしてチャージが完了するとACを引っ張るほどの出力で相手に突撃し、
その勢いを全て相手の横っ腹に叩き込む。言うまでも無く相手は死ぬ。運が悪ければ自分も死ぬ。
(これは突撃時の推力があまりにも凄まじいのが原因。突撃の直線状に自機を止めてくれる障害物が存在しないと、速度の出やすい軽量機などは相手をミンチにした後も突撃の勢いを殺し切れず、そのまま領域離脱→自爆のコンボを成立させる可能性を抱えている為である)
攻撃力は驚きの154835。スペック上の攻撃力はOWを含めた全武器中トップである。
当てづらさはあるが、もちろん当たればどんな敵でも即終了。巨大兵器もなんのそのである。
何度も言うがマジで一本の柱なので、無論折り畳むこともできず装備するとAC本体がほぼ見えなくなるほど。
ネタ武器とも言える見た目に反して使い勝手がよく、領地戦では特攻御用達の武器である。
ちなみにプレイヤーが使用するマスブレードにはロケットエンジンが付けられている。これは「主任がその場に在った柱を武器にして戦った」という噂を聞いたミグラントが製作したものという設定。いいぞもっとやれ。
(;´号`)「コレをアーマード・コアに載せようと思ったのは何でですか?」
(´鍋`)「ちょっと、質問の意味がわからない。載せちゃ駄目なのかな?」
HUGE BLADE(ヒュージブレード)
超大型レーザーブレード。
ACVDより登場し、追加された唯一のオーバードウェポンでもある。
装備すると、乳首突起状の装置がずらりと並んだ大型の外殻を背負うことになる。見た目は寄り集まったフジツボ。
しかも通常状態ではその突起の一つ一つがピクピクと動いている為、なにかと異彩を放つオーバードウェポンの中でも非常に気持ち悪いインパクトのある装備となっている。
とてもレーザーブレードとは思えない外見をしているが、起動させると外殻の下からACの全長程もある太くて長い筒状の超大型レーザーブレードが取り出される。外殻はまとめて左肩に寄せられ、カウンターウェイトの様になる。
チャージ中はブレードと各突起から青白い炎がハリネズミのように噴き上がる。発動させると同時に大きく踏み込み、長大なレーザーブレード刃が前方一帯を薙ぎ払う。相手は死ぬ。
攻撃力は73586。振り抜き終わるまでの隙はやや長く、後述するモーションの関係により自機から見て左側に空白があるものの、自機を中心とした攻撃範囲はオーバードウェポンの中でもトップクラスである。そして当然ながら当たり判定は味方にも存在するので、下手に使えば味方も死ぬ。
刃渡りおよそ200m弱のレーザーブレードが振り回される光景は某イ○オンソードを彷彿とさせ、「出すゲーム間違えてるんじゃないか…?」ってぐらい圧巻なので、一度は傍から眺めてみることをオススメする。
※ただし留意すべき点として、本装備は袈裟斬りにブレードを振り抜く為、グラインドブレードやマスブレードと異なり対空性能を持つ。使用する側から見て右側上空でフワフワ浮いていたりすると一瞬で蒸発する可能性があるので、観察するなら安全圏からUAVを活用するなりしてみよう。
ちなみに初お披露目は、ACVD発売前に公開されたプロモーション映像第2弾内(3:51付近)である。ファットマンの熱い台詞もあって多くの傭兵達がストーリーミッション内での活躍を期待したが、実際に登場するのはストーリーミッションを一通り終えた後である。無念…。(ちなみに該当するファットマンの台詞はDLCのCOMボイス22内に収録されている)
開発段階で没になり実装されなかったOW
グラインダー
グラインドブレードの初期デザイン。チェーンソーではなく丸ノコが多数付いてある。
グラインドブレードとは全く違う独特な形状をしている。花束というか電気シェーバーというか…
全体的なシルエットはマスブレードに近い。
拡散ロケット砲
砲身がベルトリンク状に繋がれて収納されており、展開時に引き出される。
赤熱した40本もの砲身が正面に集中する為、展開時のインパクトは凄まじい。
大型レーダー
オーバードジェネレーター
周囲の味方ACにエネルギーを供給する。ただし使用者は動けない。
三連レールガン
大型レールガンを3本束ねた判りやすい武器。精度はあまりよくない
ジェネレーターとして剥き出しの原子炉を搭載している。
Sマイン
12個のコンテナから大量の機雷をばら撒く。名前の元ネタ的に散弾をばら撒くんだろうか。
攻撃後コンテナは即座に収納され、機雷を回避する。つまり自分に当たるギリギリの所まで降ってくる。
大和
ヒュージミサイルで戦艦の武装を無理矢理積んだと思ったら、今度はAC自体が戦艦になっていた。どういうことなの…
右側に大型ミサイルを6基、左側に戦艦の砲塔を3基搭載。全方位に攻撃を仕掛ける。
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関連項目
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