「はじめまして、カッシンよ……特に用がないなら、ドックに引きこもらせてほしいんだけど……」
カッシンとは、STGアプリゲーム『アズールレーン』に登場する、第二次世界大戦時のアメリカ海軍所属のマハン級駆逐艦DD-372〈USS Cassin〉をモチーフにしたキャラクター(KAN-SEN)である。
デザイン:大月紅葉、CV:春村奈々(2018年2月26日のアップデートより実装)
概要に気になるところなんてないよ……
けだるくダウナー系女子。口では「帰りたい」「引きこもりたい」とよくつぶやいてるが、仕事や戦闘などのやるべきことはきちんとこなす真面目な一面も。
ユニオン(現実世界でのアメリカに相当する)所属の駆逐艦。レアリティはノーマルで、建造・海域問わずわりとどこでもドロップする。プレイしているとどんどん数が集まるため、他艦の強化素材に回されることが非常に多いと思われる駆逐艦の一隻である。しかしそのダウナーっぽい言動や、瞳が左右で違う特徴に興味を惹かれ、育てる指揮官も多い。
たとえ指揮官でも、私を部屋から連れ出させない……(容姿・性格)
マハン級白黒姉妹の黒い姉の方。黒髪を無造作に束ねており、右目の目元にある泣きぼくろがチャームポイント。服はというとUSNavyのマークの入った黒いTシャツのみ(下着は流石に着けている、と思いたい)という服装に、首からはドックタグを提げ、右手には単装砲を掲げたポーズを取っている。足は右のみオーバーニーソックスにガーターベルトで左は普通のソックスというアンシンメトリー。
自称「グータラ娘」。といっても、全力で引き籠もりライフをエンジョイするロング・アイランドと違い、わりと「どうでもいいや」的な厭世観が漂っている。ちなみに片方の目が義眼とのこと。本人は「どっちなのか、当ててみて」と言っているが……。指揮官に対しては、ダウナーながらも割とストレートに感情を向けてくるタイプ。
改造が可能なKAN-SENの一人であり、改造するとジャンパーを羽織り、コーラ瓶(に見えるがOILと書いてあるので違うのだろう)を頬に当てたポーズを取った、ちょっとオトナっぽくなったカッシンが拝める。Tシャツはタンクトップになり、いろいろと際どいところが見えそうで見えない扇情的なポーズである。また、胸部装甲も無さそうでありそうな微妙なところが色々と擽る。あ、MPさん違うんですなにをするんですかやめてくだs(ry
改造以外の着せ替えは長らく実装されなかったが、2021年6月24日についに着せ替え「カート・ショッピング」が発売された。
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https://twitter.com/azurlane_staff/status/1407579172331868168
お店の中で、カートに乗り込んでいる姿である。指揮官と一緒に宣伝材料としての写真を取るのが目的の模様。なお、現実ではカートに乗ったりカートを暴走させたりする行為は危険なので絶対に自重しよう。
ともあれ、こんなカッシンと一緒に買い物したくなった指揮官はショップで忘れずにこの衣装も買うことにゃ。
強くなっても……部屋に引きこもりたい……(性能)
スキル1:Recommissioned
自身の耐久が20%以下になった時、耐久を15.0%(最大レベルで25.0%)回復する。一度の戦闘で一回しか発動できない
(改造後)
スキル2:快速装填
20秒毎30.0%(最大レベルで60.0%)で発動。10秒間自身の装填が20.0%(最大レベルで40.0%)アップ
性能は序盤で入手可能な駆逐艦としては火力が高めだが、やはりノーマル艦の悲しさ、それほどしないうちにより強力な艦が入手できるため、中盤以降は二軍三軍という指揮官も多いであろう。しかしながら低燃費かつ貴重な自己回復スキル持ちであるため、低燃費艦隊の一員として起用する指揮官もいるようだ。なお、妹艦にあたるダウンズとはスキルを含め同一の性能である。
スキル1「Recommisioned」は戦闘中一度きりであるが、自身の耐久が20%以下になったときに発動し、耐久の最大値の15%(スキルレベルMAXで25%)分を回復するというもの。これにより実際の耐久値以上の生存性を持つため、多少難度の高い海域においても連戦が可能となっている。同じ無凸状態のダウンズや似たスキルを持つ軽巡洋艦フェニックスと組み合わせることにより、艤装設計図やパーツを集めるための周回用の低燃費艦隊を作ることができる。
また、2017年11月末のアップデートで、妹のダウンズ共々改造が実装された。耐久をはじめ、各ステータスがアップし、新たなスキル「快速装填」を覚えることが出来る。また、航速47と駆逐艦でも指折りの高速艦に化ける(最高速は49の綾波改)。
目の話?実は片目が義眼なんだ……どっちなのか、当ててみて?(史実)
アメリカ海軍のマハン級駆逐艦は、1935年から1937年にかけて建造された。当時はちょうどロンドン軍縮条約にて駆逐艦の建造条件が大幅に絞られており(ちなみに日本では初春型~白露型の時期にあたる)、アメリカでもそれに従った駆逐艦を設計・建造した。アメリカ版条約型駆逐艦として誕生したのがマハン級であった。なお、さすが米帝というか、マハン級は18隻が建造されている。
そのマハン級の9番艦として建造されたのがDD-372〈カッシン〉である。非常にややこしいことに、同じマハン級の13番艦にはDD-376〈カッシング〉がおり、文献でもときどき両者を取り違えたり混同していたりする。ちなみに、カッシンの自己紹介でソロモン海がどうこう言っているが、これは実は〈カッシング〉のことで、公式ですら取り違えてると思われる[1]
また、175隻いることで有名なフレッチャー級には綴りまで同じDD-793〈カッシン・ヤング〉がいる。
〈USSカッシン〉は1936年8月21日に竣工した。艦名は19世紀前半の海軍士官スティーヴン・カッシンが元になっている。ちなみにこの名を持つ艦としては2代目であった。
1938年4月には太平洋艦隊に所属となり、そして1940年4月1日付けでハワイの真珠湾基地に配属された。その後は太平洋でパトロール任務を行っていた。
1941年12月7日。〈カッシン〉は同型艦の〈ダウンズ〉、そしてアリゾナ級戦艦〈ペンシルベニア〉と共に真珠湾基地の乾ドックに入っていたところを、日本の艦爆部隊に襲われることになった。
主な攻撃目標は戦艦の〈ペンシルベニア〉だったのだが、その隣にいた2隻はそのあおりをもろに受ける羽目になった。250kg爆弾の直撃を受けた〈ダウンズ〉が、それによって魚雷が誘爆して大破炎上し、隣にいた〈カッシン〉にその火が燃え移りこちらも炎上してしまう。さらに爆弾を叩き込まれた〈ペンシルベニア〉も炎上し、火薬庫に誘爆しかねなくなったために、乾ドックに緊急注水が行われたのだが、それがあまりにも急すぎて、〈カッシン〉は乗っていた台から横転し〈ダウンズ〉と激突、2隻とも沈んでしまった(なお、ペン姉さんの火薬庫はなんとか無事だった模様)。
ドックの中で沈んでしまった2隻の駆逐艦は、一時は復旧不能としてその日のうちに除籍手続きが取られた。しかし、取り外した装備を元にしてメア・アイランド海軍工廠にて新たな船体を得て、〈カッシン〉は甦った。1944年2月5日付けで再就役(Recommissioned)した彼女は、4月に真珠湾に戻ってきた。その後は護衛任務として、テニアン島やサイパン島の戦いに参加。その後11月からは硫黄島の戦いに参加。アメリカの橋頭堡となったサイパンと硫黄島の間の航路を守る任務を果たした。
終戦後、今度は硫黄島の激闘で捕虜になっていたアメリカ兵が解放されたのに伴い、彼らを後送する航空部隊の護衛を務めた後、1945年11月1日にノーフォーク基地に戻り、そして12月17日に二度目の、今度は平穏な退役の日を迎えた。
その後、1947年11月25日にスクラップ用に売却された。
〈カッシン〉は第二次大戦の戦功によって、6つのバトルスターを受けた。
なにか言うことない? わたし、自分から関連動画って言い出すのはちょっと苦手……
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妹から引きこもってばかり死んじゃうぞって言われた…いつものことなのに、別に…
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うん……カッシンの休みを邪魔した関連項目は…教育しないと。
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脚注
- *少なくとも〈カッシン〉はソロモン海には行っていない(ソロモン海で日米の激闘が繰り広げられていた頃はまだ修理中)。一方の〈カッシング〉は第三次ソロモン海戦で艦隊の先頭に位置しており、激闘の末に轟沈している。
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