カモノハシとは、哺乳綱単孔目カモノハシ科カモノハシ属に属する動物である。
オーストラリアなどに住む単孔類で、鴨のくちばしの様な口を持つ。カモノハシのオスは後ろ足に毒針を持っている。
生息地
カモノハシは、オーストラリアでの一部地域のみにしか生息しておらず、希少な動物である。
IUCNレッドリストでは軽度懸念(Least Concern <LC>)最も絶滅のリスクが低いグループに分類されるものの
学術的に非常に希少な種で、生きた化石とも呼ばれオーストラリア政府により厳重に保護されている。
また、長距離の移動に適しておらず、輸送の際に弱ってしまうため、日本の動物園では見ることが出来ない。
その為見ようと思う場合、オーストラリアで野生のカモノハシを見るかオーストラリアの動物園に行って見なければならない。
カモノハシの生態
カモノハシは群れを作らずに単独で生活する。
巣は、水辺に作り入り口は水中などに作る事で、外敵から身を守っている。
また、哺乳類では非常に珍しく、卵を産む。哺乳類で卵を生むのは、カモノハシ以外では、ハリモグラとミユビハリモグラの2種だけである。
備考
ICOCAのマスコットキャラクターもカモノハシをモチーフにしている。詳細はカモノハシのイコちゃんを参照。
カモノハシの名を冠する生物として、カモノハシガエルというカエルが存在する。名前の由来は、生息地域がカモノハシに近いこと、カモノハシ同様滅多に陸に上がる事ない生物である事であるとされる。
しかしながら、1980年代以降生息が確認されておらず、絶滅してしまったとされている。
700系新幹線の先頭の形が、カモノハシのくちばしによく似ていることからカモノハシ形と呼ばれることがある。
関連動画
関連項目
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