残虐超人の戦いは冬の太陽の光と同じである
それは照らしはするけれど 決して暖めはしない──
カレクックとは、漫画『キン肉マン』に登場するキャラクターである。
CV:佐藤正治、増谷康紀(Ⅱ世)、利根健太朗(完璧超人始祖編)
概要
頭の上に食べ物を載せることで超人の力を引き出す頭載格闘術(マーラレスリング)の使い手で、カレーライスの皿を載せた超人。
「カレクック」はリングネームで、本名はシン。(このような例はキン肉マン/キン肉スグル、ウォーズマン/ニコライ・ボルコフなどがある)その名は 「頭にカレーを載せた外道」 という意味を持つ。
ヒンズー教徒のような服装に、褐色肌にスキンヘッドという風貌。頭の上のカレーは飾りではなく本物であり、戦闘用として使っているカレーは見た目は日本風だが、スパイスの利いた刺激の強いインド系。スパイスは荒く具材の野菜は大きめで尖らせており非常に不味い。ちなみに頭に乗せている食物はパワーを供給するものであり、牛丼などの他の物でも代用はできる。
ファイトスタイルはテクニックと残虐ファイトを組み合わせたもの。圧倒的なパワーやスピードを持つわけではないが、ヨガの動きを取り入れた独特の動きによって相手を困惑させ、ここぞというときはえげつない残虐ファイトによって勝負を決める。
世界三大残虐超人の一人に挙げられるほど作中でも著名な残虐超人であり、他の有名な残虐超人(ラーメンマン、ウォーズマンら)がアイドル超人入りしてからは残虐超人の例を挙げる時によく描かれる。
登場回数は少ないものの、作者のゆでは彼を気に入っていたようで、後年になって彼を主役とした読み切り漫画が執筆され、さらに正義超人の一角として敵勢力を迎え撃つ展開が描かれている。
プロフィール
来歴
修業時代
かつて頭載格闘術の修行者であったシンは免許皆伝にふさわしい実力を身につけたが、アジャンタ師匠からは怒りの感情を指摘され、皆伝を許されなかった。そして一年間怒りを禁じる修行の旅を命じられ、成し遂げることができたら皆伝を許されると告げられる。
一年後、修行の旅を続けていたシンは、大英帝国インド超人総督の末裔それは何の意味があるんだを名乗る超人ケンブリッジマン一味が街で暴虐を働く場面に遭遇。いったんは怒りを抑えていようとしたものの、やはり悪行を見過ごすことができず、師匠から禁じられていた和風カレーライスを頭に乗せて全力を解放。怒濤の攻撃でケンブリッジマンを殺してしまう。
悪を倒し、街を救ったシンであったが、彼の周りにあったのは街の人々の恐怖の表情だった。しかし彼は人々の態度を非難することも無く、静かにその場を立ち去っていく。
こうして彼は残虐超人カレクックとなったのだ。
残虐超人としての活躍
その後、カレクックはラーメンマン、ブロッケンマンと並ぶ世界三大残虐超人と呼ばれるほど有名になる。
第20回超人オリンピックでは、本戦1回戦において初出場のキン肉マンと対戦。試合開始から凶器攻撃でキン肉マンの頭部を傷つけ、傷口にカレー・ルーを刷り込む残虐ファイトで圧倒する。しかし、うっかり頭の上のカレーの皿を割ったことで形成が逆転。スパイスの刺激によって狂乱状態のキン肉マンの残虐殺法に恐れをなして逃走。試合放棄とみなされ敗退となる。
その後は試合が描かれる機会は無かったが、「アメリカ遠征編」では、ザ・マシンガンズの応援にかけつけている。「黄金のマスク編」では、キン肉マンvs悪魔将軍のリングを支える超人の中に姿があった。
また、正義超人スカイマンとのタッグ(ジョイント・ナンバーワン)で銀河系超人タッグのタイトルを保持、後に四次元殺法コンビに敗れてタイトルを奪われた事が語られている。
もともと「正義のために残虐ファイトで戦う超人」であったのだが、完璧・無量大数軍が襲来した時期には人々にも受け入れられるようになっていた様子で、ファン感謝デーで子供たちにカレーをふるまっている姿が描かれている。
襲撃してきたストロング・ザ・武道に立ち向かうものの、さすがに太刀打ちできる相手では無く、超人パワーを奪う超能力「零の悲劇」によって人間に変えられてしまう。(修行中のシンの姿とは異なる、髪の生えたインド人の姿)
オメガ・ケンタウリの六鎗客編
完璧超人始祖との戦いの後は、無事に超人へと復帰。新たに出現した敵勢力「オメガ・ケンタウリの六鎗客」との戦いに「正義の五本槍」として参戦。サクラダ・ファミリア特設リングにおいてマリキータマンと対戦する。自身は残虐超人であることをアピールしており、完全に「残虐超人=残虐ファイトを用いる正義超人」で設定が固まったようだ。
仲間達が次々に打ち破られる中、友情パワーについて研究しようとするマリキータマンに対して、友情パワーを発動しないため残虐ファイトを用いて対抗。その心理を「仲間を殺された恨みにかられた、理性的な怒り」と看破されると、自我を失うほどの怒りで立ち向かうものの、やはり友情パワーを使わなければマリキータマンの力には及ばなかった。
マリキータマンはカレクックに友情パワーの使用を要求。応援に駆けつけたキン肉マンも全力を尽くして戦うことを勧めるが、カレクックは友情パワーの秘密を隠すために残虐ファイトを貫き通す。その姿勢にマリキータマンも武人として応じ、友情パワーを見ぬままカレクックを討ち取ることを決意。最後は、マリキータマンの「天道羽根抜刀」で脇腹を切り裂かれる。
敗北後、キン肉マンに応援に来てくれたことへの礼と応援の言葉を残して力尽きた。
キン肉マンII世
残虐超人の立ち位置が変わり、初代では「正義超人の一部」だったのが「悪行超人の一部」と正反対になってしまった。そして残虐超人の例として「一般市民を襲うカレクック」のイラストがあり、本来の経歴と全く違うこの場面は「イメージ図」だの「捏造」だの「ゆでだから」だのとさんざん突っ込まれている。
当人は正義超人訓練学校ヘラクレス・ファクトリーの教官に就任しており、もちろん悪行超人では無い。いきなり設定の齟齬が見られており、「II世でのカレクックは残虐超人ではなく正義超人」と考えるか、「やっぱりあのイメージ図は無かった事に」とするべきか。
様々な超人の息子や弟子が登場する作品の中、いかにも関連がありそうなナンキーマンという超人がVジャンプ版に登場したのだが、カレクックとの関係が語られる事は無かった。
頭載格闘術(マーラレスリング)
カレクックが師匠・アジャンタから学んだ格闘術。正義超人寄りの流派。
「その心ガンジスの水面のごとくあらん」という戒律のもと、頭に花冠(マーラ)を載せ戦う流派。この流派の使い手は花冠を頭に乗せることで極限まで力を引き出すことができる。
ただ、カレクックの場合はカレーを頭に乗せることで「怒り」の力で目覚めたものであり、本来のものとは離れたものになっているようで、彼が残虐超人としてカテゴライズされているのもその「怒り」の力が理由となっている。
ちなみにアジャンタ師匠は頭にナンを、師匠の横にいた人物は鳥の丸焼きやケバブを頭に載せていた。
後に、ティーパックマンの回想シーンに頭にティーカップを載せた連中と修行している場面が描かれ、ファンの間では関連性が推測されている。(ティーパックマンの出身国スリランカはインドのすぐ隣だから交流が容易である、とか)
必殺技
- ガラムマサラサミング
- 激辛カレーを手に取って相手の顔面に叩きつけ、目や鼻の感覚をマヒさせる。超人外伝でのケンブリッジマンとの闘いで名称が判明。
- カレールーガウジング
- 頭部に乗せたカレーを相手の傷口に刷り込むえげつない残虐技。
超人オリンピック戦のキン肉マンで繰り出した技であるが、ブラウザゲーム「キン肉マン 超人タッグオールスターズ」では、「ガラムマサラサミング」 という名前がつけられていた。 - 各種蹴り技
- 「ムサァー!!!」 という奇声から繰り出される強烈な蹴り技。ケンブリッジマンの強固な肉体を切り裂くほどの威力。
- 凶器攻撃
- 残虐超人らしく凶器で相手にダメージを与える。
キン肉マンにこの攻撃を仕掛けた後、カレーを擦り込んで攻撃した。 - チャルカスティング
- 杭を打ち込むようなキックで相手の体を貫く必殺技。ケンブリッジマンにとどめを刺した。
ちなみに 「チャルカ」 とはインドの手回しミシンのこと。マハトマ・ガンジーの写真と一緒に写ってるアレ。 - マンダラファイヤーボール
- 自分の両足を掴んで丸くなり、回転しながら体当たりをする。
- デモリッション・アーサナ
- 自分の両足を掴んで丸くなり、回転しながら体当たりをする。
- ガンジスブリーカー
- マリキータマン戦で披露した技。逆立ちになり、体を複雑に折り曲げ、両足でバックブリーカーを決める。自分の体の方が変に曲がってしまいそうであり、カレクックの柔軟な体だからこそ可能な技といえる。通常のバックブリーカーと違って背筋力と脚力で相手を締めあげているため、比較にならない威力がある。
関連動画
関連静画
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- ウォーズマン
- ウルフマン
- カナディアンマン
- カニベース
- キング・トーン
- キン肉族
- キン肉マングレート
- シシカバ・ブー
- ジェシー・メイビア
- ジェロニモ
- スカイマン
- スペシャルマン
- ティーパックマン
- テリーマン
- ドクター・ボンベ
- ハラボテ・マッスル
- ヒガンテマン
- ブロッケンJr.
- プリンス・カメハメ
- ベンキマン
- ペンタゴン(キン肉マン)
- ラーメンマン
- ロビンマスク
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