カキの試練とは、ゲーム『ポケットモンスター サン・ムーン』に登場するイベントの一つである。
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※※注意※※ この記事はポケットモンスター サン・ムーンのストーリー上のネタバレがあります。 ネタバレが構わない方のみ、下にスクロールして記事を閲覧してください。 |
概要
今までで言う所のジムリーダー戦のようなものである「試練」の一つで、しまキングと合わせて全体を通して4人目のキーマンとの戦いとなる。
バトルの難易度的にも、腹筋的な意味でも前半最大の山場と言う声が高い難所である。
ヴェラ火山公園の山頂に辿り着くとキャプテン・カキが待ち受けており、早速試練が始まる。
カキは3匹のガラガラ(アローラのすがた)を呼び出し、ファイヤーダンスを2回躍らせて「1回目と2回目ではどこが違うのか」を当てる問題を投げかけてくる。
実際1問目では1匹だけガラガラが違う決めポーズを取っており、それを選ぶ事で正解となり、そのガラガラが襲い掛かってくるので倒して初めて正解となる。
カキ曰く「正解に喜んだガラガラは嬉しくて戦いたくなるのです」とのこと。これは分かる。
ここまではまだまともな試練に見える。ここまでは。
2問目における「違うところ」はそもそもガラガラではなく、決めポーズを取った瞬間にそれまでいなかったやまおとこが突如入り込んできて顔を映しているところが違う。それもアップで
そして正解するとそのやまおとこのダイチが襲い掛かってくる。もちろん倒さないと2問目をクリアした事にならない。
カキ曰く「正解に喜んだやまおとこは嬉しくて戦いたくなるのです」とのこと。おまえは何を言っているんだ。
やまおとこ一人で2回オチをつけてくる手の込みようである。
3問目ではさらに悪ふざけがエスカレートし、1回目の決めポーズの時点でやまおとこが一緒に映りこんでいる(踊ってシャッフルしている間はいない)。
このときやまおとこは画面右奥で二匹のガラガラといっしょにポージング、もう一匹のガラガラは画面左手前でやまおとこたちの方を向きカメラを構えているようなポーズをとっており、どう見ても踊りでは無く記念写真の撮影である。
もう誰もが趣旨を理解したであろう時に来る2回目は、記念写真のポーズにぬしポケモンであるエンニュートまで乱入してきてノリノリで決めポーズを取る。やまおとこまでは耐えられても、ここで我慢できずに腹筋が敗北したトレーナーは数知れない。
正解を選ぶ選択肢も、2問目は「やまおとこ」を選ばないと正解にならないのだが、3問目は「ガラガラの踊りで違うところは」と言う問題だったはずなのに選択肢にガラガラを指す答えが一つも無く、「ぬしポケモン」「くろいポケモン」「みしらぬポケモン」「あやしいポケモン」という四択で、どれを選んでもエンニュートを指す正解になる。
そして正解するとやっぱりエンニュートが襲い掛かってくる。
「おいでませ ぬしポケモン!!」 「どくどく~!!」
カキはぬしポケモンに一体どんな鍛え方をしていたのか…。
ちなみにポーズについてだが、放置するとガラガラ・やまおとこ・エンニュートが瞬きをしているのが確認できるため、静止画ではなく実際にあの変なポーズをとったまま硬直静止しているものだと思われる。
そして、試練終了まで全てキャプテン・カキは真顔で進行を行う。
ちなみにウルトラサン・ウルトラムーンではぬしポケモンがアローラガラガラに変更されている。
が、バトルに至るまでの試練の内容は概ね同じで、3回目のポーズが全員キャイーンのようなポーズに変更されていること、入ってくるポケモンがエンニュートではなく一回り大きいアローラガラガラ(先程まで居なかったのでひと目で分かる)になっていること意外は変わらない。
バトル
このようにどう見てもコントな内容で腹筋を殺しにかかってくる試練だが、エンニュートは真面目なバトルでも非常に強く、ある程度は戦略を立てていかないと歯が立たない。
タイプは、ほのお・どくと初めての組み合わせで弱点は水・岩・エスパー(2倍)・地面(4倍)である。
しかしこの時点ではエスパータイプの技を使えるポケモンは殆どいない。水ポケならそこそこいるが、ぬしポケモン特有のオーラで特防を上げてしまうので、殆ど特殊技の水では弱点をついても尚有効打にならない。
そしてちまちまやっていると「ちょうはつ」「いちゃもん」で行動を阻害され、どくタイプで必中+特性「ふしょく」ではがねタイプの耐性をも貫通する「どくどく」で猛毒にしてくるので、例えコイルを出しても毒になる事は防げない(と言うかその前に焼かれる)。そして毒になると仲間で呼ばれたヤトウモリのベノムショックを食らうので体力がガリガリ削られる。また、ぬしエンニュートは「ヤタピの実」を持っているため、持久戦で少しずつ削ると特攻が上がり手が付けられなくなる。
一番の対策としてはエンニュートは守備面が低めなので、オーラで強化されていない物理技かつ4倍弱点の地面タイプで攻める事。
これまでの道中でディグダ(あなをほる)・ドロバンコ(10まんばりき/じならし)・カラカラ(ホネこんぼう)を捕まえて同レベル帯までしっかり育ててあれば、初手では「いちゃもん」をしてくる事が多いので先制の一発で沈めてしまう事もある。
2倍弱点で妥協するのであればダンゴロの「ロックブラスト」やイワンコ(ルガルガン)の「がんせきふうじ」等の物理技で攻めるのが有効。防御は低く強化もされていない為十分ダメージが通る。
どうしても水タイプで対処するのならば、「あめふらし」ペリッパーや「すいほう」オニシズグモでZみずのはどう(ねっとう)をぶち込むこと。ここまでの高威力技ならば特防が上がっている上からかなりのダメージが期待できる。ただし、カキの試練の時点で進化させるには草むらに籠るか、それぞれの進化前に経験値を集中させる必要がある。
その手すら取れないと言う人はもう、その時点で最もレベルの高いポケモンにZクリスタルを持たせてごり押しの方が良いだろう。上記の通り初手はいちゃもんである事が多いので、ノーマルZを持たせてZふるいたてるも強い。何とか短期決戦を目指そう。
直前で捕まえられるヤトウモリのりゅうのいかりを使う手もあるが紙耐久と性別には要注意。
また、レベル上げが手間だというのならば、フェスサークルの「ふしぎキッチン」(★1誘致50FC)で1日最低3回レベルを上げられるので、こちらを利用してドロバンコ等のLvを上げて見よう。
ウルトラサン・ウルトラムーンではぬしポケモンが変更され、アローラガラガラとのバトルになる。
しかし、相手が変わったから上記の毒は大丈夫と思いきや、ぬしポケモンが呼んでくる仲間が毒を使ってくるエンニュートになっているので油断は禁物。
関連動画
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関連項目
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