カペラステークスは、JRA(日本中央競馬会)が開催する中山競馬場のダート1200mの重賞競走である。格付けはGⅢ。
概要
通年開催されているJRAの重賞としては、唯一のダート1200mの重賞である。
2008年12月に創設され第1回が行われたが、同年1月を最後に廃止されたガーネットステークスが前身扱いとなっている。
通常、重賞は最低2年の開催実績が無いと国際格付けを得られないため、第1回の格付けはJpnⅢだったが、第2回以降はガーネットステークスのレーティングを引き継いたことによりGⅢとなっている。これはそれまで12月に行われていた2歳牝馬重賞のフェアリーステークスとガーネットステークスの開催時期を入れ替えるため、ガーネットステークスの廃止とカペラステークスの新設という形をとったものである。
(ガーネットは1月の誕生石だったことや、同一年の1月と12月にレースを開催する手続き等々が理由)
カペラステークスになってからの勝ち馬では、ダノンレジェンドとダンシングプリンスがGⅠ(級)を勝っている(どちらもJBCスプリント)。複勝圏内にはフジノウェーブ、スノードラゴン、レッドルゼルがいる。前身扱いのガーネットステークスの勝ち馬ではメイショウボーラーが後にGⅠを勝っている。
2021年の地点でこのレースの勝ち馬には、サウジカップのアンダーカードのひとつ、リヤドダートスプリントの優先出走権がサウジの競馬から付与されている。
2019年は藤田菜七子騎乗のコパノキッキングが勝利し、日本人女性騎手として初めてJRAの重賞を勝つ記録を残した。
レース結果
回数 | 開催日 | 勝利馬 | 性齢 | 騎手 | タイム | 動画 |
---|---|---|---|---|---|---|
第17回 | 2024年12月8日 | ガビーズシスター | 牝3 | 吉田隼人 | 1:10.1 | sm44406729 |
第16回 | 2023年12月10日 | テイエムトッキュウ | 牡5 | 津村明秀 | 1:09.3 | |
第15回 | 2022年12月11日 | リメイク | 牡3 | 福永祐一 | 1:08.9 | |
第14回 | 2021年12月12日 | ダンシングプリンス | 牡5 | 三浦皇成 | 1:09.5 | |
第13回 | 2020年12月13日 | ジャスティン | 牡4 | 坂井瑠星 | 1:09.8 | |
第12回 | 2019年12月8日 | コパノキッキング | 騸4 | 藤田菜七子 | 1:09.3 | sm36058642 |
第11回 | 2018年12月9日 | コパノキッキング | 騸3 | 柴田大知 | 1:10.2 | sm34294503 |
第10回 | 2017年12月10日 | ディオスコリダー | 牡3 | 津村明秀 | 1:11.0 | sm32397462 |
第9回 | 2016年12月11日 | ノボバカラ | 牡4 | 内田博幸 | 1:10.2 | |
第8回 | 2015年12月13日 | キクノストーム | 牡6 | 内田博幸 | 1:09.7 | |
第7回 | 2014年12月14日 | ダノンレジェンド | 牡4 | 丸田恭介 | 1:09.5 | |
第6回 | 2013年12月8日 | ノーザンリバー | 牡5 | 柴田善臣 | 1:10.7 | sm22440280 |
第5回 | 2012年12月9日 | シルクフォーチュン | 牡6 | 横山典弘 | 1:10.8 | |
第4回 | 2011年12月11日 | ケイアイガーベラ | 牝5 | 秋山真一郎 | 1:09.1 | |
第3回 | 2010年12月12日 | セイクリムズン | 牡4 | 幸英明 | 1:09.7 | sm13603027 |
第2回 | 2009年12月13日 | ミリオンディスク | 牡5 | 村田一誠 | 1:09.6 | |
第1回 | 2008年12月14日 | ビクトリーテツニー | 牡4 | 横山典弘 | 1:08.7 |
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