5時間半の長丁場、ありがとうございました
オールスター感謝祭とは、TBS春・秋の改編期名物となった大型番組である。
概要
1991年10月より毎年春と秋の改編期に放送されている生放送クイズ番組。司会は第1回より島田紳助、(第42回からは2代目の今田耕司)と島崎和歌子が担当している。
放送時期は春の放送は4月第2土曜日、秋の放送は10月第2土曜日(※2020年春はコロナ禍のため放送休止)。
2016年春に50回目の大台を突破。現在に至るまで島崎は皆勤を維持している。
番組フォーマットは1991年6月28日に放送されたパイロット版をベースとしている。この他に1991年10月~1992年3月の間、視聴者参加型番組として毎週木曜夜10時~の枠でレギュラー放送されていた(レギュラー放送時の番組タイトルは「クイズ!当たって25%」)。
2011年8月頃、当番組の司会者であった島田紳助が芸能界引退を発表し感謝祭存続の危機に陥るが、複数の司会者によるリレー形式で放送された。司会者の顔と名前は本番当日までシークレットされ、本番にて今田耕司、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)、東野幸治が担当した。この3人は過去に感謝祭に出演経験がある。第42回の放送にて今田耕司が正式に紳助の後任司会者に抜擢された。
放送は土曜日に行われており、現在放送される土曜日では17・18時台の番組は30分早く放送され、19時~23時台の番組は放送休止となる。
改編によって始まるドラマや新番組の出演者やレギュラー番組の出演者、アスリート、芸人などが出演するが、それらの出演者は番組ごとに分けられて一箇所にまとめられている。このためカンニングがしやすい環境も出来ている(一応カンニングは禁止だが、一人だけ正解して他の解答者が座ったりすると「仲が悪いのか」と言われたりもする)。
解答者席にはコンピューターの関係から原則水やお菓子の持ち込みは厳禁。(過去に水を持ち込んで賞金没収のペナルティを受けた芸能人がいた。)また何かのトラブルがあった際の為にカラオケセットが一応準備されている。
コロナ禍ではスタジオ人数は制限され、多くがリモート出演となった。解除後も100人弱の回答者で行われている。
主なコーナー
- 赤坂5丁目ミニマラソン/ミニ駅伝
TBSの周辺を3~4周する番組恒例企画。駅伝ではミニマラソンと同じコースを駅伝形式で走る 。コロナ禍では沿道の密集を避けるため東京ドイツ村など赤坂以外で行われた。24年秋ではスタート地点をTBS玄関前に変更したうえで過去最長の「心臓破りの坂6回」というコースになった。 - 卓球対決
オリンピックメダリストチーム(水谷隼+ゲスト選手)のサーブを打ち返せるかを競うコーナー。挑戦者側には今田耕司によりハンデがつけられ、チョコレートプラネット松尾は出演時にはコーチに扮してネタ振りをするのがお約束。ゲスト選手は現役またはレジェンド選手で、福原愛が参加したこともある。
なお、挑戦者登場ゲート配置の都合上、川島明と西川きよしは直接観れないため専用モニターが設置される。 - プレッシャーアーチェリー
番組序盤に行われる番宣コーナー。春or秋ドラマの出演者による対抗戦で、イケメンが出ると島崎和歌子が暴走しがちになる。判定は公式審判により行われる。
24年秋ではサプライズゲストとして世界陸上アンバサダーの織田裕二がサニブラウン・ハキームとともに登場。一発で1000点を射抜きスタジオを沸かせスターの貫禄をみせつけた。 - 赤坂5丁目大サーカス
食事休憩後に行われる。なお、このコーナーの影響で休憩所から遅れてスタジオに入る事は出来ない 。 - 大相撲赤坂場所/赤坂5丁目ぬるぬる大相撲
かつては普通の相撲だったが、現在では下記のようにローションを大量に使用する相撲になっている。
ぬるぬる大相撲は2006年春から登場の、次長課長・河本がヌルッと大活躍するコーナー。土俵の上に大量のローションを塗り、その上から相撲を行う企画。ハプニングが多く、時には司会者までもがぬるぬるの餌食になることもある。(ハプニングの一例として大島美幸(森三中)VS北斗晶戦で北斗が大島の尻を丸出しにしようとしてタオルが投げ込まれたり、出川哲朗VS澤田敦士戦で出川が勝利するが、流血で顔出しNGになるなど。) 最近では次長課長の河本準一が大活躍し、河本対小川直也の対戦が恒例となっている。小川の「ハッスル」つながり故か相手に挑発的な態度で挑むのが恒例となっている。
行司は西川きよし。他にもローションを使った企画があった。(2010春のぬるぬるカーリングや2012秋のぬるぬるビーチフラッグ、2016秋のぬるぬるトレジャーハンターなど)
紳助の引退後も休止もありながら、今田が司会に正式就任後、約1年半ぶりの2013秋に再開。行司兼、選手は草野仁が務めた。尚、河本は草野に対しても挑発的な態度を見せている。 - 赤坂5丁目ぬるぬるトレジャーハンター
第51回から登場。ローションが大量に塗られた階段の頂上に賞金がおいてあり、それを獲ろうと6人が競うコーナー。女性では鈴木奈々、男性では小峠英二(バイきんぐ)が大活躍する。第52回からは男性のみ秘密のトラップとして、頂上から一気に大量の色つきローションが投入された。第53回では女性のみの対戦だったが、大量の色つきローション投入に加え、炭酸ガス噴射も加えられた。第54回も女性のみの対戦で大量の色つきローション投入、炭酸ガス噴射のほかキラキラ砲と題して大量に金箔の噴射が加えられ、バランスボールの上に乗ってぶら下がっている賞金を獲るなど回を重ねるごとに難易度が上がる。 - ビートたけしの乱入ピリオド
紳助が引退した後の感謝祭にて登場。第41回こそ「突然の乱入」の形をとったが、今田就任の第42回からは「恒例」となっており、第45回まで続いた。クイズでの登場は「情報7days ニュースキャスター」の時間帯に第41回では特攻服にて、第42~45回ははその時期に起こったニュースで話題になった人物に扮装して、「問題がセコい!もう少し考える問題を作れよ!」とのことでビートたけし本人が自ら作成した問題を出題する。しかし内容は「TBS1階喫茶店のカレーはどれ?」や「本当のTBSはどれ?」などと超難易度や意味不明な問題が出題(第41回・42回では全選択肢が正解に該当しなかったことがある)。それによりたけし軍団から「おかしいだろ!!」「ちゃんとした問題を出せよ!!」などと野次やブーイングが相次ぎ、エスカレートするとたけし軍団やダチョウ倶楽部が前に出て乱闘騒ぎが勃発することがある。第42回・第43回では乱闘中に爆笑問題太田光が入り、袋だたきを受ける羽目に。第44回では乱闘防止のため柵が設けられた。さらに第44回ではオリエンタルラジオ藤森慎吾の「ある事」を発言したり、第45回では「ペニーオークションが来てるな・・・」と発言したためカメラが藤森・小森を抜いてしまいMC陣がフォローする事態となった。第41回登場時には司会者チェンジのランプが点灯した他、第42回、43回ではミニマラソンに某占い師の姿でカメラに写っている。
なお、第43回放送1週間前の「情報7days ニュースキャスター」内でNキャスコメンテーター陣相手にクイズの傾向と対策を行なっている(これは過去2回が難しすぎた為)。なお、Nキャスで出題された問題も出題したことがある。
なお、ビートたけしの衣装は以下の通り。
放送回 マラソン クイズ 第41回 ────── 特攻服 第42回 占い師 内田裕也 第43回 インドの女性 法華津寛 第44回 ────── ロビンソン・カノ
(WBCドミニカの選手)第45回 ────── サドルマン
(自転車サドルに異癖を持ち、
サドルを窃盗した男)
主な出演者
総合司会
コーナー実況
- 初田啓介(TBSアナウンサー)・・・赤坂5丁目ミニマラソン・ミニ駅伝・スプリンターリレーの実況を担当。第47回は世界バレー2014の実況を担当するため一時降板
- 矢野武(フリーアナウンサー)・・・第47回の赤坂5丁目スプリンターリレー・ミニマラソン実況(初田の代理)
- 辻よしなり・・・第47回の赤坂5丁目重圧アーチェリー・イケメン腹筋選手権実況
- 他TBSアナウンサー(屋内競技実況)
コーナーリポート・競技スターター、ニュースキャスター
いずれも主に若手売出中のTBSアナウンサーが担当。
過去の放送では、感謝祭のスタジオにてニュースを読み上げていたが後の放送では「JNNフラッシュニュース」として、番組を中断して放送していた。現在は休憩時間と共にニュース枠も削除されている。
解答者
- 渡辺正行(第1回から第48回まで解答者として参加)
- 大御所俳優・女優
- ドラマ出演俳優・女優
- バラエティ番組の司会者・レギュラーメンバー
- アイドル(SMAPやTOKIOといった男性アイドルやAKB48といった女性アイドルなど)
- お笑い芸人(大御所芸人や若手芸人)
- スポーツアスリート
- その他タレント(グラビアアイドルや弁護士など)
過去の出演者
総合司会
- 島田紳助(第1回~第40回)2011年8月自身の芸能界引退により降板
- 田村淳(ロンドンブーツ1号2号)(第41回)第41回リレー形式の司会者2人目(相方の田村亮は当時、解答者として参加していた)
- 東野幸治(第41回)第41回リレー形式の司会者3人目(登場当初は「あらびき団」の衣装にて登場していたが、偉い方に怒られたのを受けてスーツにて再登場した)
代理司会
過去にイベントや着替えなどの抜け出しで、解答者に司会を頼むことがある。
島田紳助の代役
レース出場による抜けだし
島崎和歌子の代役
赤坂5丁目スプリンターリレー出場・ミニ駅伝出場による抜けだし
過去の大会優勝者
回数 | 回 | 優勝者・優勝チーム |
---|---|---|
32 | 07春 | 蛍原徹(雨上がり決死隊) |
33 | 07秋 | 石田純一 |
34 | 08春 | 品川祐(品川庄司) |
35 | 08秋 | 浦田聖子 |
36 | 09春 | 竹若元博(バッファロー吾郎) |
37 | 09秋 | 山田親太朗 |
38 | 10春 | 前田健 |
39 | 10秋 | 岡江久美子 |
40 | 11春 | 勝俣州和 |
41 | 11秋 | 中山エミリ |
42 | 12春 | ガナルカナル・タカ |
43 | 12秋 | 水内猛 |
44 | 13春 | コカドケンタロウ(ロッチ) 注釈:子供の前で「嫌や嫌や!」とみっともない発言していたのに優勝した |
45 | 13秋 | 炎の体育会TVチーム(団体)/岡田圭右(ますだおかだ・個人MVP) |
46 | 14春 | 和田正人(D-BOYS) |
47 | 14秋 | 遠野なぎこ |
48 | 15春 | 田中卓志(アンガールズ) |
49 | 15秋 | この差って何ですかチーム(団体戦) |
50 | 16春 | 東国原英夫 |
51 | 16秋 | 猫ひろし |
52 | 17春 | 笑福亭笑瓶 |
53 | 17秋 | 北斗晶 |
54 | 18春 | 木村美穂(阿佐ヶ谷姉妹) |
55 | 18秋 | 朝日奈央 |
56 | 19春 | 向井理 |
57 | 19秋 | 波瑠 |
58 | 20秋 | 神山智洋 |
59 | 21春 | 山下美月(乃木坂46) |
60 | 21秋 | ウエンツ瑛士 |
61 | 22春 | 粗品(霜降り明星) |
62 | 22秋 | 屋敷裕政(ニューヨーク) |
63 | 23春 | 川島明 |
64 | 23秋 | 粗品(霜降り明星) |
65 | 24春 | 粗品(霜降り明星) |
66 | 24秋 | 伊沢拓司 |
長時間生放送番組で長寿番組ということもあり、過去には数々の事件が起こっている。過去に起こった有名な事件
- 第3回(1992年秋)、休憩タイムが初めて設けられた。この際に出前を発注した喫茶店のアマンド赤坂店へ視聴者からのいたずら電話で100個サンドイッチが追加発注された。この事件の影響で、第4回以降からは現在のビュッフェスタイルに変更されている。
- 第6回(1994年春)、赤坂5丁目ミニマラソンに出場したジミー大西が沿道からエアガンで撃たれる。テレビ放映されていたため、地元の警視庁赤坂署が動く事件となった。この事件の影響で、第7回以降から現在まで厳重な警備が敷かれている。
- 第18回(2000年春)、コンピュータートラブルで1時間近く問題が出題できない事故が発生。この時は紳助が出演者等とフリートークすることでなんとか間を持たせたが、前述の非常用カラオケセットの使用も検討された。
- 第22回(2002年春)、ピッチングマシーンで飛んでくる豪速球をキャッチできるかを挑戦する企画で、出場した三田村邦彦の顔面にボールが直撃する事故が発生。三田村はキャッチャーマスクをはめていたが、目の部分にボールがめり込みあわや大惨事という事態になった。
- 第37回(2009年秋)、シルク・ドゥ・ソレイユの演技中に紳助が出演していた東京03の席に行って激しく叱責しているように見えるシーンがカメラに映った。同じく出演していたオール巨人のブログで実際にトラブルが起こったことが明らかになり、この一件はネットや週刊誌等で大きく話題となった。
- 第42回(2012年春)、長年感謝祭に出演していなかった爆笑問題が出演。そこで太田に至っては暴走をしまくり、今田や和歌子に注意を受けたりした。(勝手にマラソンやぬるぬる相撲に参加したり、勝手に司会席に入ったりした)またたけしの乱入ピリオドでは、たけし対たけし軍団、ダチョウ倶楽部、松村邦洋との乱闘に勝手に介入し、たけしやたけし軍団、ダチョウ倶楽部、松村邦洋、司会の今田耕司らに袋叩きを受ける羽目になった(もちろんネタである)その際、和歌子は「集団ではダメです!」と言っていた。尚、43回も行われている。太田は「フライデー事件の再現」と言っている。
- 第44回(2013年春)、2人目のピリオドMCとして「ふしぎ発見」の黒柳徹子が登場した際に今田耕司がポロッと板東英二の名前を出してしまう。松村邦洋が咄嗟にモノマネして流したが、とある事情が事情だった為島崎和歌子から「もうするな!」と釘を刺されている。なお、黒柳徹子は共演の野々村真とガヤ担当の芸人達に軽く傷を残して去っていった。
また、恒例となったビートたけし乱入ピリオドでオリラジ・中田敦彦が優勝した際に(登場前に酒を飲んでいた)ビートたけしがポロッと藤森慎吾関係の「ある事」を言った為、中田敦彦が流れ弾に当たる形で巻き添えを食らった。なお、藤森本人は軍団枠の檻に引っかかってなかったので、ピリオド終了後の乱闘に唯一飛び入り参加した。
CM明けは今田とダチョウ倶楽部上島の「口げんか後のキス」が披露出来ず、カメラには写らなかったが、近くのスタッフ一名に上島による「なんらかの被害」があったらしい。 - 第45回(2013秋)、3人目のピリオドMCとしてお馴染みとなったビートたけしの乱入ピリオドが行われた際、「今日はペニーオークションが来てるな・・・」とポロリ。カメラが僅か一瞬小森純を抜き、MC陣がフォローする事態となった。また、ピリオド問題はたけし軍団暴露問題が殆どとなったが、ガダルカナルタカ(父親の職業etc.)と東国原英夫(起こした事件)に関する暴露が行われた(なお、ピリオド優勝はたけし軍団のダンカンだった)。
同時期のドラマで話題となったドラマ「半沢直樹」の半沢の敵役「大和田」を安田大サーカス団長がモノマネし、土下座を披露していた。 半沢のモノマネは松村邦洋が行った。ちなみに松村はドラマ中のオカマっぽいしゃべりの「黒崎」のマネも披露したが、MC・今田と島崎は「倍賞美津子」が演じた「羽根」と勘違いしてしまい、「全然似てない!」と発した。 - 第46回(2014春)の放送では、視聴者ボーナスクイズにおいて、正誤判定に不具合が生じトラブルが発生。また、ビートたけしの乱入ピリオドや大逆転ピリオドは行われなかった。
- 第48回(2015春)の放送では、「オールスター大感謝祭」として放送したがクイズ内容が変わり、予選落ちが廃止され、ピリオド間の正解数の多い人がチャンピオン(同一の場合は合計タイムの早かった方が上位)という形式になった。
- 第49回(2015秋)の放送では2年ぶりに団体戦が復活。第1回から出演していた渡辺正行が欠場。渡辺は第51回の放送も欠場。
関連動画
関連項目
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