カゼノトオリミチとは、シンガーソングライター・堀下さゆりの代表曲である。NHKみんなのうたで放映され、高い人気を得た事で有名。
概要
堀下さゆりが、インディーズ時代に作曲した曲。2004年12月に、NHKみんなのうたに起用され、全国放映の機会を得る事となった。
特筆すべきは、全編フルアニメーションで描かれた放映内容で、望月智充、近藤勝也、田中直哉といった、スタジオジブリの有名作品を手掛けた強力スタッフによって制作された。
歌詞のイメージに準じたハイクオリティなアニメーションは、NHKの本気を視聴者にまざまざと見せつける結果となり、放送終了後も視聴者からの再放送を求める声が、あとを絶たなかった。
その結果、短期間のうちに二回も再放送曲として採用されるなど、異例の措置が取られている。
歌詞は、都会の生活に疲れた男女が、少しの間都会の喧騒を離れて、また再び、日々の生活と向き合っていこうというもの。歌詞の内容、アニメーションの内容、どう見ても大人向けです。本当にありがとうございました。
……深読みをする視聴者からは、マリッジブルーの男女が題材だとか、不倫が題材だとか言われるが、個々で解釈していただければいいだろう。
この曲で一気に知名度が上昇した堀下さゆりは、同名「カゼノトオリミチ」のアルバムでメジャーデビューを果たし、以後、歌手としてはもちろん、他の歌手への楽曲・作詞提供といった活躍の場を広げている。「カゼノトオリミチ」も未だに売れ続けているロングセラーアルバムとなった。
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