概要
北斗琉拳最強の伝承者。修羅の国(現在の中国に当たる)にて生まれ、さらに弟にラオウ、トキ、妹にサヤカを持つ。幼少期に伝承者ジュウケイの養子となる。その際にヒョウ・ハンの義兄にもなる。
カイオウ自身も類稀なる拳法の才能を持ち高い実力を示していたが、北斗宗家であるヒョウを立てるために、ヒョウよりも弱いふりをすることを余儀なくされる。それに加えジュウケイから虐待をされたことが重なり、性格が歪み、愛より悪のほうがいいという価値観になっていく。
北斗琉拳の性質上、魔闘気が溢れ出てしまうため、それを防ぐためにダースベーダーのように全身を鎧と仮面で覆っていると表向きはされているが、実はそんなことをしなくても自力でコントロール出来るほど魔闘気を極めていたため、実際はあまり関係はない。本当の理由はラオウと酷似した自分の容姿を隠すことで、ラオウ伝説の説得力を高めるためにつけていた。また、ラオウ伝説を広めた張本人でもあり、自作自演だった。
初戦ではリンを誘拐し、それを追ってきたケンシロウやシャチと対峙。ラオウ以上にケンシロウをフルボッコにし磔にするが、それをシャチに妨害される。シャチを攻撃し始めるが、途中で赤鯱達海賊が乱入。硫酸などを使いケンシロウに代わり一杯食わされるが、やはりカイオウのほうが上手であり、全滅させる。その隙に逃亡したシャチとケンシロウを追い、シャチをDVするが、ケンシロウが覚醒し、闘気のオーラだけで圧倒される。結果、相討ちの形になってしまい、ケンシロウとシャチの逃亡を許してしまった。
そこで今度はヒョウをケンシロウにぶつけようと考え、実妹であるサヤカを殺害しヒョウを闇堕ちさせ、ケンシロウがサヤカの仇だと嘘をつく。それによりヒョウをケンシロウにぶつけることには成功したが、和解してしまったため失敗。その和解にシャチが関わっていたため、シャチを倒すために泰聖殿で待ち伏せする。
シャチをDVするが、女人像がシャチに力を貸したことで意外と苦戦。シャチに逆に圧倒されるが何とか頭突きで止めをさした。そして、女人像の力の理由が愛であることが分かると、愛より悪のほうが強いことを証明するため、敢えて女人像の封印をケンシロウに解かせるために黙認。その女人像の力を得たケンシロウと闘うことを決意する。
再戦ではケンシロウと互角の勝負を繰り広げる。硫摩黄煙だらけの穴にケンシロウを落とし、それに苦しんでいるケンシロウを一方的に殴るなど卑劣な戦いをし一時的に優勢になるが、ケンシロウのほうが上手であり、安騫孔で体力も毒による状態異常も全快されカイオウが劣勢になる。戦闘中、自身が北斗宗家の血であることが分かるが、時は既に遅し。罪を犯しすぎたためケンシロウに倒されるしかなくなっており、北斗宗家の受け身により攻撃を全て完封され、圧倒される。
最期はサウザーのように上空から苦し紛れのジャンプをするが、ケンシロウの拳の前に敗北。改心したが全て手遅れであり、一足先に事切れたヒョウを抱きながら溶岩に沈んでいった。ラオウとは逆に後悔を残しながら地に逝去する形となった。
カイオウの技
- 暗琉天破
カイオウの基本技。大量の魔闘気により無重力空間を作ることで敵を無防備にさせ、一方的に攻撃できる状況を作る。カイオウの技の中でも最も厄介な初見殺しの技。 - 暗琉霏破
魔闘気を手に集めて前方に放つ。 - 凄妙弾烈
ケンシロウによれば北斗宗家の拳とのことだが、経絡破孔を突いているため本当に北斗宗家の拳なのかは不明。カイオウ版の北斗百裂拳。 - 秘孔・死環白
奥義ではないが、原作でもストーリーに関わった技であるので記載する。
ちょうど首の辺りに存在する、「突かれたものは記憶がなくなり、最初に見た人間を必ず愛す」と言う破孔。 - 呼頸虚塞
首の辺りの破孔をつくことで発動。息を止めたまま活動可能になる技。毒を体内に入れずに戦える。破るためには首辺りにある針孔サイズ(リセットボタン?)の小さな秘孔をつく必要があり、ケンシロウにはここを髪の毛を刺されたことで無効化され形勢逆転を許す切っ掛けになった。 - 北斗逆死葬
北斗神拳の動きを妨害するために配置された障害物。厳密には技ではなく罠であるが便宜上追記。北斗七星の形に障害物を並べることで、北斗神拳伝承者が戦いにくい戦場にし、有利にする。
歴代担当声優
関連項目
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