カヤとは、衛藤ヒロユキの漫画『魔法陣グルグル』シリーズの登場人物である。
概要
魔王ギリの配下の魔族。ギリ軍で1、2を争う敏腕魔法使いであり、単行本2巻の初登場時はコーダイ城に魔導師として潜入しギリの領土拡大のため国を乗っ取る計画を進めていた。だがニケ達との交戦でククリのグルグル「長い声のネコ」を食らって変身魔法が解け、正体の魔物姿を晒してしまい失敗。ニケの一撃で倒されたように見えたが…。
5巻で実は生きていたことが判明。ギリの命令でレイドに付き添い、ドラゴンの炎でニケたちを吊橋から落とすことに成功する。彼が生きていたことについて、話を聞いたトマは「倒されたという幻を見せて逃げたのかも知れませんよ。レベルの高い魔法使いがよくやる手です」と分析している。ちなみに、この正体の魔物姿はその後登場することはなかった。
きりなしの塔の再戦から興味のすべてをククリのグルグルに向けるようになり、部下のチクリ魔に戦いを記録させたり、闇魔法の失敗の資料を探すなどグルグルの研究を熱心に行う。そして己の闇魔法でグルグルを打ち破らんとし、何度もククリ(グルグル使い)と戦うことになる。
その実力と揺るぎない忠誠心からギリの信頼も厚いらしく、モンクが度重なる失態でイベントの終わったダンジョン(ノコギリ山)見張りに左遷されたのに対し、処分を恐れていたカヤはギリ直々に次の指令を与えられていた。だがその後もギリの期待に一向に応えることができず、花の国での敗退により13巻でお供のタテジワネズミもろともネコジタ谷の監視係に飛ばされる(つまり結局モンクと同じ処分を食らった)。タテジワのエプロン姿やヨジデー料理に屈辱を感じつつ復讐に燃えるものの、その後は長い間出番も失い、16巻になってようやくギリの本拠地ザン大陸に再登場。最後の出番にしてククリとの最終決戦に臨む。
怖い顔と性格
トレードマークは誰もが恐れる「こわい顔」。だがこの顔で何故か「カヤ写真集」なるものが存在し、レイドは竜変身を解除するためにこれを使用して興奮状態を落ち着かせていた。
ククリとの戦いでは必ず一対一のタイマンを仕掛けてくる。これはフェアプレイというより、グルグルの性質見極めと、自らの実力でそれを打ち破ることを目標としているため。
血液型はA型。趣味は温泉と昆虫採取で、昆虫の名前間違いに厳しく「夢の昆虫ランド」に昆虫をコレクションしているらしい。風力を利用して体をくすぐる機械が大変お気に入り。
戦闘能力
使用する闇魔法は攻撃から防御まで多彩。登場時のルンルン戦では様々な魔法で実力者の彼女を手こずらせ、その後も冒険中のニケとククリを何度も苦しめた。
ククリとの最終対決では本気を出し、発動すれば100%死が確定するという最強クラスの闇魔法「暗黒太陽」を放ってククリを死に至らしめる。全魔力を尽くし目的を達成したカヤは満足し、抵抗の意思すら見せずニケたちに殺せと言い放つが…?
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関連項目
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