ファビオ・カペッロ(Fabio Capello, 1946年6月18日 - )とは、イタリアの元サッカー選手、サッカー指導者である。
概要
現役時代にはACミラン、ユヴェントスなどでプレー。1980年に現役を引退。
1984年にACミランのユースチームで監督としてのキャリアをスタート。1986-1987シーズンの途中5試合だけトップチームを率いた。1991年にアリーゴ・サッキのあとを受けて正式にACミランの監督に就任。その後5シーズンで4度のスクデット獲得とUEFAチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げ、ミランの黄金期をもたらした。とくに1991-1992シーズンは無敗優勝である。
1996年にレアル・マドリードの監督に就任しそのシーズンにリーガ・エスパニョーラで優勝。翌年には再びミランの監督となるがこのシーズンは10位に終わる。
1998年にASローマの監督に就任。2000-2001シーズンにはクラブに18年ぶりのスクデットをもたらした。
2004年からユヴェントスの監督に就任し、2004-2005シーズン、2005-2006シーズンとセリエAを連覇するが2006年に発覚したカルチョポリ(ユヴェントスを初めとするセリエA、セリエBのいくつかのクラブが審判などを買収していた事件)により、チームはセリエBに降格させられ二つの優勝も剥奪。これを受けカペッロはユヴェントスの監督を辞任した。
2006年レアル・マドリードに復帰。2006-2007シーズンにはリーグ終盤戦でFCバルセロナを逆転し優勝するが、守備的なサッカーのため解任された。
2008年にサッカーイングランド代表監督に就任。2010 FIFAワールドカップではグループリーグを突破したが、ラウンド16でドイツ代表と対戦し4-1で敗北。2012年2月にイングランドサッカー協会が独断でジョン・テリーのキャプテンマークを剥奪したことを受け辞任した。
2012年7月にサッカーロシア代表の監督に就任。2014 FIFAワールドカップでは比較的楽なグループに組み込まれたにも関わらずグループリーグ敗退に終わった。2015年7月にEURO2016予選での不振により解任された。
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関連項目
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