カントリー・ロード(Take Me Home, Country Roads)とは、アメリカのポピュラーソングである。
概要
(原曲)作詞:ビル・ダニフ、ジョン・デンバー 作曲:タッフィー・ナイバート、ジョン・デンバー
(本名陽子のカバー版)日本語訳詞:鈴木麻実子、補作詞:宮崎駿、編曲:野見祐二
元々はジョン・デンバーが1971年に発表した曲で、オリビア・ニュートン・ジョンをはじめ、多くの歌手によってカバーされている。原曲はアメリカのウェストバージニア州を舞台とした望郷の歌である。なお、作詞した二人は実際にはウェストバージニアには行っておらず、詩に登場するブルーリッジ山とシェナンドー川は同州の中ではなく隣のバージニア州にある。もっとも、同州の中でブルーリッジ山とシェナンドー川を一望できるポイントが有るらしく、詩の内容は結果的には嘘ではない。
日本では、スタジオジブリ映画「耳をすませば」の主題歌として特に有名であり、オープニングでは上記のオリビアが歌った楽曲が、劇中歌とエンディングでは主人公の月島雫を演じた本名陽子がカバーしたバージョンが歌われた。劇中では雫が日本語訳したという設定だが、実際に翻訳したのは鈴木敏夫プロデューサーの娘である鈴木麻実子。
劇中で雫が歌うシーンではアニメーションと同様に、ヴァイオリン、リコーダー、リュート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、タンバリンの伴奏によるアコースティックアレンジ版が演奏された(この編曲も野見祐二である)。現在では、この日本語訳版は合唱曲にもなっており、歌詞の内容から卒業式でも歌われる機会が増えている。なお、耳をすませばの舞台が多摩市関戸・桜ヶ丘地区であることが縁で、京王線聖蹟桜ヶ丘駅の接近メロディに採用されている。
スポーツ方面では、Jリーグチーム・ベガルタ仙台のサポーターが入場時にこの曲をチャントとして歌う。ラグビーワールドカップ2019では日本代表を応援する替え歌「ビクトリー・ロード」として歌われたり、試合の合間に海外サポーターによる大合唱が起こったりと、様々な場でこの楽曲が流れた。
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