カルレス・プジョル(Carles Puyol i Saforcada, 1978年4月13日 - )とは、スペインの元サッカー選手である。現役時代のポジションはDF(CB、SB)。長年バルセロナのキャプテンを務めた。チャームポイントは巻き毛。
概要
1995年にスペイン・リーガ・エスパニョーラのバルセロナのカンテラへ入団。入団当初はMFやFWなど色々なポジションを経験したが、右サイドバックにコンバートされて頭角を現す。1999年にトップチームデビューを果たし1999-00シーズンには24試合に出場した。その後トップチームに定着し、2003年頃からは守備力を見込まれセンターバックとして起用されるようになった。2004年にキャプテンであったルイス・エンリケのあとを受けキャプテンに就任。2005-06シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグで優勝を成し遂げ、初めてキャプテンとしてビッグイヤーを掲げた。
2008-09シーズンにはスペインのクラブとしては初となるクラブの3冠達成(UEFAチャンピオンズリーグ、リーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイ)に貢献。翌年のFIFAクラブワールドカップ2009でも優勝を果たした。2010-11シーズンには自身3度目となるUEFAチャンピオンズリーグ優勝を達成。しかし2010年代に入ってからは度重なる負傷で思うようにプレーができなくなり、2014年に現役引退を表明。バルセロナに在籍した15年間の中で合計21のタイトルを獲得し、リーガ・エスパニョーラに392試合出場した。
現役時代は身長178cmとセンターバックとしては小さい分類であったが、高い集中力と闘志を武器にプレーをしていた。常に味方を鼓舞し続け、それは3-0で勝っていようが0-3で負けていようが変わることはなかったという。
代表
2000年にスペイン代表デビュー。2002 FIFAワールドカップ、2006 FIFAワールドカップ、2010 FIFAワールドカップ、EURO2004、EURO2008などの国際大会に出場。スペイン代表の黄金期のメンバーとして活躍した。
EURO2008ではカルロス・マルチェナとコンビを組んで優勝に貢献。ともに大会ベストイレブンに選出された。
2010 FIFAワールドカップではジェラール・ピケとのコンビで鉄壁の守備陣を形成。準決勝のドイツ戦では後半44分にそれまでの拮抗状態を破るヘディングシュートを決めた。決勝のオランダ戦も1-0の無失点で抑え、スペイン至上初となるワールドカップ優勝に副キャプテンとして大きく貢献。2012年の代表引退までに100試合3得点を記録した。
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