カタルーニャサーキット単語

カタルーニャサーキット

カタルーニャサーキットexitとは、スペイン北東部・カタルーニャ州バルセロナにあるサーキットである。

5月F16月MotoGPが開催される。

カタルーニャ州バルセロナ

カタルーニャ州は二輪レースに大きな理解があり、MotoGPライダーを多く輩出している。

詳しくは、カタルーニャ州の記事を参照してください


バルセロナには多くの観光名所があり、ドルナの開催地紹介ビデオに次々と登場する。

詳しくは、バルセロナの記事を参照してください

立地

バルセロナの玄関であるバルセロナ・サンツ駅exitから北東へ23km、山を越えた郊外に位置する。exit

サーキットというのは、広大な用地を必要とするため山とか沿いとか田園地帯のん中といった
土地代の安い田舎に建設するものだが、このサーキットはわりと都会の中に位置している。

サーキットがある自治体の名前はMontmelo(モントメロ)(モンメロ)(ムンマロ)exitであり、
これをこのサーキット称とすることもある。

バルセロナは大都市なのでホテルが多い。
ゆえにサーキット周辺にキャンプカーを留めて寝泊まりする人が非常に少ない。
夕方になって予選走行が終わると観客はホテルに帰るのでサーキットが静かになる。
になってもキャンプカーでやってきた観客たちがうるさく騒ぐムジェロサーキットとは正反対である。

海岸線から山を隔てて11km離れており、潮の影は少ない。

MotoGPの開催される6月の降量は32.5mmとかなり少ない。
ちなみに東京でもっともが降らず燥している12月の降量は51.0mmである。
非常に晴れやすい時期にMotoGPが開催されることになる。

こちらexitこちらexitが現地の天気予報

バルセロナになっても滅多に降しない温暖な場所の都市である。

二輪用コースレイアウトが3種類ある

1992年MotoGP初開催から2018年まで、3種類の二輪用コースレイアウトが使われてきた。

1992年から2015年までのレイアウト

1992年から2015年まではこのページexitで示されるレイアウトMotoGPが開催された。

10コーナーLa Caixaが大きな半径のコーナーで、コーナリング速度が速く、
ギアは2速を使っていた。この動画exit_nicovideoでも10コーナーLa Caixaを2速で回っている。

ぐるっと「つ」の字に回るBanc Sabadellが11コーナーになる。

12コーナーEuropcar)と最終13コーナーNew Holland)が緩やかな度の高速コーナーで、
続くメインストレートが長く、最高速がよく伸びるレイアウトだった。
2003年はここでドゥカティワークスロリスカピロッシが、ドゥカティに最大排気量クラス
勝利をもたらしている。この年のドゥカティマシンは直線番長だった。

しかしながら、直線で遅くコーナーで速いマシンにも台頭のチャンスがある。
2015年スズキワークスアレイシ・エスパルガロマーヴェリック・ヴィニャーレスが、
予選でワンツーを決めた。exitこの年のスズキマシンは直線で遅いことに定評があった。

ホンダ(直線で伸びるマシンとされる)とヤマハコーナーで速いマシンとされる)の成績も
拮抗しており、特定メーカーに偏らないレイアウトと言えた。


2016年6月3日金曜日moto2クラス練習走行中に12コーナーEuropcarで大事故が発生した。
12コーナーの外側がアスファルト舗装だけでグラベル(砂)が存在しなかったのが事故の原因となった。

2016年から2017年のレイアウト

2016年6月3日の大事故を受けて、即座にコースレイアウトが変更された。

2016年2017年F1と同じレイアウトexitMotoGPが開催された。

10コーナーLa Caixaは小さい半径のコーナーになり、低速のハードブレーキングコーナーになった。
こちらexitMotoGP公式サイトの使用ギア明示動画である。10コーナーを1速で回っている。
上空からの写真exitを見ると10コーナーに2種類のコースがあることがよく分かる。

「へ」の字になる部分を11コーナーと数えるようになった。
ぐるっと「つ」の字に回るBanc Sabadellが12コーナーになる。

そのあとに右・左・右とクネクネ切り返して曲がっていくRACCケインがある。
この切り返し連続区間はMotoGPライダーたちに不評であり、「リズムを取るのが難しい」
「美しくない」「面くない」「好きになれない」と散々な評価だった。
見ている側からすると器用に切り返していく姿がかっこいいのだが、走る側としてはイマイチだった。

最終コーナーNew Hollandは16コーナーとなった。

2018年からのレイアウト

2017年11月カタルーニャサーキットからコース改修の発表exitがあった。
Europcarコーナーの外側のグランドスタンドを破壊し、ランオフエリア20m広げる。
グランドスタンドEuropcarコーナーの外側から外れた場所に移す。
こちらexitこちらexitが工事の写真である。
これにより、Europcarコーナーの安全性が確保され、高速コーナーが2つ続くレイアウトが復活した。

ただし、10コーナーLa Caixa)は小さい半径のコーナーのままであり、2016~2017年と同じである。

「へ」の字になる部分を11コーナーぐるっと「つ」の字に回るBanc Sabadellが12コーナー
Europcarが13コーナー、最終コーナーNew Hollandは14コーナーとなった。
19922015年レイアウトよりもコーナーが1つ増えた形となる。

コース紹介(MotoGP)

本項では2018年以降のコースレイアウトについて紹介していく。


色んな所に起伏があるサーキットである。この画像exitこの画像exitは起伏を表示していて分かりやすい。

タイヤの右側に大きな負担がかかるサーキットとして有名である。
回り込みながらアクセルを開けてタイヤパワーを掛け続ける3コーナーRenaultの存在が大きく、
レース後にタイヤの右側がボロボロになっていることがしくない。
ブリヂストンリアタイヤを持ち込む際、左右で硬さが2段階変わるタイヤを持ち込んでいた。
他のサーキットなら「左がソフト、右がミディアム」といった程度で済むのだが、
このカタルーニャサーキットでは「左がソフト、右がハード」というタイヤでないともたない。

5コーナーSeatと10コーナーLa Caixa)で1速ギアを使う。

なパッシングポイントメインストレートエンド1コーナー(Elf)exit4コーナー(Repsol)exit
5コーナー(Seat)exitバックストレートエンド10コーナー(La Caixa)exitあたりとなる。

路面の状態が悪い

F1レースや開幕前テストが開催されるサーキットである。
F1ハイパワーマシンによって路面が削られ、路面に轍(わだち)やバンプ起)や
ギャップ(割れ目)がある。特にブレーキングポイントにそうした凹凸が多い。
路面の凹凸に対応するサスペンションセッティングに取り組まなければならない。

2002年からMotoGP最大排気量クラス4ストロークエンジンの出走が可になった。
2ストロークエンジン時代ではエンジンを電子制御することができなかったが、
4ストロークエンジンになったことでいくらでもエンジンを電子制御できるようになった。
2018年現在では電子制御がMotoGP最大排気量クラスにおいて根幹の技術になっている。

この電子制御技術は凹凸がない璧な路面を想定して作られていて、凹凸のある路面に弱い。
路面に凹凸があってバイクジャンプして接地を失いホイールが空転してしまうと、
バイクは自動的にエンジンカットしてしまう。そして、加速が落ちてしまうのである。
路面の凹凸があることがMotoGP最大排気量クラスマシンにとっては頭痛のタネとなる。

2017年MotoGP開催時には路面の悪さが頂点に達していて、レースウィーク初日金曜日
セーフティコミッション(安全議論委員会。ドルナ代表と最大排気量クラスライダーで構成)にて
サーキット路面のり替えをしない限り、2018年の開催を拒否する」と決議された。

2007年からずっと同じ路面を使い続けていて、2015年頃からMotoGPセーフティコミッション
何度もカタルーニャサーキット側に「路面をり直してくれ」と要望を出し続けていた。
サーキット側はその要望に応えてこなかったのだが一応理由があり、路面の全面り替えには
200万ユーロ(約2億5千万円)ほどの費用が掛かるのである。

しかしながら、とうとう2017年12月になって路面がり直された。画像1exit画像2exit画像3exit画像4exit

四輪への配慮のためコース脇にアスファルト路面が敷かれている

1997年のMotoGPの記録映像exitを見てみるとコースはグラベルgravel 砂利道)ばかりである。
2006年までだいたいその状態が維持されていて、Europcarコーナーのコース脇exitもグラベルである。

そこからどんどんコースがターマックTarmac アスファルトなどの舗装路面)になっていった。
2007年にはEuropcarコーナーのコース脇exitがターマックに変更された。
2008年には1コーナー(Elf)のコース脇exitがターマックに変更された。

このように路面をターマックに変更するのはグラベルを嫌がる四輪レース運営者への配慮である。
ラベルがあってそこにコースオフしてしまうと四輪の車両が完全に止まってしまう。exit
二輪なら重が軽いのでグラベルに入ってもなんとかコースに復帰できるのだが、
四輪は重が重いのでグラベルに入ると輪が空転したまま、二度とコースに戻れない。

それどころか、グラベルの上でスピンしてしまうと砂を巻き上げ、視界を遮り危険な状況になる。
この動画exit2016年レッドブルリンクで行われたF3動画である。
が巻き上がったので恐るべき事故になった(幸いにも3人のドライバーは軽傷で済んだ)

このため、色んなサーキットで四輪の運営者が「グラベルはやめてくれ、ターマックにしてくれ」
サーキット側にお願いしている。鈴鹿サーキットにも「グラベルを減らしてくれ」と言っている。

ただやはり、二輪にとってはグラベルの方が圧倒的に安全性が高い。
鈴鹿サーキット鈴鹿8耐という二輪の祭典を抱えているので、グラベルを維持している。
既述の通りカタルーニャサーキットも2017年12月Europcarコーナーコースをグラベルに戻した。

灼熱のサーキット

ヨーロッパの中でも南の方に位置していて、そこで初レースを行うので、灼熱のサーキットになる。
暑さがライダーの体を奪い、タイヤスリップさせ、エンジンを苦しめる。

詳しくは、猛暑(MotoGP)の記事を参照してください。

メインストレート

巨大なV字型メインスタンドexitは本サーキットの名物で、観客の歓マシンエンジン音が良くく。

moto3の決勝開始は現地時間11時で、メインスタンドの影がメインストレートを覆っている。exit
moto2の決勝開始は現地時間12時頃で、メインストレートは全面的に日が差しているexit

メインスタンドの位置がこうなのでexit、南東に太陽が位置する11時メインストレートに影が差す。
この前方車載動画exitメインストレートの影が大きいので9~10時頃の画像と思われる。


メインストレートには起伏があり、写真で確認することができる。

最終コーナー脱出は下り勾配である。画像1exit画像2exit

ピットウォールが始まる付近からわずかに上っていき、ピットウォール終わりまで上り勾配が長く続く。
ピットウォール終わりから一気に下っていき、1コーナーElfへ突入していく。

下り坂のメインストレートに隣接するピットレーンも下り坂になっている。

1コーナーElfから見ると勾配変化がよく分かる。画像1exit画像2exit画像3exit

四輪のオンボード画像exitを見ても、ピットウォールが終わるあたりで下り勾配に変化することが分かる。

1コーナー~3コーナー

下り勾配のままメインストレートエンドの1コーナーElf)へ突入し、ブレーキング合戦が展開される。

1コーナーElf)と2コーナーはS字になっており、1コーナーElf)をアウトから理矢理かぶせて
2コーナーインに入りこむことができる。その典的なパッシングシーンこちらexit
スタート直後の1~2コーナー混乱が起きやすい。

1コーナーElf)でコースアウトしてもコースアスファルト路面なので簡単に復帰できる。exit
その際、競り合っていた他のライダーよりも遅い順位に落とさなければならない。
そうしないと運営にペナルティーを科せられる。


3コーナーRenault)は非常に長い。
永遠に続くと思えるくらいに長いカーブ」とダニ・ペドロサが表現している。

3コーナーの初めから4コーナー進入あたりまで長い間ずっと上り勾配である。
上り勾配なのでアクセルガンガン開けないと地球重力に負けて速が落ちてしまう。

回り込みながらアクセルを開けてタイヤパワーを掛けていくので、タイヤの右側を強く攻撃する。
この3コーナーにも路面の凹凸があるので、タイヤが動いて発熱して消耗が進んでしまう。
ここでのリアタイヤ温度MotoGPの中でも最高の110度にまで達するexit

4コーナー~9コーナー

コースを横切る歩道橋exitをくぐって、4コーナーRepsol)に突っ込んでいく。

4コーナーRepsol)のあたりは坦になる。コーナーを脱出すると下り勾配が始まる。

5コーナーSeat)の進入から、下り勾配が一気に急になり、その下り勾配が長く続く。
ブリヂストンが年々進化していたときはこの5コーナーSeat)でのバンクが年々深くなっていて、
ヒジどころか肩を路面に当てかねない勢いで各ライダーがコーナリングしていた。

四輪のオンボード画像exitを見ても、テレビの映像exitを見ても、5コーナーの急な下り勾配が分かる。

5コーナーSeat)は久々の左コーナーであり、冷え切ったタイヤ左側を使い転倒が多発する。


コースを横切る歩道橋exitをくぐって、「へ」の字の6コーナーを走り抜ける。

7コーナーWurth)の向こうには茶色い建物exitがある。

7コーナーWurth)が底で、ここから急な上り勾配が始まる。
7~8コーナーは上り勾配に負けないようアクセルをグイッと開けて力強く切り返すS字exitである。

上り坂でアクセルを開けて切り返す場合、リアに荷重がかかりフロントの荷重が抜けやすい。
そのためラインを少し外すとフロントが滑りやすい。ライダーは慎重にラインを通る必要がある。


9コーナーCampsa)は先が見えないブラインドコーナーになっており、感覚でアクセルを開ける。
難しいコーナーだが、ここの速さバックストレートの伸びが決まってしまう。

バックストレート~最終16コーナー

バックストレートは緩やかな下り勾配が長く続き、スピードが乗る。

バックストレートの途中に地下道がありexitトラックはここを通ってサーキットに物資を運び入れる。
ちなみにこのピット施設やメインストレートの地下をくぐる地下道exitともつながってる。

バックストレートの前半部分にはニッサンシケインがあるが、MotoGPでは使用されない。


バックストレートエンドの10コーナー
La Caixa)はハードブレーキングポイントであり、
ブレーキレバーの荷重は8kgexitにもなる。8kgの物体を2~3本で持つのと同じ作業になる。

バックストレートエンドの10コーナーLa Caixa)は転倒が多発する場所である。
使用頻度が低いタイヤの左側を使うコーナーなので転倒しやすいし、
この後の高速区間を考えるあまり焦ってしまい、急いだ気持ちでアクセルガバッと開けることで
リアタイヤが滑ってハイサイド転倒になりやすい。
体をかなり傾けた状態でアクセルを開けるので、焦ってアクセルを回すとリアタイヤが滑ってしまう。

10コーナーLa Caixa)には真っ赤に「Circuit de Barcelona」exit塗装されている。


11コーナーは「へ」の字のコーナーである。

12コーナーBanc Sabadell)は「つ」の字の11コーナー180度方向転換する。
このコーナーも上り勾配で、地球重力に逆らうためにアクセルを開けねばならない。

12コーナーBanc Sabadell)から13コーナーまでは観客席が連なっており、大歓がとどろく。
このあたりはスタジアム区間とも呼ばれる。当然のように観客席で爆が鳴っている。

13コーナーEuropcar)は本サーキットで最も標高が高い場所である。
下り勾配を勢い良く下っていきexit速を伸ばしていく。

最終14コーナーNew Holland)は直の高速コーナーで、ここも下り坂で勢いがつく。

2つの高速下りコーナー速を乗せ、メインストレートに戻っていく。

シモンガッツポーズ事件

2009年125ccクラス決勝で、トップを快走するフリアン・シモンexitが、
ラスト1周となった間に左手を挙げてガッツポーズして失速した。

周回数を1周間違えた例として必ず挙げられるレースである。

1992年バルセロナオリンピックに合わせて建設

1992年バルセロナオリンピックが開催されることが決まった。
このオリンピックに合わせてカタルーニャサーキットの建設が進められ、1991年9月に開業。
最初のイベント1991年9月29日決勝のF1スペインGPだった。
1992年7月バルセロナ五輪には自転車競技の会場になった。

このサーキット建設に関わったのがバーニー・エクレストーンexitF1界のボス)、
カルメロ・エスペレータexitドルナCEO)、マネル・アロヨexit(後のドルナ重役)である。
この縁でカルメロバーニーと友人になり、レース運営を深く学習した。
1992年からカルメロ率いるドルナはFIMからMotoGP運営を託されることになった。

余談ながら、ドルナMotoGP運営を担当する初年度の1992年バーニーがドルナの相談役で、
バーニーのコネがあるサーキットレースを行うことを3回繰り返した。
ハンガロリンク、マニクールインテルラゴスは1992年シーズンだけの開催だが、
この3つともF1の開催されていたサーキットで、バーニーが連れてきたものである。
バーニーがMotoGPから離れた1993年以降は、3つともMotoGPカレンダーから消えた。

関連動画

関連項目

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スマホ版URL:
https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%A3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88

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