「力!! それそのものが… 小生の存在意義…そして! 男子の本懐で候ッ!!」
カレラとはニンテンドー3DSソフト『蒼き雷霆ガンヴォルト』の登場人物である。
概要
皇神の能力者狩り(ハンター)部隊に所属する第七波動能力者にして七宝剣の一人。
第七波動と体術を組み合わせた我流武術を扱う武闘家の青年。一人称に「小生」、語尾に「~で候」といった奇妙な武士言葉を使い「力」や「強者との闘い」といったものに対し異常なまでの執着を見せる。
就職前は道場破りなどを続けており常勝無敗を誇っていたが、やがて自分と対等に闘える相手は第七波動能力者しかいないと考え始め、「皇神の能力者狩り部隊に入れば強い能力者と戦える」と思い込み自ら皇神の面接を受ける。そして、念願叶って皇神に入社したカレラだったが、彼の第七波動を受けた能力者はその力を無効化されすぐに戦闘不能に陥る為、結局自身のポリシーである“全力同士のぶつかり合い”が果たせず、その欲望は満たされないままだった。
後述するが、彼の持っている第七波動は非常に稀有な物であり、皇神に採用された理由もその能力を買われての一芸入社に近い形だった。
第七波動“磁界拳(マグネティックアーツ)”
特殊な磁力エネルギーにより、あらゆるものを引き付ける第七波動。
この第七波動を有している人間は歴史上カレラしか存在しないという、ある意味“蒼き雷霆(アームドブルー)”以上に貴重な能力。能力を持っている人間の前例がなかった為、彼が名乗る我流武術の名称がそのまま皇神の登録名として採用されている。
自らに纏わせた磁力と床に付与させた磁力を反発させることで身体を浮かせることや、逆に壁に付与させた磁力と引き合わせることで自身を高速移動させることが可能。また、吸引した対象をコントロールすることも可能であると推察されており、やろうと思えば“念動力(サイコキネシス)”に近い芸当も可能なのかもしれない。
しかしこの能力の真価は、相手の第七波動を封じることができるという異質性にある。全ての第七波動に有効かは定かではないが、作中ではSSランク能力である“蒼き雷霆(アームドブルー)”はおろか、魂を操る究極の能力“生命輪廻(アンリミテッドアニムス)”さえも封じているため、第七波動能力者との戦闘においては最強の能力といっても過言ではない。…が、残念なことにカレラの性格上細かいコントロールが出来ておらず、その能力の全ては引き出せていない。
ボスとしての強さ
七宝剣トップクラスの体力(メラク、デイトナと同値)を持つ上、どこが安全地帯か分かり辛い「縛掌力腕」「電磁加速拳」や、ブラックホールでプレイヤーを強引に引き寄せ爆破するスペシャルスキル「超重磁爆星」など、初見では対処し辛い要素がいくつかある。…が慣れたプレイヤーからはただのサンドバックと化すこともあるほど実は弱い。
体力こそ多いが、攻撃前後(特に「体当たり」)の隙が大きいため3重ロックでまとまったダメージを与えやすい。また、他の七宝剣達の通常技が大きく分けて4~5種類あるのに対し、カレラのみ「体当たり」「縛掌力腕」「電磁加速拳」の3種類しかない為パターン化しやすく、どの技も攻撃前の予備動作が分かりやすい。そしてスペシャルスキルの「超重磁爆星」も実は雷撃鱗を使わずダッシュ連打しているだけで簡単に回避可能。
このようにカレラ自身の強さは大したことはないのだが、先述した通り彼の能力は実に厄介であり、それは後にとある科学者の少年の手によりプレイヤーの身をもって知らされることになる。
カレラEX
『爪』のDLC「EXデータ施設」のボスとして登場。
前作で弱ボスだった反動か、今作では全ての技が強化されており文句なしの強敵として立ちはだかる。
特に切り札である「超重磁爆星」が凶悪無比。前作ではダッシュ連打で楽に回避可能だったが、今回はブラックホールの発生位置がカレラと反対方向の画面端に変更。闇雲にダッシュを連発するとカレラに接触し、逆にダッシュが足りないとブラックホールに吸い込まれ、トドメといわんばかりに大量の金属片が飛来してくるという鬼畜仕様となっており、生半可な覚悟で挑むと高確率で爆発四散の憂き目を見ることになる。
関連動画
関連項目
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