カップ麺とは、円柱状の容器(カップ)に格納されたラーメン・うどん・蕎麦・焼きそば・スパゲッティなどの麺類の事である。
概要
カップ容器の中に、麺・かやく・スープの三つが入っており、お湯を注ぐだけで手軽に食すことが出来るインスタント食品の代表格。ただし、焼きそばやスパゲッティーはお湯切りをする必要があるものが多い。
中身がラーメンであればカップラーメン、焼きそばであればカップ焼きそば、うどんであればカップうどん……などと呼ばれる。
冒頭で挙げた麺類以外にも、「ビーフン」「そうめん」「春雨」「フォー」「盛岡冷麺」「ちゃんぽん」「ジャージャー麺」などなど様々な商品が存在しており、バリエーションは豊富。
なお、「カップヌードル」はカップ麺の代名詞みたいに扱われているが、こちらは日清食品のカップラーメンの商標となっている。そのため、日清食品以外は「カップヌードル」という呼称を利用することができない。
ちなみにカップヌードルは世界初のカップ麺、カップ麺の元祖である。それ以前は袋入り即席麺はあったがカップ麺はなかった。
カップ麺にはいくつか種類があり、大まかに4種類に分けられる
- 麺とスープが一体化してカップに入れるだけで準備が整いお湯を注ぐとすぐ食べられる、おやつ型
- 麺とスープとかやくが既に規定量入っていて容器も一体化している、一体型
- 麺以外のスープとかやくが袋に包まれている分離型
- 麺・スープ・かやくそれぞれが袋に包まれている総合分離型
これら型が変わる傾向については、メーカーが味の追求や食の多様性など様々な創意工夫の元に成り立っている模様であるが、「複雑だから美味しい」とか「何もしないから美味しくない」という事はない。
またカップの中に入っている麺の形態によって、麺がフライされているタイプ、ノンフライだが乾燥しているタイプ、乾燥させていない生麺タイプ、などに分類することもできる。
カップ麺の作り方
「そんなものふた開けて、かやくとスープとお湯をいれて待てば終わるだろ?」と言うユーザーは多いと思うが侮るなかれ、メーカーの開発者と設計者の苦労を少しでもねぎらう意味であらためて手順に従って欲しい。
- カップの横・蓋にかいてある説明書きを正しく読む
「ふざけるなてめぇ!」と思われるかもしれない。しかしこの説明書きはかなり重要で、カップ麺の味や麺の堅さなどはこの説明書きに従って作ったときにちょうどよくなるように設計されている。よって、これをしっかり読んでその通りに作らないと、メーカーが意図したとおりの味で食べられないことになる。そんなことをして「このカップラーメンまずい」と思ってしまうのは非常にいただけない。あらためて従って欲しい。
また、使うお湯はたいていの場合「熱湯」となっている。熱湯とは約100度の沸騰した湯のことであり、電気ポットなどの設定を誤って低い温度のお湯を使ってしまうとうまくできない場合があるため注意が必要である。
関連動画
関連項目
ニコニコ大百科に記事のあるカップ麺
- 6
- 0pt