カワウソとは、ネコ目(食肉目)イタチ科カワウソ亜科に属する哺乳類の仲間の総称。
あるいは、上記の動物のカワウソが化けて出るとされる、子供のような姿をした妖怪。
動物の概要
属からもわかるように、平たく言えば泳ぐイタチ。その名の通り川などに生息する細長い生き物。特殊な剛毛で身体を覆い、体温の低下を防ぐ。細長いのは水の中で泳ぎやすくするためである。
その毛皮の価値が高いことから乱獲され、ほとんどの種が絶滅を危惧されている。また、我が国日本固有のカワウソであったニホンカワウソは、ついに絶滅となってしまった。
現在は海外産のカワウソが日本の動物園で見られるくらいである。
意外とワイルド
愛らしい顔立ちとスタイルをしているが、イタチの仲間ということもあって、肉食性を持ち合わせている生き物でもある。
普段はエビやカニ、カエルなどを食べているが、時として同じ哺乳類であるネズミや、油断して地上に降りていた鳥まで食べてしまうことがある。
本来は自分の体長以上のものを狙ったりすることはないが、時として自分の体長並かそれ以上の相手まで襲う。
カワウソは非常に賢く、見張りを立てつつ岩から滑って遊ぶという行為を行うことがある。その賢さゆえに、自分が狩れると十分に判断した相手なら平気で体躯のデカイ相手にも襲い掛かる。
動画のランキングにもあがって特に有名になったのは、サルやワニを襲うというものである。
特にサルに関しては、海外の動物園で何故か同じ空間で飼育されているサルとカワウソのゾーンで起こった事件であり、来場者を震撼させた。なお、これはサルが日頃カワウソを挑発していたため、怒ったカワウソが見せしめを兼ねてか複数で一匹のサルに襲いかかり、水の中に引きずり込んだものである。
カワウソからの集団リンチに合うサルの断末魔の叫びは、我々人間も他人事とは思えない…。
とか思ってたら、実際に人に襲いかかってくることもある。流石に捕殺されるほど恐ろしいものではないが、迂闊に手を出せば指の一本や二本は覚悟しなくてはならないかも。カワウソは賢いゆえ、自分の恐ろしさを相手に植えつけることによって身を守るのである。
でも基本的にカワウソは頭が良いので、クマ牧場のヒグマのように「人に愛嬌を振り撒けば食事がもらえる」とわかればその愛くるしい姿を惜しげも無く見せてくれる。
みんなもカワウソのことをしっかり理解して、怒らせないように付きあおう!
関連動画
かわいいカワウソ
恐ろしいカワウソ
関連項目
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