カラカラさばく(カラカラ砂漠)とは、マリオシリーズに登場する地名である。
概要
複数のマリオシリーズに登場する砂漠。名前の通りカラカラに乾いた砂漠だが、作品によってはオアシスがあることも。また多くの作品でサンボが敵キャラクターとして登場する。
マリオシリーズにはカラカラさばくの他にも別の名前がついた砂漠(後述)や特に名前のない砂漠が数多く登場している。ちなみに、2Dアクションのゲームでは、ワールド2は砂漠系のステージであることが多い。
マリオとワリオ
ワールド8に登場。グリグリという、今でいうケセランのような敵が多い。被り物は探検帽(ピスヘルメット)。
マリオカートシリーズ
マリオカート64
キノコカップ第4コースに登場。広大な砂漠の中に作られた線路との交差が特徴のコース。リメイクでの名称から、もっぱら「N64 カラカラさばく」と呼ばれる。
赤茶けた砂地や岩山など、砂漠というよりは北アメリカの荒野を思わせる風景となっている。平坦かつ柵などがないため、ちょっと道を外れたくらいではコースアウトにならない。
コースを跨ぐ線路には、当たるとクラッシュする障害物として列車(蒸気機関車+客車)が走っており、タイミングが悪いと踏切で停止することを強いられる。通過中、CPUはちゃんと停止するが、一部のCPUは列車に突っ込んで轢かれる。踏み切りに遮断機が無いため、後ろから追突することで停止中の相手を列車にぶつけられる。列車は2本走行しており、客車の数はモードによって変化する。
線路を走ることも可能だが、踏切以外ではもとのコースに戻れず、おまけに列車に衝突しまくるので基本的にタイムロスである。ただしスター状態で当たればクラッシュしないため、場合によってはショートカットにも使える。
英語名は"Kalimari Desert"で、おそらくアフリカに実在するカラハリ砂漠に由来すると思われる。
リメイクコース
後にマリオカート7でリメイクされる。踏切の手前にグライダージャンプ台が新たに設けられており、空中から機関車を飛び越えられるようになった。線路は敷地が広くなって機関車を避けながら走れるようになったが、ダート扱いになり速度が低下するうえ、そのままトンネルに入るとコースアウト扱いになった。
マリオカート ツアーでも登場するが、オートアクセルでブレーキがかけられない仕様のためか、列車に触れるとクラッシュせずに大きくジャンプするようになった。
「カラカラさばく2」という、1周2セクション制のコースも登場。このコースは途中まで「1」と同じルートを走り、その後、線路上のルートを走ってトンネルに入るタイミングでゲートをくぐる。
最終的に線路から出て元のスタート地点に戻ってくることでゴールになる。初めて線路が正式なコースになった。
このコースでは線路に入る時と出る時を切り分けるため、壁が作られている。
マリオカート8デラックスのコース追加パスでは、ツアーの「カラカラさばく2」の要素が盛り込まれて登場。まず始めに普通に「カラカラさばく1」を1周し、その後、「カラカラさばく2」を1周2セクションで走るという変則的な3セクション制となる。
ツアーの「カラカラさばく2」と異なる点として2セクション目の線路突入時のみ、ジャンプ台のような足場が出現するようになった。トンネルから出た時に線路から中央に出られるようになっており、その時はジャンプ台は消えているため、ツアーのような壁で切り分ける必要がなくなっている。
操作性が戻ったためか、列車に触れるとクラッシュするように戻されている。
マリオカート ダブルダッシュ!!
同じカラカラさばくの名を関する別のコース。キノコカップ第4コースに登場するのは同じ。通称「GC カラカラさばく」。
典型的な砂漠らしいコースで、サンボや巨大な竜巻、アリジゴクが障害物として登場。基本的に避けるのはさほど難しくないが、体をアーチ状に曲げて妨害してくるサンボは難敵。マルチプレイだとサンボの数が少なくなるので多少走りやすい。
ダートは「少し減速」「大幅に減速」「コースアウト」の3段階に分かれており、色で判別できる。2段階目まではキノコやスターを使えば無視できるため、これを利用したショートカットができる場所も多い。
後にマリオカート8でリメイクされる。終盤のエリアがオアシスになっており、水中を進むことになる。
ペーパーマリオシリーズ
マリオストーリー
ステージ2で、ゴツゴツ山を抜けた先に広がっている。サンボやボロドーがうろついていて色々と危険なためか住民は東にあるカラカラタウンに住んでいる。また謎を解くことでアラビンいせきが登場する。
全部で49もあるエリアで構成されており、どれも似たような見た目なので慣れないうちは中心部を通る道に沿って進むといい。中央のエリアにはサボテン岩があり、「サボテン岩から南に3つ、西に2つ」のようにこれを目印にしたヒントが出されることがある。
一部のエリアにはつむじ風がおり、触れると別のマップに飛ばされてしまう。ランダムな場所に飛ばされるように見えるが、実は移動先はつむじ風がいるエリアの右上のエリアという法則がある。
オアシスで採れるレモンやライム、敵を倒すとたまに落とすカラカラの実等、ここでしか手に入らないアイテムも多い。特にカラカラの実は序盤にしては優秀な回復量を誇るので拾えたらラッキー。
ちなみに手前のゴツゴツ山へはキノコタウンから「K64」という機関車に乗っていくのだが、これはマリオカート64に登場する機関車と同一のものだと思われる。
続編のペーパーマリオRPGには直接登場しないものの、カラカラさばくに石油を掘り当てに行こうとするモコリムというキャラクターが登場する。彼に投資をするとコインを倍以上にして返してくれる。またカラカラさばくでの日々を綴った日記を読むこともできる。
ペーパーマリオ スーパーシール
ワールド2-1に登場。入口の扉を開けるには特定のシールを揃えておく必要がある。
流砂に飲み込まれないように気をつけながら進むのだが、それだけでは完全にクリアすることのできない謎解き要素もあるステージ。
マリオシリーズに登場する他の砂漠
- あっちっちさばく
- スーパーマリオ64に登場。中央部に大きなピラミッドがそびえ立つコース。
- ヘイホーデザート
- マリオゴルフ64に登場。砂地の多いコース。ヘイホーの顔をしたサボテンが見られる。
- ジリジリさばく
- マリオパーティ3に登場。蜃気楼のせいでミレニアムスターが2つあるように見える。
- ヨッシーさばく
- マリオカートアドバンスに登場。背景にヨッシー型のスフィンクスが見える。ちなみにこのヨッシースフィンクスは他のゲームにも登場する。
- サンサンさばく
- マリオカートDSに登場。スーパーマリオブラザーズ3の世界観をモチーフにしたコース。
- ハラハラさばく
- マリオパーティ7に登場。ワンワンでスターを奪い合うコース。
- ザラザラ砂漠
- マリオ&ルイージRPG2に登場。スマブラXでBGMアレンジが使われた。
- コダーイさばく
- スーパーペーパーマリオに登場。クリアするには古代の民が仕掛けたナゾを解く必要がある。
- ドッスンさばく
- マリオカートWiiに登場。中央にドッスンがおり、波を発生させてくるバトルステージ。
- カラカラいせき
- 上記と同じくマリオカートWiiに登場。ここに挙がっている他のコースと異なり名前に「砂漠」こそついていないものの、コースの大半が砂で覆われており、コース上には数匹のサンボがいる。前半に1箇所だけだが、オアシス上に架けられた橋を渡る箇所がある。
- デザートさばく
- New スーパーマリオブラザーズ Uに登場。後にマリオゴルフ ワールドツアーでもDLCコースとして登場する。背景の岩がケーキやアイスクリームをモチーフとしており、食後のデザート(dessert)と砂漠(desert)とのダブルミーニングとなっている。
- ホネホネさばく
- マリオカート8に登場。
参戦できなかった腹いせからかカロンが障害物としてうろついている。 - ヤケスナさばく
- ヤケスナ大さばく
- ミギさばく
- ミギオクさばく
- ヒダリさばく
- ヒダリオクさばく
- いずれもペーパーマリオ オリガミキングに登場。ヤケスナさばくを中心に他の各さばくが並ぶエリア構成となっている。古代に文明が栄えた地であり、歴史都市のキノピサンドリア、地下の火ガミ神殿、王をまつるキノピチュ遺跡といったエリアも出現する。
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関連項目
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